ビジネス特化のニュースキュレーション「NewsPicks」を分析してみた。Gunosyとの比較あり
「もっと自由な経済誌」をテーマに経済に特化したニュースを配信しているアプリ「NewsPicks」をご存知でしょうか。
経済に関わるニュースがキュレーションされ、毎日配信されていることからビジネスパーソンを中心に話題となっています。
度々、Ferretでも配信したコンテンツがNewsPicksに取り上げられ、コンテンツに対する意見や議論がNewsPicks上で繰り広げられています。
2013年9月に公開後、現在ではアプリのダウンロード数が30万を超え、今後の動向が注目されるNewsPicsのWeb版をSimilarWeb PROを使って分析しました。
アプリだけでなくWeb版も軒並み好調
早速、直近1カ月間と累計のデータを洗い出してみました。
ちなみに、NewsPicksのWeb版が登場したのは2014年の6月からで、それまではサービス紹介ページでした。
ご覧の通り、サービス紹介ページの期間は特に大きな変化が見られないようにも思いますが、2014年の4月から軒並みアクセス数が増加。
全体のアクセス数推移
2014年4月の流入元の割合
アクセスが急増した2014年4月を経路別で見てみると、主にSNS経由からの流入が激増(SNSだけで全体の64.60%)しており、うち8割がFacebookのようでした。
内訳を見ていくと、Facebook・Twitterの個人アカウントが散見されます。
ソーシャルの流入元一覧
例えば、
国内スタートアップやテクノロジー系のニュースを配信する「THE BRIDGE」の編集長である平野武士氏。
スタートアップの投資・M&Aに関するニュースを配信する「The Startup」の編集長である梅木雄平氏。
NewsPicksの特長ともいえるPick機能は、記事に対してコメントを添えることができ、SNSと連動するので前述のようなインフルエンサーから拡散していったのではないかと予想されます。
それに加え、SNS連動で投稿される際に付与されるハッシュタグ「#News Picks」も拡散に一役買っているように思います。
その後、6月にWeb版がリリースされ、以降は順調にアクセスが増加傾向にあります。
以下の記事からも、Web版のニーズが高かったことが伺えます。
【Hot Picks】NewsPicksのWeb版がついにリリース!(6/16)
Gunosyと比較
同様のニュースキュレーションアプリ「Gunosy」もWeb版を公開しているので2013年から遡って比較してみました。
2013年からのアクセス推移
Gunosy(青)・ NewsPicks(紫)
Gunosyに比べると、全体の訪問数でいえば、かなりの乖離があるようです。しかし、後発であるにも関わらずNewsPicksは順調に数字が上昇している傾向にあります。
流入元別の割合を比較してみると、顕著にそれぞれのサービスの違いが分かります。
流入元別比較
Gunosy(青)・ NewsPicks(紫)
直接
ほぼアプリからだと考えられますが、両サービスともそこまで大きく乖離はないようです。
メール
メールに関しては、Gunosyが朝と夕にメルマガを配信しているため、大きく乖離しています。
GunosyのWeb版は、メルマガが全体の2割を占めているので流入元の割合としては比較的多いようです。
リファラル
Gunosyは特にリファラルの割合が多く、ジャンル問わず様々なメディア・ブログなどからの流入があるようです。こちらも大きな乖離があります。
一方で、News Picksを見てみるとリファラル全体の10%が「horiemon.com」からの流入のようでした。
リファラル一覧
Gunosy(青)・ NewsPicks(紫)
ホリエモンこと堀江貴文氏が運営するhoriemon.comを見てみると、News PicksでPickした情報がWebページと連動しているため、そこからの流入があるようです。
ソーシャル
顕著に違いが分かったのがSNSからの流入です。
NewsPicksの場合、大部分がSNSからの流入であり、前述同様にFacebookからの流入が大多数です。
これは、NewsPicksのサービス特性上、Pickする個人が密接に関わっていることによるものでしょう。
流入元別比較
Gunosy(青)・ NewsPicks(紫)
Pickが起爆剤の役目を果たしていた
流入元の違いからも顕著に見て取れる両サービスの違いについて、総じて言えることがサービスがどこに紐づいているかで大きく違うようです。
例えば、Gunosyの場合、キュレーションしたサイトと紐づいていることからもリファラルが非常に多いことが分かります。
一方のNewsPicksがSNS経由で訪問数が多い理由として、キュレーションしたニュースをユーザーがPickすることで個人とSNSに紐づくことが拡散のトリガーになっているからです。
さらにPickのコメントは、ユーザー同士が意見や議論を繰り広げ、話題にすることでPickが増え、更なる拡散に繋がる循環ができているのです。
つまり、このPickは集客の起爆剤となる役目を果たしており、NewsPicksの更なる成長には「いかにPickさせるか」が必要になるでしょう。
Pickのコメント一覧
まとめ
ニュースキュレーション自体が、2014年頃からCM放送などもあり一気に話題となり、一般大衆にも定着しつつあります。
特に、GunosyやSmartNewsの2サービスがせめぎ合う中で、ビジネスに特化したニュースキュレーションとして登場したNewsPicks。
今回の分析からもNewsPicksは、GunosyやSmartNewsにはない特徴があるようです。
それがNewsPicksの名前の一部ともなっているPick機能であり、これまでのニュースキュレーションには無かったCGM的な要素が特徴的です。
ユーザーと一緒に作り上げる経済紙として急成長中のNewsPicksは今後も目が離せません。
今回使用した分析ツール
気になるサイトがまるわかり最強の競合サイト分析ツール「SimilarWeb PRO」
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- 訪問数
- 訪問数とは、 「訪問数」とは、ある利用者が特定のホームページでページを開く、サイト内で閲覧するなどの活動をした回数のことです。1回の訪問で、ホームページ内のページを何度開いても、一定時間内ならば訪問数は増えません。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
- ブログ
- ブログとは、ホームページの一種です。運営者はブログシステムに登録し、利用開始をすることで、ホームページ制作のプログラム技術を修得する必要なく、本文のみを投稿しつづければ、公開・表示はおろかページの整理や分類なども効率的に行えるシステムを言います。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- 訪問数
- 訪問数とは、 「訪問数」とは、ある利用者が特定のホームページでページを開く、サイト内で閲覧するなどの活動をした回数のことです。1回の訪問で、ホームページ内のページを何度開いても、一定時間内ならば訪問数は増えません。
- CGM
- CGMとは、インターネットを利用して消費者が情報を生成・発信していくメディアのことです。**Consumer Generated Media**の略です。古くはネット掲示板から始まりブログ、口コミサイトやQAサイトそしてSNSなどがCGMの例です。
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