Vineの後継SNS「byte」とは?収益化を実装予定
2020年1月に「byte」というSNSがリリースされました。
この「byte」は、数年前に個人ユーザーはもちろん、企業の間でも話題になったvineの後継SNSです。
今回はこのbyteの概要・特徴や、前身サービスである「Vine」について解説していきます。
byteの前身、Vineとは?
「byte」を解説していく前に、byteの前身である「Vine」のについて理解しておきましょう。
「Vine」の特徴は以下のようなものです。
- 6秒間のループ動画
- 2億人近いユーザー
- 他のSNSとの互換性が高い
- Twitter社の運営
これらの特徴だけでも、人気の高さや効果的な動画拡散が伺える効果的なSNSと言えます。
また、YouTubeにおけるユーチューバーのように「Viner」と呼ばれる動画投稿者も存在し、盛り上がりを見せていたSNSでもありました。しかし、2016年10月に突如閉鎖してしまったのです。
その理由は3つあります。
Vineが閉鎖した3つの理由
まず1つ目はVinerがYouTubeやInstagramの広まりを受け、他のサービスに移ってしまったということ。
他のサービスに移ったユーザーのなかにはインフルエンサーも含まれており、SNSとしての勢いが失速してしまいました。
2つ目はTwitter社の経営不振です。
実は2016年ころ、Twitter社は大手への身売り交渉に度々失敗し、経営不振に陥っていました。その失敗を受けて経営のスリム化が求められ、300人近くの社員のリストラも発表しています。
この経営のスリム化によってVineへのリソース投入が難しくなったのでは、という憶測も流れています。
3つ目はTwitterでの動画投稿が可能になったことです。
Twitterは元々動画の投稿はできず、投稿するにはYouTubeのような動画共有サービスが不可欠でした。
しかし、2015年にはTwitter内での動画投稿、2016年にはGIFの投稿も可能に。とくにGIFの投稿はVineのループ再生ができるという特徴に重なってしまい、酷似したサービスを自社で抱えることになってしまいます。
そうなるとTwitterは残し、Vineを閉鎖するといった判断になってくるのは自然なことです。
参考:
【衝撃の発表】Vineがサービス終了に至った3つの理由とは?
Vineが閉鎖した3つの理由と、今後の動画メディアのトレンドとは?広告の運用方法からメリット
byteとは
byteの前身、Vineの特徴と閉鎖した理由についてお伝えしたところで、ここからはbyteについて説明していきます。
byteは、Vineの共同創業者であるドム・ホフマン氏がリリースした動画投稿サービスです。
ドム・ホフマン氏は2018年11月にByteIncを創業し、2020年1月には、iOS・Androidアプリをそれぞれ公開しています。当初は2019年、春のリリースを予定していたものの、9ヶ月ほど遅れての公開となりました。
Vineの機能を引き継いでおり、まさに「Vineの生まれ変わり」とも言われているサービスです。
参考:
Vineが閉鎖した3つの理由と、今後の動画メディアのトレンドとは?広告の運用方法からメリット
byteの特徴
byteの機能面での特徴はVineの機能を引き継いでいることから、Vineとほぼ変わりはありません。
アプリのカメラを使用するか、カメラロール内の動画をアップロードすれば、6秒のループ動画が公開されます。
また、このような尺の短いループ動画のSNSプラットフォームといえば「TikTok」がヒットしています。byteにとっても「TikTok」は対抗していくべきサービス。
しかし、現時点ではTikTokにある「口パク機能」のようなものはありません。機能面では、まだTikTokに軍配が上がるようなイメージです。
byteは今後コンテンツを通じて収益化ができるプログラムを立ち上げる予定です。(2020年2月現在)
実はこの収益化はbyteのようなショート動画SNSでは初の試み。「クリエイターへ対価を支払う・パートナープログラム」といったワードが出てきており、注目を集めています。
今後のアップデートとクリエイターの工夫や才能次第で稼げるような仕組みになっていけば、大きなプラットフォームになるでしょう。
参考:
Vineが閉鎖した3つの理由と、今後の動画メディアのトレンドとは?広告の運用方法からメリット
6秒ループ動画アプリ「Vine」の後継サービス「byte」が公開、クリエイター収益化プログラムも計画中
新しい6秒動画プラットフォーム「byte」がローンチするも、スパム・コメントでカオスに
byteが動画市場に与える影響は?
上記のように、byteはリリースからまだ間もないこともあり、今後の発展が期待されているサービスです。
今後byteが動画市場に与える影響力は大きく、以下のようなものが予想されています。
- 収益化による動画市場の変化
- 動画投稿への気軽さがユーザーに芽生える
byteの影響力は動画市場を大きく変えるかもしれません。
その理由をひとつずつ解説していきます。
収益化による動画市場の変化
やはり最も注目すべきなのは「クリエイターへ対価を支払うパートナープログラム」です。現在では個人の場合、動画収益を期待できるサービスはYouTubeしかありません。
先程お伝えした、byteとの競合サービスである「TikTok」も収益化は行っていないのです。YouTubeにしても現状はその他のSNSで集客をし、登録者数を増やして収益化といった流れが多くなっています。
byteの収益化のプログラムが現実となれば、ワンストップで動画を収益に繋げることもできるようになるでしょう。現状では収益化の手段や条件が明らかになっていませんが、いずれにせよ、動画市場へ影響は小さくはなさそうです。
動画投稿への気軽さがユーザーに芽生える
byteの大きな特徴のひとつは「6秒間の動画配信」です。
この6秒は今まで動画配信をしたことがない方にとっては「手軽にはじめやすい長さ」なのです。実際に動画を撮ってみるとわかるのですが、今まで動画配信を行った方の場合10秒や15秒は少し長く感じるかもしれません。とはいえ、TikTokは15秒以上の動画配信も可能なので、byteも今後変化があるかもしれません。
いずれにせよ、この「6秒」によって参入の敷居が低くなり継続もしやすいことは確かです。YouTubeやTikTokには興味があったものの、ちょっと手が出なかったというユーザーにとっては嬉しいサービスと言えるでしょう。
byteは今後の展開に期待したいサービス
このように、byteは2020年1月にリリースされたばかりでまだまだ改良が期待されています。改良の結果、収益性が実装されてくればインフルエンサーによるbyteの活用も考えられます。
となると、今年さらに盛り上がりをみせる注目のサービスのひとつであることは間違いありません。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
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- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
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