iPhoneやMacなどに搭載されている便利な機能の1つに*「Spotlight(スポットライト)検索」*があります。使いこなせば使いこなすほど便利に感じるこの機能ですが、iPhoneユーザーの中でもこの機能の存在すら気付かなかったり、知ってはいるけれど使ったことがない人は多いのではないのでしょうか。

実はこのSpotlight検索機能は、単にWeb上で知りたい情報を検索することができるだけではありません。高機能であるがゆえに、使い方を学べば必要な動作がほんの数秒で完結してしまうのです。

そこで今回は、「Spotlight検索」を使いこなすための7つのテクニックをご紹介します。

Spotlight検索は、いわばパソコンでいうショートカットキーのようなものです。1回の動作で節約できる時間は数秒かもしれませんが、使いこなせばやりたい動作を本当にサクサクこなすことができてしまうのです。
  

iOSでのSpotlight検索の使い方

基本的なSpotlight検索の3つの呼び出し方について学びましょう。
  

1. ホーム画面で下に少しだけスライド

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ホーム画面でいつでも呼び出すことができます。Spotlight検索窓のほかに、場所や時間帯などによって、よく使うアプリが「SIRIの検索候補(APP)」として表示され、その下にはSpotlightの検索履歴が表示されます。
  

2. 待受・ホーム画面で右にスワイプ

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待受画面やホーム画面では、左から右にスワイプすることで、Spotlight検索窓とガジェットエリアが表示されます。Spotlight検索窓にフォーカスを合わせると、「SIRIの検索候補」などの画面が表示されます。

左から右にスワイプをした後、さらに上から下に少しだけスワイプをするとSpotlight検索窓に簡単にフォーカスすることができます。この方法を使うことで、ホーム画面に行かなくとも好きなアプリケーションを立ち上げることもできます。
  

3. アプリ起動中に上から下に大きくスライド→右にスワイプ

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一方、アプリを立ち上げている時に、急にSpotlight検索を使いたくなった時には、一旦ホーム画面に戻らなければならないのでしょうか。

実はアプリを立ち上げている途中でも上の端から下に大きくスライドをすることで待受画面に戻ることができ、そこから右にスワイプすることでガジェット一覧画面にたどり着くことができます。

この挙動を覚えてしまえば、いちいちホーム画面に戻る必要なく、別のアプリを立ち上げたり、スケジュールやメールを確認したりできるようになるのです。

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ちなみに、Mac OSの場合は、*「Command+スペースキー」*を押すことでSpotlight検索ができるほか、メニューバーの右端の虫眼鏡マークをクリックすることでも検索を行うことが可能です。
  

「Spotlight検索」を使いこなすテクニック7選

Spotlight検索の醍醐味は、何と言ってもホーム画面に戻ったりアプリを立ち上げることなく、様々なものが検索できたりすることです。それでは早速「Spotlight検索」を使いこなすテクニック7連発を見ていくことにしましょう。
  

1. アプリランチャーとして使う

iPhoneやiPadでたくさんのアプリを入れている時によく起こるのが、「このアプリ、どこに入れてた?」と思い出しながら、アプリを探してしまうことです。数ページに渡ってアプリが乱雑に置かれていたり、複数のフォルダわけをしている方の場合は、利用したいアプリを探すだけでも20〜30秒くらいかかってしまうのではないでしょうか。

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そこでSpotlight検索が大活躍します。立ち上げたいアプリの頭文字を2〜3文字入れるだけで、Siriが検索候補を表示してくれるのです。例えば、「NewsPicks」を立ち上げたい時には、「New」と入れれば検索候補を表示してくれます。

同じく、Macでも、LaunchPadを立ち上げてからアプリを探すのは時間がかかってしまうので、Spotlight検索で探しましょう。「Illustrator」を立ち上げたい時には、「Il」と入力するだけ、という具合です。また、「AirDrop」や「このMacについて」といった項目も素早く立ち上げることができます。
  

2. 電卓の代わりに使う

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何かを計算したい時に「電卓」アプリを立ち上げるのもいいですが、Spotlight検索窓に数式を入れることでも計算を行うことができます。

むしろSpotlight検索窓での計算のほうが優れている点は、括弧も含めた演算子を使って自由に計算ができます。

ちなみに各種関数や定数pi(円周率)も利用することができます。「cos(x)」で余弦(xはラジアン)、「atand(x)」で逆正接(xはラジアン)、「log(x)」で底が10の対数、「x!」でxの階乗、「sqrt(x)」でxの平方根、「pow(x,y)」でxを底としyを指数とするべき乗、といった具合に、基本的な計算関数を備えているのです。
  

3. 為替レートを調べる

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海外に行く時に便利なのが、Spotlight検索で為替レートを調べる方法です。為替レートは、Google検索でも利用できますが、Spotlight検索を使ったほうが格段に早くなります。

使い方は簡単で、Spotlight検索窓に「1ドル」「10CAD」(カナダドル)「57ユーロ」のように、数字と通過単位をセットで入力するだけです。
  

4. 辞書がわりに使う

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意味のわからない英単語や日本語も、Spotlight検索を使えばGoogle検索よりも早く意味を確認することができます。

使い方はいたってシンプルです。Spotlight検索窓に調べたい単語を入力すれば、「辞書」の項目に調べたい単語の意味が載っています。
  

5. メモやEvernoteの文書を探す

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メモアプリやEvernoteなどで入力した文章の中身も探すことができます。対応しているアプリは限られていますが、逆に検索対象にしたくないものがあれば「設定」画面の「Spotlight」設定でオフに切り替えができます。
  

6. 周辺検索機能を使う(iOSのみ)

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「コンビニ」「ファーストフード」「中華料理」など、探したい施設のキーワードを入力すれば、周辺施設の検索を行うことができます。
タップすると詳細が表示され、経路を確認することもできます。
  

7. 音声検索を駆使する

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キーボードを使って入力をする時間すら節約したいのであれば、音声検索を駆使するような方法もあります。

iOSでは、Spotlight検索窓の横にマイクボタンがあるのでそのボタンを押すか、キーボードのマイクボタンを押すことでマイクに切り替えることができるので、検索したいキーワードを話しかけるだけです。

Mac OSの場合、「Fn」キーを2回(Fn+Fn)押すと、音声入力モードになるので、Spotlight検索を立ち上げた後に音声検索を使ってみましょう。
  

まとめ

Spotlight検索機能を使いこなせば、アクセスしたい機能に本当に素早くアクセスすることができます。最初は慣れずにSafariを開いてGoogle検索をしてしまうかもしれませんが、Spotlight検索を少しでも使えば「こんなに便利だったんだ」と思っていただけるのではないでしょうか。

ぜひ、お手持ちのiPhoneやMacでの操作性を向上させ、生産性を上げていきましょう。