まとめ

*「民主主義にとってSNSは最高のツール」*と語る熊谷氏の考え方は、普段からマーケティング目線でSNSに接している企業の担当者にとっては珍しいものかもしれません。

ですが、熊谷氏の考え方は複数人対複数人のコミュニケーションが生まれるSNSの本質を突いたものです。
実際、熊谷氏が例として挙げた初音ミクと市章のコラボや子ども医療助成制度の助成対象の話は、人と人の意見がつながることで新しいアイディアが生まれていく、SNSのプラットフォームとしての面白さを感じるものでした。

また、市の広報とは一線を引き、行政と政治でTwitterを異なる目的として用いていたのも特徴的です。エンターテイメントとして一方的な発信に終始するのか、双方向のコミュニケーションツールとして用いるのかは、企業にとっても迫られているテーマなのかもしれません。