※photo by Slush Media

4月24日(金)、お台場でスタートアップイベント「SLUSH ASIA」が開催されました。
お台場ヴィーナスフォートの隣に建設された巨大なドーム内で、今勢いのあるスタートアップ企業50組によるピッチコンテストや最新テクノロジーを駆使した製品のデモンストレーション、世界的に成功しているIT系企業の代表やアーティストなど豪華スピーカー陣28名による基調講演やセッションが丸一日かけて行われるなど非常に密度の濃いイベントとなりました。
ferretでは、各IT企業の基調講演・セッションと、スタートアップ企業によるピッチコンテスト最終審査の様子を4回に渡ってダイジェスト形式でお伝えします。
最後のレポートとなる今回は、各国から集った気鋭のスタートアップ企業によるピッチコンテストの最終審査の模様をお伝えします。

vol.1はこちら
「スタートアップと最新テクノロジーの祭典!」SLUSH ASIA参加レポートvol.1【元LINE代表森川氏・DeNA南場氏】

vol.2はこちら
「スタートアップとテクノロジーの祭典!」SLUSH ASIA参加レポートvol.2【supercell代表Ilkka Paananen氏、ガンホー代表孫泰蔵氏他】

vol.3はこちら
「スタートアップとテクノロジーの祭典!」SLUSH ASIA参加レポートvol.3【Peatix Asia 代表 竹村詠美氏・CEO、IDEO Tom Kelley氏他】

SLUSH ASIAピッチコンテスト概要

スタートアップ企業がプレゼンテーションを行い、優勝者には賞金として100万円が付与され、更にGoogleからの支援を受ける権利も獲得できるピッチコンテストは、スタートアップ支援を目的としているSLUSH ASIAのメインとも言える企画です。
世界各国のスタートアップ企業に呼びかけ、厳選された50社がプレゼンの機会を得ました。
当日は5つのブロックに分けられ、10社ずつピッチコンテストを行い、各ブロックで審査を通った1社のみがファイナリストとして最終審査に進むことができます。

今回、ファイナリストに残ったのは下記の5社でした。

AlpacaDB
VMFive
Bento Bioworks
FASTMEDIA
FOVE

1.AlpacaDB

AlpacaDB
※photo by Slush Media

アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くスタートアップAlpacaDBは、ディープラーニングプラットフォームを提供しています。ディープラーニング(深層学習)とは、機械学習の1種を用いた人工知能技術の総称を指します。人間の頭脳の働き方を模倣するもので、近年脚光を浴びている技術の1つです。

AlpacaDBでは、画像のタグ付けを学習させることが可能で、画像を大量に扱うネットショップ向けに提供されています。