ファンを育てるという考え方が重要

マーケティングの重要な用語の一つにカスタマージャーニーというというものがあります。カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを購入するのに至るプロセスの事です。
カスタマージャーニーの典型として語られるのが、以下のようなプロセスです。

・認知
↓
・興味
↓
・比較検討
↓
・購入
↓
・リピーターになる

消費者はまず何かしらの形で商品、サービスを認知して、興味関心を持ち、その商品、サービスに関して深く調べ競合と比較し、購入します。
その後、リピーターとなってロイヤルなファンになっていくと言うプロセスを辿ります。これらはマーケティングの基本的な考え方として、ぜひ覚えておきましょう。

コンテンツマーケティングでは、コンテンツを通してこのカスタマージャーニーをより押し進めていくようにアプローチします。それぞれのステージにいるユーザーに適切なコンテンツを出し分け、次のステージに進んでもらうよう促します。

あなたのことを名前だけくらいは知っている人(認知層)に対しては、よりあなたに興味を持ってもらえるようなコンテンツを提供しましょう。また、買いたいとは思っているけれど悩んでいる人(比較検討層)には、一押しして購入してもらえるようなコンテンツを提供するといいでしょう。

このように、それぞれの層に合わせて最適なコンテンツを用意することで、ファンを育ていきます。コンテンツを通してファンになってくれる見込みのある人に対して、価値を理解してもらいながら購入、ファン化へ向けて育てていきましょう。

まず日々の発信の仕方を変えよう

大々的にコンテンツマーケティングと言っても、個人単位でできることには予算や時間に制約が多いでしょう。多額の予算を使ってコンテンツを作ることに注力していて、肝心の制作に手が回らないとなってしまっては本末転倒です。まずできることから始めていきましょう。

例えば、日々のTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで投稿を変えてみましょう。
ただ告知などの一方的な情報配信だけで完結している場合、カスタマージャーニーでいうと「認知」の部分へのアプローチしかできていません。興味を持ってフォローしてくれたフォロワーには、よりファンになってもらえるような情報を発信していきましょう。

また可能であれば、ブログやホームページはできるだけ持つようにしましょう。ソーシャルメディアの投稿は流れて行ってしまい過去のものを辿るのが難しいですが、ブログなどのメディアの場合、コンテンツが溜まっていきます。

一つのブログ記事が資産となり、それを自分のブログやホームページに持っておくことで、新しく興味を持って入ってきた人にも見てもらうことができます。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、「ユーザーの知りたい情報をコンテンツでつなぐこと」「ファンを育てること」がとても重要です。

日々の情報発信の意識を少し変えるだけで、ユーザーの食いつきが変わり、魅力を理解してくれるファンが増える可能性があります。マーケティングという言葉に萎縮せず、最適な伝え方を研究してみてくださいね。