FacebookのSound Kitを使ってみよう

音を取り入れたアプリケーションを配布している企業はたくさんありますが、その中でも特に音に対するこだわりをもっているのがFacebook社です。
2014年8月に、サウンドデザインのスタートアップ企業であるWaveGroupを買収し、その後Facebookアプリがあらゆるインタラクションに合わせて効果音が鳴るようになった、という話はよく知られています。

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スクリーンショット:2017年9月

そのFacebookが、2017年6月末にSound Kit for Prototypesを発表しました。
名前の通りプロトタイプ用で、再配布が禁止されているので本番環境に使うことはできませんが、Sound KitによってさまざまなSUIの効果を確認できると思います。
プロトタイピングツールのOrigamiやFramerでもSound KitによるSUIの追加が可能です。

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スクリーンショット:2017年9月

Sound Kit for Prototypesページでは、実際に音を視聴することもできます。

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スクリーンショット:2017年9月

メッセージが来たり、ダウンロードが完了したり、警告を伝えたりするときに、これらの音を取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

さりげない音(SUI)をアプリケーションに取り入れることで、さまざまな内容を伝えることができます。
しかし、そうした音を単純に組み込むだけでは効果は薄く、タイミングや音そのものなどを考えて適切に組み込むことが大切です。

視覚が優位に立っていた時代はもうすぐ終わりを迎えるかもしれません。
ご自身のWebサイトやサービスにどのように組み込むことができるのか、一考してみてください。

参考:
2017年の定番になる?新しいタイプの抽象的UI「VUI」入門
視覚だけでは足りない?ユーザーのエンゲージメントを高める「サウンドインタラクション」とは