動画は、文字や画像よりも情報量が多いため、ユーザーに商品・サービスの魅力を効率的に伝えることができます。しかしどのように動画を活用すればよいのか、イメージできていない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」を提供する株式会社オープンエイトが手がけた動画事例等をもとに、各シーン・業界での動画活用事例や活用のポイントについて解説します。

目次

  1. 動画を活用するメリット
  2. 動画のシーン別活用事例集
  3. 動画を活用して売上アップを目指しましょう

▼「動画活用大全」はこちら

動画活用大全

動画活用大全

ビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」のノウハウをまとめた動画活用大全です。

資料をダウンロード

動画を活用するメリット

動画を活用することには、次のメリットがあります。

短時間で多くの情報が伝わる

文字や画像だけでは、情報量が少ないうえに読み手・聞き手が理解するまでに時間がかかります。その点、動画は短時間で多くの情報を伝えることができます。

アメリカの調査会社​​「Forrester Research」のJames McQuivey博士によると、1分間の動画は180万語もの情報量を伝えられるとのことです。

短時間で効果的に多くの情報を伝えたい場合は、動画の積極的な活用をおすすめします。

文章よりも深く理解しやすい

文章は文字を目で見た後、その内容を頭で理解します。そのため動画よりも理解するまでに時間がかかることがあります。その上、図であれば一発で理解できる内容が文章でのみ記載されていると、その真意を理解するのに苦労するでしょう。

一方、動画は音声で言葉が直接耳に入るため、文章よりも早く理解しやすいのが特徴です。また、視覚効果によってより深く理解しやすく、ユーザーへ情報を伝える時間が限られているケースにも向いています。

視覚と音の効果により記憶に残りやすい

視覚効果や音声は、文章や画像と比べて記憶に残りやすい傾向にあります。そのため、動画を視聴したときは興味を抱かなくても、後からふとした瞬間に思い出し、購入に至る可能性も比較的高いと言えるでしょう。

営業資料においても、文章だけではなく動画も活用することで、製品・サービスの魅力が伝わりやすく、記憶に残りやすいことから、契約につながる可能性が高いと考えられます。

動画のシーン別活用事例集

動画は採用活動からマニュアル作成など、さまざまな企業活動の場面で役立ちます。ここでは、動画のシーン別活用事例を紹介します。

採用

採用活動に動画を使用することで、企業の認知度アップやPR効果が期待できます。採用コンテンツにおける動画は次の3つに分類されます。

  • インタビュー型
  • 会社説明型
  • ブランドイメージ型

上記のうち、インタビュー型と会社説明型について詳しくみていきましょう。

事例1：インタビュー型

森ビル株式会社は新卒採用の学生向けに、仕事内容に加え職場の雰囲気を感じられるよう、若手社員座談会の様子をインタビュー形式の動画にして配信しています。

インタビュー型の動画は、主に求職者が抱きやすい質問にインタビュー形式で回答します。インタビュー型の動画は求職者の疑問や不安を払拭するとともに、社内の雰囲気を伝えるのに有効です。

▼「採用活動（Wantedly）における動画活用」はこちら

採用活動（Wantedly）における動画活用

採用活動（Wantedly）における動画活用

こんな内容も動画に！採用活動（Wantedly）における動画活用について解説致します。

事例2：会社説明型

プラスチックの加工や製造を行う株式会社横井製作所は、理念や強み、事業内容を動画で紹介しています。

会社紹介型の動画は、会社の理念や事業紹介、福利厚生など、紹介内容がすでに定まっており作りやすいのが特徴です。そのため、初めて動画で採用コンテンツを制作する際にもおすすめです。

採用動画を活用する際のポイント

採用動画を活用する際は、タレントの起用やアニメーションの作成なども検討し、企業のブランドイメージを訴求しましょう。また求職者が不安に感じやすい職場の雰囲気や社風、将来性、ビジョンなどについても盛り込むことが大切です。

マニュアル

マニュアルを紙の資料だけでなく動画にまとめると、実際の業務風景も伝えられるため、業務の理解が短時間で深まります。社内向け・社外向けそれぞれの動画マニュアルの事例を詳しくみていきましょう。

事例1：社内向け

東洋ビルメンテナンス株式会社は、技能実習生向けのビジネスマナーや業務プロセスのマニュアルなどを動画で作成しています。社内サーバーにアップロードすることで、自宅や外出先からでも視聴できるようにしている点がポイントです。

事例2：社外向け

社外向けマニュアル動画は、製品・サービスの利用方法を顧客に説明する動画です。紙だけのマニュアルでは、知識がない場合に文章や画像だけで理解するのは難しいでしょう。理解できないとカスタマーサポートへ問い合わせるか、途中で利用を諦めてしまう人も出てきます。

こうした顧客の不便さを解消するのにマニュアル動画が役立ちます。動画によりカスタマーサポートの負担が減るほか、製品・サービスの利用方法が理解でき、顧客満足度の向上が期待できます。

賃貸アパート入居者の募集管理等を行う株式会社MDIは、入居者と潜在顧客の両方に向けて、ゴミの出し方や電気会社への申請方法などの動画マニュアルを提供しています。入居者マイページでの紹介やチャットボットへの埋め込みなどにより、動画視聴回数や顧客満足度が向上しました。

マニュアル動画を活用する際のポイント

マニュアル動画を活用する際は、必要なときに速やかに視聴できるように、環境を整えておくことが大切です。マニュアル動画作成時は目的を考え、その目的が達成できる内容の動画を作成しましょう。

マニュアル動画の活用方法やメリット、ポイントなどについての詳しい情報をチェックしたい方は、こちらのリンクから資料をダウンロードしてください。

▼業務改善を可能にするマニュアル動画の作り方を知りたい方はこちら

マニュアル動画活用で業務工数を大幅削減する方法とは？

マニュアル動画活用で業務工数を大幅削減する方法とは？

マニュアル動画の作り方の注意点や有効活用についてまとめました。

ECサイト

ECサイトでは、商品の魅力を伝えて購入につなげるために動画を活用します。Googleの調査によると、YouTube視聴者の70％が商品・サービス購入のきっかけを「YouTube動画」と挙げているとのことです。

それだけ動画は商品の魅力が伝わりやすく、購買意欲を高めると考えられます。それでは、ECサイトにおける動画の活用シーン・事例を2つ紹介します。

事例1：動画コマース

動画コマースとは、動画を視聴しながら商品を購入できるコンテンツのことを指します。動画内のリンクから商品購入ページに移動できるため、離脱率を抑える効果が期待できます。

株式会社ニトリは、インテリアや収納のアドバイス動画に特集ページへのリンクを設置し、購買行動を促しています。

事例2：動画広告

動画広告とは、動画の前後や途中に流れる広告のことです。YouTubeをはじめとした動画配信サイトで動画広告が配信されており、最近ではショート動画の広告も増えています。安価で始められるうえに大勢に視聴されやすく、認知度アップや見込み客獲得などに適した施策です。

ECサイトで動画を活用する際のポイント

ECサイトでは、商品購入を促すために、商品の魅力や特徴などを動画で伝えることが重要です。商品の使い方や役立つシーンなどを伝えることで、ユーザーが自分ごとに置き換えやすく、購買行動につながる可能性を高められます。

ECサイトの動画の活用方法やメリット、ポイントなどについての詳しい情報をチェックしたい方は、こちらのリンクから資料をダウンロードしてください。

▼動画でECサイトの集客力と売上をアップさせた成功事例はこちら

動画活用でECサイトの集客力・売上UPをする方法とは？

動画活用でECサイトの集客力・売上UPをする方法とは？

動画でECサイトの集客力・売上をUPさせる方法についてまとめました。

不動産業界

不動産業界は物件といった、平面で把握しにくいものを取り扱っているため、動画との相性が良いと考えられます。また、中古物件の選び方のようなノウハウや注意点も紹介することで、会社のイメージアップにもつながるでしょう。不動産業界における動画活用の事例を2つ紹介します。

事例1：物件紹介

動画での物件紹介は、物件の細かなデザインや雰囲気、レイアウトなどの情報をより鮮明にわかりやすく伝えることができます。周辺施設やアクセスなどを紹介する映像を組み込むことで、さらに理解が深まるでしょう。また、内見後に紹介動画を送ることで、再検討段階になったユーザーの購買意欲向上も期待できます。

実際の動画は以下ページでご覧ください。
​​【Video BRAIN】（不動産）商品・サービス紹介_01_不動産会社様

事例2：動画広告

不動産に関係する動画広告は、施工事例や建築知識などを紹介する動画がよくある広告です。スタッフの顔や人柄などがわかる内容であれば、ユーザーの不安を和らげることもできます。なお、不動産広告では「不動産の表示に関する公正競争規約」を守る必要がありますので注意しましょう。

不動産業界で動画を活用する際のポイント

不動産業界では住まい探しの段階ではSNSの動画広告、物件見学の段階では物件紹介動画など、段階に応じて必要な動画を活用すると良いでしょう。

製造業界

製造業界では、DX化の一環として動画活用が注目されています。採用活動やマニュアル作成、営業、広報など、企業活動のさまざまな場面で動画の活用が可能です。製造業界における動画活用事例を2つ紹介します。

事例1：営業資料

印刷インキや有機顔料の製造・販売を行うDIC株式会社は、オンライン商談の増加を受けて、モノづくり現場の技術力が伝わる動画資料を作成しました。オンライン商談の際に動画を共有画面で表示することで顧客がより理解しやすくなり、商談精度を高められるでしょう。

実際の動画は以下ページでご覧ください。
【Video BRAIN】（小売・メーカー）商品・サービス紹介_05_お客様の事例動画_DIC株式会社様

事例2：広報

パソコンなどの機器を開発・製造・販売を行うエレコム株式会社は、広報向けSNSとプレスリリース動画の組み合わせた施策を実施し、Twitterエンゲージメントが1.7倍に増加しました。動画を見たユーザーから製品に関するコメントが寄せられ、ユーザーとのコミュニケーションが増えたとも話しています。

製造業界で動画を活用する際のポイント

製造業界では、製品の魅力をしっかり伝えるために、わかりやすさに重きを置いた動画作成がポイントです。メカニズムの説明などにおいても、知識がないユーザーでも理解できるように、3Dモデルを用いた説明動画も検討するとよいでしょう。

製造業界における動画の活用方法やメリット、ポイントなどについての詳しい情報をチェックしたい方は、こちらのリンクから資料をダウンロードしてください。

▼製造業のDX化に役立つ動画活用方法を知りたい方はこちら

製造業のDX化！業務効率化に動画が欠かせない理由とは

製造業のDX化！業務効率化に動画が欠かせない理由とは

製造業で動画を使って業務効率化を図る方法を紹介しています。