2017年9月7日、GoogleはMac・Windowsで使用できるGoogleドライブアプリを、2017年12月11日にサポートを終了し2018年3月12日には完全にサービスを終了することを発表しました。
Googleドライブアプリは、2017年7月に発表された「Back up and Sync」へ置き換えられます。
(「Back up and Sync」の使用方法については、ferret内の以下の記事を参考にしてください。
参照:Googleの新ツール!クラウド保存をより便利にしてくれる「Back up and Sync」とは)

とはいえ、Googleドライブのサービスじたいがなくなるわけではありません。
ブラウザ上では継続して使用できるため、今後もビジネスのさまざまなシーンで活躍することは容易に想像できます。
そこで便利になってくるのが、Googleドライブの機能をより広げてくれる拡張機能です。

今回は、Googleドライブをより便利に活用するためにオススメしたい、無料のChrome拡張機能7選をご紹介します。
Googleドライブを使用して業務を行っている方にはぜひ試していただきたい拡張機能ばかり厳選しましたので、本記事を参考にインストールしてみてはいかがでしょうか。

Googleドライブを便利にカスタマイズするための拡張機能7選

1.Better Word Count

Better_Word_Count.png
Googleドキュメント ウェブストア(2020年3月29日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)

こちらは、文字数をカウントすることができるGoogleドキュメントの拡張機能です。

Googleドライブには「Googleドキュメント」という文章作成ツールが搭載されています。
Microsoft Office製品のWordによく似たツールで簡単に文章を作成して共有することができるため、文章を書く業務を行っている方は特に重宝しているのでは。

Googleドキュメントで文字数を確認する際は、メニューから「ツール」を選択して「文字カウント」をクリックする、または「Command(Windowsの場合はCtrl)+Shift+C」のショートカットキーを使用する、という2つの方法があります。
しかしどちらもリアルタイム表示ではないため、文字数を確認したい都度いずれかの操作を行わなければなりません。
文字数を特に気にせず文章を書いている場合にはこの方法でもあまり煩わしさを感じませんが、文字数を気にしつつ書く場合にはリアルタイムで確認したいものです。

そこでこのツールを使用すると、Googleドキュメントで文章を書きながらリアルタイムで文字数を確認することが可能になります。
拡張機能をインストールしてONにすると、作成中の文書画面右横にワード数と文字数がリアルタイム表示されます。
英語表記されていますが、上から順に「ワード数」「文字数」「スペースを除いた文字数」と表示されているだけのシンプルなインターフェイスですので、誰でも簡単に使いこなせます。

Googleドキュメントで文章を書く機会の多い方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

2.Hello Sign

Hello_Sign.png
Googleドキュメント ウェブストア
Googleドキュメント ウェブストアにアクセスした後、表示されたアドオンの検索ボックスに「Hello Sgin」と入力して検索をしてください。

こちらは、手書きのサインや署名を簡単に添付することができるGoogleドキュメントの拡張機能です。

Googleドキュメントなどを使用して文章を作成する際、署名のみ手書きで書かなければならないというケースはありませんか。
文書を印刷した後に署名するのももちろん手段のひとつですが、この拡張機能を利用すれば、自筆のサインを電子署名として使用することができます。
署名だけではなく、イラストなどを入れたい場合にももちろん使用可能です。

拡張機能をインストールしてONにするとサイドバーが表示されます。
ここで「Just me」をクリックすると「Draw new signature」というボタンが表示されますのでクリックします。
これでサインを入力する画面が表示されますので、署名を記入してください。

作成した署名は、Googleドキュメントの署名として使用できるのはもちろん、メールで使用したりダウンロードして再利用したりすることができます。
また、複数パターン作成することも可能。
手書きの署名が必要な方は、ぜひインストールしてみることをオススメします。

3.Save Text to Google Drive

Save_Text_to_Google_Drive.png
Chrome ウェブストア

こちらは、インターネットで情報収集をする機会の多い方に特にオススメしたい、保存機能が搭載されたChrome拡張機能です。

Web上で自分の業務に役立つ情報を見つけた際、該当記事をどのように保存しておくでしょうか。
ブックマークをしたりスクリーンショットを撮影したりなど保存方法はさまざまですが、このツールを使用すれば、テキスト形式で該当のページを直接Googleドライブ上に保存することができます。
そのため、例えば業務時間中に読みたい記事を見つけたものの読む時間がない、という場合に、ページを保存しておいて業務後にゆっくりと読む、ということができます。

文書で保存できるメリットは、半永久的に自分の手元に残ることです。
ブックマークをしても、万が一該当ページを運営者が削除してしまった場合はあとで読むということが難しくなります。
その反面、文書で保存しておくことで該当ページが削除されても手元に残せることはもちろん、Googleドライブ内でキーワード検索をして保存した文書(ページ)をすぐに呼び出すことも可能です。

4.Enregistrer dans Google Drive

Enregistrer_dans_Google_Drive.png
Chrome ウェブストア

こちらは、Web上で見つけて保存しておきたいファイルやページGoogleドライブ上に簡単に保存することができるChrome拡張機能です。

先にご紹介した「Save Text to Google Drive」と同様に保存することができるツールですが、こちらのツールはファイル類なども保存することが可能です。
特にページを保存する際は「ページ全体の画像をpngファイルで保存」「現在表示しているページの画像をpngファイルで保存」「HTMLソースをhtml形式で保存」「アーカイブをmht形式で保存」「Googleドキュメントとして文書で保存」と、選択肢の幅が広いことが特徴。

どちらのツールを使用するのかは使用環境にもよりますが、テキストコンテンツだけではなく画像などのファイルを保存する機会も多い方にはこちらのツールがオススメです。

5.WeVideo

WeVideo.png
Chrome ウェブストア

こちらは、主に映像編集などを行う方にオススメのビデオ編集Chrome拡張機能です。

本格的なビデオカメラがなくても、スマートフォンなどで手軽に動画撮影ができるようになっていること、そもそも動画市場が大きなもろ上がりを見せていることを鑑みると、便利なビデオ編集ツールは欠かせません。
ビデオ編集ツールは多々ありますが、こちらのツールはGoogleドライブと連携させることが可能。
そのため、パソコンがない場所で撮りためたビデオクリップを簡単につなぎ合わせて1つの動画に仕上げることができます。
ファイル形式も各種対応していますので、どのフォーマットを使用すればいいのか悩むこともありません。

録音や映像・音声編集など、基本的なビデオ編集はすべて網羅されているこちらのツールは、動画コンテンツに関する業務を行っている方必見です。

6.DocHub

DocHub.png
Chrome ウェブストア

こちらは、Googleドライブ上のPDFを直接編集したり送信したりなどの操作が可能なChrome拡張機能です。

PDFを編集する際は、基本的に専用のアプリが必要となります。
もちろんそれらのアプリを使用して編集するのも手段のひとつですが、Googleドライブ上で操作を完結することができれば非常に便利です。
そこでこのツールを使用すると、専用のアプリを起動させずともGoogleドライブ上でPDFを編集することができます。
テキストの追加・編集はもちろん、画像を追加したり選択範囲をクリアしたりコメントを追加したりと、PDF編集に必要な機能はすべて搭載されていますので、このツールさえインストールしておけばより効率よく業務推敲が可能です。
もちろん編集したPDFは、Googleドライブ上に保存されます。

さらに、編集したPDFはそのままDocHub上からメール送信もできますので、一連の操作をスムーズに行える点もポイント。

パソコン作業の多いビジネスマンの方には、ぜひインストールすることをオススメしたいツールのひとつです。

7.Office Editing for Docs

Office_Editing_for_Docs.png
Chrome ウェブストア

こちらは、Googleドライブ上で直接、Microsoft Officeのファイルを開いて編集することができるChrome拡張機能です。

対応しているフォーマットはdoc・docx・xls・xlsx・ppt・pptxですので、Word・Excel・PowerPointのすべてのファイルを閲覧・編集することができます。
各種アプリがパソコン内にインストールされていなくても、こちらの拡張機能さえインストールしておけばファイルを閲覧・編集できることはもちろんですが、オフラインでも利用できることがオススメしたいポイント。
ローカルに保存されているファイルをドラッグ&ドロップで開く、Gmailで添付されたファイルを直接Chrome上で開く、などして使用してください。