経験価値マーケティングの事例

ホテルで日本文化を体験

東京のシティホテルが、訪日外国人に向けて日本文化を体験できるサービスを提供しています。
京王プラザホテル東京は、茶道の体験イベントを開いています。
グランドプリンスホテル高輪では、和室の部屋を新しく開業し、生花体験ができる宿泊プランを用意しています。

参考:

「文化体験」で外国人誘致 サービス強化|毎日新聞
(2020年8月7日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)

体験型スポーツショップ

新宿区のアディダスが、体験型の店舗としてリニューアルオープンしました。
実際にシューズを履いてボールを蹴って、使用感を確かめることができます。

アシックスでは、女性向けの体験型サービスとして、専門スタッフによる身体測定とトレーニング方法のアドバイスを受けることができます。

参考:
大型スポーツ店が相次ぎ開業 キーワードは「体験」|TV東京*(2020年8月7日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)*

自社商品を使った料理を提供

家電メーカーのバルミューダは、東京の代官山に期間限定(2017年9月7日〜12日)で店舗をオープンしました。バルミューダの家電を使った料理を無料で提供し、自社商品の魅力を体験してもらうことで話題を集めました。

顧客と直接つながりを持ち、認知度だけでなく好感度も高めていくために、「体験型」店舗を展開する企業は増えています。
顧客がインスタグラムなどのSNSに投稿したくなるようなお洒落な内装にするなど、様々な工夫が施されています。

参考:
バルミューダが“初出店”、相次ぐメーカー店舗のなぜ|日経トレンディネット

小型電気自動車の走行体験

トヨタ自動車は、名古屋市内で小型電気自動車の走行体験ができる店舗をオープンしました。車離れが進んでいると言われている若者がターゲットで、実際に乗車する機会を増やすことが目的です。

最短1時間からのレンタルサービスもあり、気軽に体験できます。

参考:
トヨタ、名古屋に小型EV体験拠点 大学生利用促す|日本経済新聞

まとめ

近年、顧客の消費傾向は*「モノ(サービスや商品)」から「コト(経験)」へと変化*しています。企業努力によりサービスの機能の優劣に差が生まれにくくなっている分野では、今後いかに顧客に共感させ、周りに拡散したいと思ってもらえるかが重要になってくるでしょう。

顧客の目線に立ったサービス展開を進めるために、まずは小規模からでもイベントを企画してみてはいかがでしょうか。