『VYOND(ビヨンド)』を使った消費される動画作り

これまでの動画コンテンツ作りの3つの課題

川崎氏:動画作りにおいて、大きな課題が3つあります。

1つ目は、「作るスキルがない」こと。何をどうやって作ればいいのか?

2つ目は、「コストがかかる」こと。人件費や制作に多くの時間を取られてしまうことが課題としてありました。

最後に、「使うスキルがない」こと。せっかくお金と時間をかけて動画を作っても、活用しきれていない場合が少なからずありました。

ビジネス向けアニメーションツール『VYOND』とは

川崎氏:VYONDは、これまでの動画コンテンツ作りの課題をクリアした、ビジネス向けアニメーションツールです。2007年アメリカのGoAnimate,Inc.社が開発しました。すでに世界では2000万アカウントを超えたユーザーが使用しており、日本には2018年に初上陸したサービスです。

『Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)』の中の営業支援ツール紹介の記事の中で、動画マーケティングツールとしても紹介されています。

参考:カスタマー・エンゲージメントを実現する、注目の営業支援ツール26選|Forbes JAPAN

日本でのVYOND活用事例

ゴルフ免許証

川崎氏:ゴルフに行きたい人同士をマッチングするSNS型のスマートフォン専用無料アプリ「ゴルフ免許証」のローンチに向けて、VYONDのアニメーションを活用したPRを作りました。「一緒にゴルフに行ける人いないかなぁ」というゴルフをする誰もが抱える思いを代弁するような、読者を引き込むストーリーをアニメーションで表現しています。

Facebookでゴルフ仲間のコミュニティがあったため、作成した動画はFacebookの動画広告から始めたのですが、どんどん拡散されていき、Facebook配信だけで、初速で1万再生ほど稼げました。

その後、YouTubeでも公開し、再生回数は3千回という結果でした。こちらの案件のゴールは、「クラウドファンディングの成功」だったのですが、目標金額に達成することができ、動画でPRを効果的に行えた好事例だったと言えます。
参考:ゴルフ専用SNS ゴルフ免許証

埼玉県女性キャリアセンター

川崎氏:埼玉県女性キャリアセンターへの来場を促すPR動画として、2018年に作成しました。ストーリーテリングを効果的に使ったアニメーションを作成できるため、結果は、YouTubeで再生回数27万回という埼玉県公式チャンネルとしては、過去にない再生回数を叩き出し、非常に好評でした。

このYouTube広告配信の結果、実際に女性キャリアセンターへの問い合わせが爆発的に増えました。現在でも、さいたま新都心駅のサイネージでアニメーションを流し、来場促進を図っています。
参考:埼玉県女性キャリアセンター

どうしてVYONDのアニメーション動画がビジネスに効果的なのか?

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ビジネスの分かりづらいことを分かりやすく伝える

川崎氏:特に医療やファイナンス業界など、専門的で分かりづらい内容が多いものを、いかにアニメーションで分かりやすく伝えるかが大事です。アニメーションだとそれが可能。

VYONDは、約千種類のテンプレートや1万以上あるイメージ画を組み合わせて作ります。ビジネス向けツールのため、さまざまな業界でアニメーション動画を使ったPRができるようにこれだけの種類が用意されています。

親近感を湧かせるストーリー展開

川崎氏:簡単に作成はできるのですが、ビジネスで活用するアニメーションで必要なのは、ロジックと感情です。以下のような商品PRにおける基本的なストーリーをきっちりとアニメーションに乗せることで「魅せる、PRできるアニメ」になります。

■商品PRの基本シナリオ
<Before>
お客さまの具体的な課題は?(困った・悩み・不安・課題など)
↓
↓➡️なぜ、解決できるの?:商品/サービスで解決
↓
<After>
解決するとお客さまはどうなる?