サイトマップの作成方法

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※画像引用元:pixabay.com
  

1. サイトマップ作成のメリットを理解しよう

ここからは、サイトマップの作成方法についてご紹介します。HTMLサイトマップの作り方は知っている方も多いでしょうが、XMLサイトマップの作成方法はご存じない方も多いのではないでしょうか。

XMLサイトマップは、プラグインで簡単に生成することもできるため、必ずしも自分で作らないといけないわけではありません。しかし、コンテンツに適したXMLサイトマップを自作することで、より効果的なサイトマップを作ることが可能です。

XMLサイトマップを自作するメリットとして、プラグインには備わってない機能を実装できる点があります。

例えば、常に最新の記事を更新していくニュースサイトや画像・動画コンテンツをメインでアップする場合、最新情報の表示速度や画像検索・動画検索結果への表示にこだわりたいものです。上記のようなホームページの場合、XMLサイトマップを自分で作成するのは有効な手段ですので、作成方法を知っておくことをオススメします。また、上記に該当しないホームページを運用する場合でも、XMLサイトマップの基本構造や仕組みなどは知っておいて損はありません。
  

2. サイトマップの基本構造

XMLサイトマップを作成する前に、まずは基本的な構造を理解しましょう。

XMLサイトマップは、*ホームページに含まれるページ情報を記述した「子ファイル」と、子ファイルの情報をまとめて記述した「親ファイル」*でできています。XMLサイトマップで設定するファイルは様々ですが、具体的には以下のようなものがあります。

親ファイル

sitemap.xml:
検索エンジンが効率よくクロールできるよう設置するものです。ホームページ内のクロールして欲しいページをまとめており、検索エンジンに詳細な情報を伝えるために提供します。

子ファイル

category.xml:
ホームページ内のカテゴリーを伝えるファイルです。

misc.xml:
トップページHTMLサイトマップURLを記述したファイルです。

2017-09.xml:
新たに追加したURLを伝えるためのファイルです。
※以下の3つ(ニュース、動画、画像)については後ほど詳しく解説します

news.xml:
Googleニュースに向けて送信するファイルです。

movie.xml:
動画コンテンツの情報を検索エンジンに提供するファイルです。

image.xml:
画像コンテンツの情報を検索エンジンに提供するファイルです。

※各ファイル名はわかりやすいよう置きかえたものです。また、FTPなどでファイルを見ることはできません
  

3. サイトマップを構成するファイルについて

サイトマップを構成するファイルについて、より詳しく解説します。

親ファイルの構成

親ファイルには、子ファイルの情報を記述します。使用する各種タグは以下のとおりです。

sitemapindex(必須)
ファイルに含まれる全てのサイトマップ関連情報を囲むタグです。

sitemap(必須):
個々のサイトマップのファイル情報を囲むタグです。

loc(必須):
ページURLを記述します。

lastmod(任意)
ファイルの最終更新日を表し、W3C Datetime形式で記述します。時刻の部分を省略することも可能です。

子ファイルの構成

子ファイルには、各ページの場所を記述します。使用する各種タグは以下のとおりです。

urlset(必須):
ほかのタグを囲んで、現在のプロトコル標準を参照するタグです。

url(必須):
URLエントリの親タグのことです。

loc(必須):
ページURLを記述します。

changefreq(任意):
ページの予想更新頻度を記述し、always、hourly、daily、weekly、monthly、yearly、neverという値が使用できます。しかし、記述した場合でも異なる頻度でクロールすることがあります。

priority(任意):
ほかのページと比較した際の優先順位を示します。設定しない場合の優先順位は0.5で、0.0 〜 1.0までの値で重要度の設定が可能です。