たった4本の動画で計11万リツイート!裏しろたま動画で話題の日清チキンラーメン宣伝部担当者にユーザーの反響を得るコンテンツ作りについて聞いてみた
ソーシャルで反響を得るコンテンツ作りのポイントは「ツッコミやすさ」
ferret:
コンテンツを公開したことで、どのような反響がありましたでしょうか。
佐野氏:
Twitterの反応が一番良かったんですが、リツイート数といいね数を合わせると20万を超えました。それだけではなく、まとめサイトやYahoo!話題なうに取り上げられています。
最近、我々も何となくわかってきたのですが、話題が広がるまでにはいくつかのステップがあるようです。例えば、Twitterでツイートされると、Yahoo!話題なうのようなメディアに取り上げられます。そのニュースをきっかけに、まとめ系サイトが立ち上がって、さらに話題になるとYahoo!ニュースもトップに上がるといった仕組みですね。
ただ、もちろんTwitterでの反響は狙っていたんですが、予想以上でした。通常はYouTubeの公式ページでの再生回数が一番多いんですが、今回はTwitterでの再生が一番多かったです。
ferret:
今回公開した4本それぞれの反応はどうだったんでしょうか。
佐野氏:
一番、反応が良かったのは「しろたま安全ビデオ」です。あと「しろたま警察24時」もかなりの反響を得られました。最初はTwitterで安全ビデオが大きな反響を得て、警察24時が追いかけるように話題となりましたね。2つのテレビ番組に取り上げられましたが、どちらも警察24時が取り上げられています。
ferret:
テレビを見ない20代の若者層向けのプロモーションで、警察24時のようなテレビをモチーフにしたのはなぜでしょうか。
佐野氏:
モチーフのもととなった番組を、実際に見たかどうかはあまり関係ないと考えています。1回しか見たことなくても「あ、それっぽいよね」って突っ込んでくれると思います。
例えば、安全ビデオを考えても、10代のうち飛行機乗ったことある人って実際そんなにいないでしょう。ただ、リアルに作りこむことで、たとえ1回しか見たことない人でも「それっぽい」と感じてくれると思います。
過去に「どん兵衛」でクリスチャン・ラッセンが”かき揚げを描きあげる”という内容のプロモーションを行った際も同じことを感じました。10代の若者層がラッセンに対して持っているイメージは「なんか海の絵の人でしょ?」みたいなイメージしかないと思うんです。でも、面白いものは反応するし、何かしら共感が得られれば、どんどん共有してくれる。
参考:
[【どん兵衛×ラッセン】かき揚げを、描きあげる。|日清のどん兵衛] (http://www.donbei.jp/onikakiage/)
ferret:
Twitterでも大きな反響があったとのことですが、その理由を教えてください。
佐野氏:
あえていうなら、ツッコミやすさですね。
Facebook・Twitterどちらも多くのツッコミどころがあるものが受け入れられると思うんです。ただ、その中でも安全ビデオはたまごを吸ったり、チキンラーメンを抱えて避難したりといったネタが複数あるので、Twitter向きかなと考えています。
ferret:
「しろたま道白珠千家」も内容として面白いですが、こちらはラストに1回大きなツッコミが入る内容ですね。
佐野氏:
「しろたま道白珠千家」は実は生徒役には、チキンラーメンが出てくるとは知らせていなかったんです。普通の茶道の撮影だと思っていたら、先生がおもむろにチキンラーメンを出してくるという、リアルな表情を撮影しました。
こういうネタに対して、あとでネタを明かす方法もあるんですが、我々からするとそれはしたくないですね。見る人が見て、わかってくれればいいと思っています。
茶道教室をモチーフとした裏しろたま動画。生徒役の方が動揺する様子が伺えます。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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