SEOを実施する際、最初に多くの人々が考えるのは、ユーザー数が非常に多いGoogleを前提として戦略を練ることです。しかし、実際には世界・国内を含めGoogle以外にも多くの検索エンジンが存在します。

また、生成AIを組み込んだ検索エンジンの発表や、プライバシー保護への関心の高まりなど、検索エンジンの利用シェアに影響を与える話題も増えてきました。

そこでこの記事では、Google以外の検索エンジンにフォーカスを当て、その動向や最新情報を紹介します。

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目次

  1. 世界の検索エンジンシェア率
  2. 国内の検索エンジン状況
  3. 今後注目すべき検索エンジン
  4. 検索エンジンシェアに大きな変化はない
  5. Google以外の検索エンジンを理解し、マーケティング活動に活かそう!

世界の検索エンジンシェア率

はじめに世界の検索エンジンシェアを見ていきましょう。

この領域でよく引用されるアナリティクスツールStatCounterのデータを参照すると、この10年ほどはGoogleシェアが90%前後で安定して推移しているという結果でした。

世界の検索エンジンシェア率.jpg

検索エンジン シェア
Google 96.24%
Bing 2.27%
YANDEX 1.17%
Yahoo! 1.09%
Baidu 0.84%

出典:Search Engine Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

※StatCounterでは、期間や国の変更はもちろんのこと、デスクトップやモバイルといった特定のデバイスに限定したデータ取得も可能です。StatCounterは月間150万以上のメンバーサイト・5億以上のページビューを分析していますが、世の中のすべてのサイトやユーザーのデータを網羅した調査ではなくデータにバイアスがある点、あくまで推計値となる点をご理解のうえ使用ください。
データの取得方法については以下ヘルプも参照ください。

FAQ | Statcounter Global Stats
Search Engine Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

国内の検索エンジン状況

続いて国内での検索エンジンシェアを見てみます。さきほども参照したStatCounterのデータでは以下のようになっています。

日本の検索エンジンシェア率.jpg

検索エンジン シェア
Google 75.62%
Yahoo! 13.4%
Bing 9.66%
Baidu 0.13%
DuckDuckGO 0.31%

出典:Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats

2023年8月時点ではGoogleシェアがもっとも多く80%弱、次いでYahoo!15%程度、3番目がBingとなっています。

それぞれの検索エンジンについてシェアの大きい順にみていきましょう。

Google(グーグル)

Google.jpg

画像出典:Google

世界/日本いずれにおいてももっともシェアの大きい検索エンジンです。非常にシンプルなトップページとなっています。この10年で10%ほどシェアを伸ばしています。

Yahoo!(ヤフー)

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画像出典:Yahoo!

1996年にサービスが開始され、日本ではGoogleの次に使用されている検索エンジンですが、そのシェアは低下傾向にあります。トップページではニュースなど豊富なメニューが提供されておりシンプルなGoogleとの違いが見られます。

2023年7月現在検索技術のバックエンドにはGoogleが使用されているため、ヤフー独自のプロパティの差し込みを除き検索結果はほぼ同一となっています。

Bing(ビング)

Bing.jpg

画像出典:Bing

2009年にリリースされた比較的新しい検索エンジンです。トップページの画像は日替わりで変更されることでも知られています。

シェアが低下傾向のYahoo!とは反対に徐々にシェアを伸ばしています。この要因としてはブラウザのEdgeにデフォルトの検索エンジンであることが考えられます。他の要因として生成AIに対応した新Bingのリリースの影響もあるのかもしれません。

GPT-4 を搭載した Bing .jpg

画像出典:GPT-4 を搭載した Bing チャット

新BingはチャットベースのUIとなっており、かつ生成AIの弱点としてよく言われる回答の不正確さを情報ソースとなるページURLを掲載することで補う仕組みとなっています。

2023年2月の新Bingのリリース時にはSNSでの言及も多く見られ、その期待度が伺えました。

今後注目すべき検索エンジン

続いてBingのように今後シェアを伸ばす可能性がありそうな検索エンジン
その性質に応じた複数のカテゴリにわけてみていきます。

特定の国や言語に最適化:ローカライズ型

先に世界の検索エンジンシェアGoogleの寡占状態と述べましたが、国毎にブレイクダウンすると少し異なる様相を呈してきます。ここでは特定の国や地域でよく利用されている検索エンジンについてご紹介したいと思います。

百度(バイドゥ)

百度.jpg

画像出典:百度

中国の検索エンジンです。中国では規制の影響を強く受けGoogleシェアが低下する一方、百度を含むローカルの検索エンジンが並立する特殊な市場となっています。2023年に入ってからは

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NAVER.jpg

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DuckDuckGo.jpg

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Ecosia.jpg

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