災害対策、きちんとしていますか?

海沿いにお住みの方であれば津波、山沿いにお住みの方であれば土砂崩れなどにも注意が必要ですが、とりわけ日本に住んでいる全員が当事者意識を持つべきなのが、*「地震」*です。

地震は天気予報とは違っていつ発生するか予測が難しく、突如起こりうるもの。したがって、*「備えあれば憂いなし」*ということわざが示すように、常日頃から地震対策をしておくことが重要です。

地震対策には、家具の転落防止や非常食の確保、避難経路の確認など、さまざまなことが挙げられますが、特に今すぐにでもできるのは、*「手持ちのスマートフォンに地震対策用のアプリケーションをインストールすること」*です。

今回は、地震に備えて入れておきたい便利な国産・海外アプリを紹介します。

絶対に入れておきたいiPhoneアプリ15選

1. Yahoo! 防災速報

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https://itunes.apple.com/jp/app/id481914139?mt=8

Yahoo! 防災速報は、地震情報だけでなく、豪雨情報・津波予報・気象警報・避難情報・土砂災害情報・熱中症情報・火山情報などの情報を配信してくれる便利なアプリです。

iOS10以降のリッチ通知機能にも対応し、旅行先などの外出先ではその場所での速報を通知してくれます。

また、Apple Watchにも対応しているので、Apple Watchを腕に巻いているひとは腕の振動で地震などをチェックすることもできます。

夏の時期の普段使いには熱中症情報や豪雨情報など、冬には積雪情報などもチェックできるので、入れておいて損はないアプリです。

2. ウェザーニュースタッチ

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https://itunes.apple.com/jp/app/id302955766?mt=8

ウェザーニュースタッチは、気象のプロ400名が24時間体制で配信する気象情報を、広告なしで見られる無料アプリです。

こちらも花粉情報やスキー・スノボ情報などの普段使いもできる他、津波や台風進路などの防災・災害対策に役立ちます。

さらに、毎日の天気予報を動画で見られたり、全国400箇所に設置されているライブカメラで状況をチェックすることもできます。

3. AbemaTV

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https://itunes.apple.com/jp/app/id1074866833?mt=8

AbemaTVはすべてのコンテンツを無料で楽しむことができるインターネットテレビ局です。

普段はドラマやアニメ、趣味のチャンネルなどを視聴することができますが、災害時に役立つのがニュースです。

地震や災害時など、緊急ニュースをいち早く確認したい場合、外出先などでテレビがなくとも、ニュース番組を視聴することができます。

カフェ・飲食店・公共施設など、無料WiFiを開放しているところで閲覧すれば、よりスムーズな番組視聴やチャンネル切り替えが可能です。

4. News Digest

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https://itunes.apple.com/jp/app/id950527505?mt=8

News Digestは数々のニュースアプリの中でも、地震速報や災害速報などのライフライン型ニュースに強みを持つニュースアプリです。

「最速」と言いつつ報道が遅いアプリもありますが、即時性を意識しているアプリなので、かなり早い段階で速報を確認することができます。

もちろん、他のニュースアプリと同様に、スポーツや芸能、政治経済などのニュースも閲覧できるので、普段使いにも最適です。

5. Googleマップ

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https://itunes.apple.com/jp/app/id585027354?mt=8

Googleマップは、Googleが提供している地図アプリです。

日常生活でのナビゲーションにも便利なので使っている人も多いと思いますが、災害にも役立つ機能も搭載されています。

Googleマップには、インターネット接続がなくても検索や探索ができる「オフラインマップ」モードが搭載されています。事前にマップデータをダウンロードする必要がありますが、通信環境が悪い場合でも地図を閲覧できます。

また、交通情報や渋滞情報を表示する機能もあるので、自動車などで避難する際に、どこが混んでいるかも一目瞭然です。避難経路の場所のリストを作って家族や友人と共有することもできます。

6. Twitter

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https://itunes.apple.com/jp/app/id333903271?mt=8

Twitterは140字で伝えるマイクロブロギングSNSです。
世界中にいるさまざまなひとの「つぶやき」が見られますが、ハッシュタグをうまく使って「#地震速報」「#交通情報」などのように調べれば、場合によってはGoogle検索以上に新鮮な情報を入手することもできます。

また、東日本大震災の時には「電話は繋がらなかったけれどTwitterで安否確認ができた」という事例も多く確認でき、家族や友達へ無事を知らせるための手段の一つとしても利用することができます。

7. Facebook

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https://itunes.apple.com/jp/app/id284882215?mt=8

Facebookも多くの人が使っているSNSです。

さまざまな日常の投稿をアップロードすることができますが、家族や知人の安否情報を確認するための手段として利用することもできます。

8. LINE

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https://itunes.apple.com/jp/app/line/id443904275?mt=8

LINEはメッセージや無料通話を行うことができるコミュニケーションアプリです。

インターネット経由で通話を行うため、回線の混雑で通常の通話ができないときにも重宝します。
また、電話番号が分からない相手にも、LINEで繋がっておくことで緊急時に連絡を取り合うことができます。

9. Wire

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https://itunes.apple.com/jp/app/wire-private-messenger/id930944768?mt=8

Wireはエンドツーエンドで暗号化され、常にプライベートで安全な通信を行なっているメッセンジャーアプリです。

日本国内ではLINEユーザーが圧倒的に多いですが、回線が混雑したときに備えて入れておけば、メッセージだけでなく通話の予防線として活躍するでしょう。
通話は最大10人まで同時通話ができます。

また、プライバシーに焦点を当てているので、通話がハッカーや政府機関に読みとられる心配がありません。Wireの特徴や使い方は、以下の記事で詳しくまとめてあります。

参考:
メッセージを完全暗号化!セキュリティ対策ばっちりのチャットツール「Wire」とは

10. FireChat

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https://itunes.apple.com/jp/app/firechat/id719829352?mt=8

FireChatは、ネットワーク環境がなくともメッセージ発信をできる画期的な技術を利用したメッセージングアプリです。

圏外でも利用できる仕組みは以下の通りです。
BluetoothとP2P WiFi接続を利用してメッシュネットワークを作成するので、圏外であってもFireChatの利用者が200フィート(70メートル)以内にいれば、端末間でメッセージを転送することができます。

FireChatユーザーは端末数を増加させて、より大規模なネットワークを構築することができます。この大規模ネットワークを利用することで、メッセージが1つの端末から次の端末へと次々に転送され、宛先の端末まで送信されるという仕組みです。

つまり、携帯電話の通信ネットワークとは真逆で、利用者が増えれば増えるほど、より安定したネットワーク環境を作ることが可能なのです。災害に備えて、友人知人にもFireChatのインストールを勧めてみてはどうでしょうか。

11. Earthquake Alert

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https://itunes.apple.com/us/app/earthquick-earthquake-mapping-and-alert-system/id939773383?mt=8

Earthquake Alertは世界各地で起きているすべての地震をリアルタイムで伝えてくれます。

「世界」「日本」「アメリカ」のように特定地域だけをオンにすることができ、「マグニチュード3以上で通知」のような細かい通知設定をすることもできます。
日本では起きていないけれど、日本の周りで起きている地震をチェックしたいときにも役立ちます。

12. Life360

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https://itunes.apple.com/jp/app/life360-family-tracker/id384830320?mt=8

Life360は、大切な家族や友達の居場所がすぐにスマートフォンで確認できるアプリです。

GPSを用いて登録メンバーの位置情報を確認したり、メンバーが特定の位置に着いたら通知したりできます。
また、困ったときには緊急通知を発信したり、グループごとにチャットをしたりすることもできます。

子どもの防犯対策や、スマホの盗難・紛失時にも役立ちます。バッテリー消費が少ない省電力設計です。

13. ポケットシェルター

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ポケットシェルターは地震や津波が出た時に避難できる場所を教えてくれる防災アプリです。

事前にデータをダウンロードしておくことで、避難所データをオフラインで閲覧することもできます。

14. すぐれん

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すぐれんは多機能なスマホのなかで緊急時に必要な機能を備えたアプリです。
緊急時に使える機能だけに絞っているので、高齢者や子ども、持病を持った方のスマートフォンにダンロードしておきましょう。

アプリを開くと、起動後に大きなボタンに「警察に電話」「救急車を呼ぶ」があらかじめ設定されているほか、家族やかかりつけ医の電話番号を登録しておくこともできます。

15. メディカルID

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最後にご紹介するのは、iPhoneに標準でインストールされている「メディカルID」です。

「メディカルID」は、iOS8以降に搭載された「ヘルスケア」アプリの一つです。事故にあったりした場合に緊急搬送される際、メディカルIDをあらかじめ設定しておけば、医療関係者に伝えておきたい情報をすぐに確認してもらうことができます。

メディカルIDは、緊急時に救助者や医療関係者がすぐにアクセスできるよう、パスコードロックを設定していても解除なしで確認することができます。誰でも情報を閲覧することができる点は知って起きましょう。

まとめ

もしもの時は、いつやってくるかはわかりません。
地震が起きてからこれらのアプリをダウンロードするよりも、あらかじめダウンロードしておいたほうが困った時に役立つことが多いでしょう。

また、SNSをはじめとしたメッセージアプリでは、家族や友人にも同じアプリをインストールしてもらったり、緊急時の対応や避難場所、合流場所を共有しておくことが大切です。
いざという時のために備えて、しっかりと対策を行いましょう。