コーズ・マーケティング施策で注意したい 「グリーンウォッシュ」とは?

コーズ・マーケティング施策を実施する上で気を付けたいのが、「グリーンウォッシュ」です。

グリーンウォッシュは、「Green(環境)」と「whitewash(ごまかし)」を組み合わせた造語で、見せかけの環境配慮という意味です。顧客へアピールするために、環境へ配慮しているように見せかけることを指します。

たとえ企業にそのつもりがなくても、顧客に「社会貢献を利用している」と思われてしまうとイメージが低下してしまうため、注意が必要です。特に、これまでCSR活動などの社会貢献事業を行っていなかった企業が突然打ち出し始めたり、商品そのものが環境に配慮していない成分を使っていたりすることが発覚した場合に起こりやすいようです。

利益ありきのコーズ・マーケティングではなく、社会貢献への目的を明確化し、ブレない施策を実施することが重要です。
  

まとめ

コーズ・マーケティングを活用し、企業と顧客で活動することで、より大きな規模で社会貢献を実現できます。近年は企業と顧客の距離も縮んでいるため、一体感をもった活動で顧客のエンゲージメントが高まることも考えられます。

一方、利益ありきの施策は、逆に顧客の反感を買ってしまう場合もあります。コーズ・マーケティングを実施する際には、その活動をとおして何に貢献したいのかが明確となった計画が不可欠です。

自社で何かしらのCSR活動は行っているものの形骸化している、より顧客と一体感をもったPR活動がしたいと考えている方は、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。