外国人が思う「Kawaii(カワイイ)」とは?Instagramから世界各国の「#Kawaii」を分析
番外編~Kawaii活動~
ヨーロッパやアメリカで特に人気があります。イギリスでは、「Kawaii人ナンバー1」を決めるコンテストが開催されていたり、フランスなどでは「Kawaii」が単なる流行ではなく、ひとつのファッション・ライフスタイルとして定着してきています。
経済産業省や文化庁でも、日本のファッションが世界で広がるよう、イベントを開いたりしています。
文化庁~「Kawaii」という言葉で、世界を一つにできるか?
「KAWAII」が,世界でどのように広がり, どのように支持されているのかを実際にこの目で確認するということが目的のひとつでした。
ボリビアのワークショップに集まったKAWAII文化のフォロワーたち
そこで, 2014年より世界中で取り組んでいる「タイム・アフター・タイム・カプセル」というアートプロジェクトを,訪間国各都市で実施することにしました。
これは,各都市の美術館などにハローキティやテディベアなどのキャラクター型の透明なタイムカプセルを設置し,ワークショップを開催して未来へのメッセージを書いてもらい,それを可愛くデコレーションして,カプセルに納入してもらう…という参加型の作品です。
カワイイという言葉に惹かれてそこに集まる人びとや,タイムカ
プセルの中に入れられたカワイイものや未来へのメッセージ。
それらはすべて「希望」という言葉に置き換えられ,今という時代の空気感ごと,アーカイブしてしまうことで,時代に対する閉塞感や人種・宗教・性別・国境などの様々なボーダーを乗り越えてしまおうというのがこの作品の大きな主旨です。
プラジルでのTIME AFTER TIME CAPSULEにて手紙を入れる様子
その後タイムカプセルは,一旦2020年のオリンピックイヤーに世界各地から東京に送られ,縦に大きく積み上げて,大きな「KAWAII」モニュメントとして制作していきます。
交流使としての訪間国(オランダ,アメリカ,南アフリカ,アンゴラ,ボリビア,ブラジル)では,「KAWAII」についてのレクチャーとタイムカプセルの手紙のワークショップを実施しました。
アフリカのアンゴラでは, 日本という国への関心が少ないと聞いていましたが,実際現地を訪ねれば,そんなことは全然なく,むしろ多くの日本の知識と興味を持って参加してくれました。南米のボリビアでは,近隣のペルーやチリなどの国からも駆けつける参加者がいたりと,南米らしい熱を持ったイベントになりました。
ブラジル・サンパウロでは,会場であるジャパン・ハウスのイベントの中でも,過去もっとも多い参加者が集まり,訪問国中最大のイベントになりました。
どの国も熱狂的に迎え人れられるさまをこうやって体験すると, 日本のポップカルチャーの影響力の大きさを感じずにはいられません。
そのほかにもコスプレイヤー向けイベントを応援するKAWAII JAPAN㈱の活動を書いた記事がありますので参考にしてください。
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