昨今の動画市場の盛り上がりには目を見張るものがあります。その中でも特に動画配信プラットフォームとしても世界的に人気なのが、YouTubeです。
2017年6月時点で月間ユーザー数15億人を突破してたと発表されています。

参照:
YouTubeの視聴ユーザー数が月間15億人を突破|GIGAZINE

これは世界の人口の約5人に1人がログインしていることを示しており、先に参照記事として提示した記事内でも紹介されているように、他の動画サービスの追随を許さない勢いです。

そんなYouTubeがさらなるユーザー獲得のため、2017年8月7日にモバイル版YouTubeアプリに向けて新機能を提供したことを発表しました。
これはスマートフォンの普及によりパソコンでの動画の視聴時間よりもモバイル上での視聴時間が年々増加傾向にある時代の流れを組んでの施策と考えられます。

参照:
モバイル動画のトラフィックは毎年55%増加!10代がスマホで動画を視聴する時間は4年で185%に | movieTIMES ムービータイムス

今回は、YouTubeより発表された新機能の、チャット・動画共有についてご紹介します。
早めに機能の内容と使用方法をマスターして、プライベートだけではなくビジネス上での活用方法を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、利用にあたり注意したい点もあります。記事内の「まとめ」項目で注意点をご紹介していますので、読み落とさないよう留意してください。

チャット・動画共有機能とは

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App Store
Google play

今回新しく追加されたチャット・動画共有機能は、YouTubeのモバイルアプリ版で動画を閲覧している際に他のユーザーに動画を共有したりチャットを行ったりすることができるものです。
これまで動画を共有したい場合は共有URLを取得してコピーし、メールやLINEなどほかのメッセージアプリを起動してペーストし、共有する必要がありました。
しかしこの新機能により、YouTubeというプラットフォームから離脱することなく動画の共有ができるようになっています。

一度に共有できる人数は最大で30人までで、テキストメッセージのみのやり取りも可能です。
新しいメッセンジャーツールと捉えることができるでしょう。

この機能は、2016年の半ばからカナダやアメリカなどでベータ版がテストされていました。

参照:
YouTubeでビデオを友だち等と共有するときチャット〜メッセージングができるようになった | TechCrunch Japan

1年以上のテスト期間を経て公開されたこの機能は、今後もより便利にするためにさまざまな機能が追加される予定です。
ただ友だちと動画を共有してチャットを楽しむ、というだけではなく、ビジネスでも例えば自社アカウントからヘビーユーザーなどのファンに向けて動画を配信するなどの施策も検討できます。