「総合型」「特化型」クラウドソーシングサイトの違い

クラウドソーシングサイトには、公募する仕事の種類によって「総合型」と「特化型」にわけられます。

「総合型」は、ライティングやデザインなど、幅広い種類の仕事があるサイトです。仕事内容のレベルも様々なので、受注者に特別なスキルがなくてもできるような業務も多くあります。対して「特化型」は、デザインや音楽、データ分析など、専門領域に特化したサイトです。受注者も専門的なスキルを持っていることが多いので、高い品質を期待できます。

発注したい業務内容に応じて、サイトを使いわけることが理想です。その中で相性のいい受注者がいれば、継続して委託関係を結ぶのもいいでしょう。

今回は「総合型」クラウドソーシングサイトをご紹介します。1つのサイトで多くの種類の業務内容を発注することができるので、初めて利用する方はまず「総合型」に登録してみることをオススメします。
  

総合型クラウドソーシングサービス比較

今回ご紹介するのは、以下の4サイトです。

「ランサーズ」ランサーズ株式会社
・「クラウドワークス」株式会社クラウドワークス
・「Job-Hub(ジョブハブ)」株式会社パソナテック
・「ココナラ」株式会社ココナラ

  

ランサーズ

クラウドソーシングなら日本最大級の「ランサーズ」.png
ランサーズ

ランサーズは、2008年12月に開設された、日本で最初のクラウドソーシングサイトです。141カテゴリの仕事を、コンペ・プロジェクト・タスク方式と細かい依頼方式から委託できます。

コンペ方式では、業務を直接依頼できます。プロジェクト方式では、委託する前に受注者から納期や予算、実績などをもとにした提案を受けることができます。その提案の中から選んだ1名に発注します。タスク方式では、テキスト入力やアンケートなどの簡単な作業を、一度に多数の受注者に発注できます。
  

クラウドワークス

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」.png
クラウドワークス

クラウドワークスは、2011年11月に開設されました。会員数は150万人以上、2014年には上場も果たしているため、安心して登録できるサイトです。

独自のシステムとして時間単価制を採用しており、固定報酬制と合わせて業務に応じた発注が可能です。時間単価制では、受注者がいつどの作業をしているのかがわかるため、進捗管理もできます。
  

Job-Hub

人材会社のクラウドソーシング【ジョブハブ】.png
Job-Hub

2012年8月に開設されたJob-Hubは、パソナグループの関連会社である株式会社パソナテックが運営しています。仕事の依頼方式は「エキスパート」と「コンペ」の2つです。「エキスパート」は受注者から提案を受け、気に入ったものに発注する方式です。「コンペ」は、受注希望者から完成品を提出してもらい、気に入ったものを納品してもらう方式です。

他サイトのほとんどが受注者負担にしているシステム手数料が、Job-Hubでは発注者負担となっています。発注側にとってはデメリットですが、その分受注側が仕事を受けやすい環境だとも言えます。
  

ココナラ

ココナラ___みんなの得意を売り買い_スキルのフリーマーケット.png
ココナラ

ココナラは、2012年7月に開設されました。会員数は35万人です。ココナラはほかのクラウドソーシングサイトとは違い、受注者側が自分のスキルやサービスを出品しています。そのため、多種多様なサービスを検討できます。

期待以上のサービスを提出してきた受注者に対しては、「おひねり」という追加報酬の支払いが可能です。個人のスキルを売買する要素が強いため、社員旅行先の相談など、一見変わった課題の解決にも活用できそうです。