女性向け動画作成4つのポイント

「C CHANNEL」や「MimiTV」といった女性向けの動画メディアからは、ユーザーから反応を得るための動画作りのポイントが見えてきます。4つのポイントを紹介していきましょう。

1.明確なコンセプトに基づく動画作成

多くの女性向けファッション誌がコンセプトやターゲットを明確にしているように、女性向け動画メディアにもそれぞれ明確なコンセプトがあります。

【コンセプトの例】
C CHANNEL:「女性の知りたいを1分で解決する」
HowTwo:「世界中の女性を美しく」
DINETTE:「なりたい私を叶えるビューティー動画マガジン」

例えばC CHANNELでは、女性の知りたい情報を発信することをコンセプトとしているためコスメやメイクといった美容関係に止まらないハウツー動画も提供しています。

このようにコンセプトを軸として持つことで、自社の発信していくべき情報が明確になるだけでなく、自社の情報を届けたい女性のイメージに合わせた動画作成が可能となるでしょう。

2.インフルエンサー/タレントの起用

特にコスメやファッション系の話題ではSNS上で影響力を持つインフルエンサーやタレントを活用することで、動画がオリジナリティのあるものになるだけでなく、ファンを軸にコンテンツの拡散を生むことができます。

***動画のご紹介*** 【自眉を生かす 泉里香さん ナチュラル太眉MAKE】 泉里香さんのメイクといえば、太い眉が特徴的ですよね。そこで今回は、自眉を生かした、ナチュラル太眉メイクをご紹介します。 . <プレゼントキャンペーン> 今回泉里香さんが使用したメイクアイテムを抽選でプレゼントします! ハッシュタ「#howtwo_present」と欲しい商品名を一緒に投稿してください。 ※商品は撮影で一度使用した物をお送りさせていただきます ※ご応募はお一人様1商品でお願いします . #howtwo #ハウトゥー #動画 #泉里香 #モデル #タレント #メイク #メイク動画 #メイクアップ #眉 #太眉 #ナチュラル #Elégance #makeup #eyemake #jillstuart #eyebrows #instabeauty @rika_izumi_

HowTwo (ハウトゥー)さん(@howtwo_tv)がシェアした投稿 -

インフルエンサーやタレントを活用すれば、上記のように実際に利用した商品として売り出すことができます。ユーザーに対して「この商品を使えば、このタレントのようになれるかもしれない」という期待を与え、動画の反応を得ることができるでしょう。

3.チャネルに合わせた再生時間

「MimiTV」では、FacebookやインスタグラムのようなSNSでは30秒程度の短い動画を配信しています。また、Facebookを中心に展開している「C CHANNEL」では、配信する動画は1分以内におさめるようにしています。

Facebookの調査によると動画の冒頭3秒を見た人のうち65%が10秒以上、45%が30秒間以上見続けるという結果が現れました。
このことからも、FacebookのようなSNSでは、要点を短くまとめ最初にユーザーをひきつけることが重要だということがわかります。

一方で、「MimiTV」はYouTubeチャンネルにおいて、1分以上の長尺動画を配信しています。このようにユーザーがどのチャネルを見ているのかに合わせたコンテンツの作成は動画マーケティングでは欠かせません。

MimiTV:Facebook

 再生時間37秒

MimiTV:YouTube

再生時間7分36秒

参考:
[Facebook動画広告が新機能でより効果的に | Facebook for Business] (https://www.facebook.com/business/news/JA-video-ads-update)

4.スマートフォンに合わせた画面サイズ・UI

総務省が行った「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、平日のインターネットの利用時間のうちパソコンを利用している時間は35.5分なのに対して、スマートフォンは61.3分にものぼります。

さらに休日では、パソコンの利用時間27.7分に対して、スマートフォンを利用している時間は3倍以上の87.3分となりました。

このように、スマートフォンはユーザーにとって身近な存在であり、動画作成にあたってもスマートフォンからの見え方を意識する必要があります。
特にインスタグラムを利用する場合、ストーリーのように縦型のみ対応しているコンテンツもあります。FacebookやYouTubeなど媒体によってはパソコン版とスマートフォン版で再生時の見え方が異なるで、自社の動画がどのように見えているかは常にチェックしておくようにしましょう。

参考:
「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表|総務省