2020年に入り、連日ニュースにも取り上げられている新型コロナウイルス感染症。政府からの小中高の臨時休校や外出自粛などの要請により、業務に影響を及ぼしている中小企業も多いでしょう。

そこで今最も注目されているのが、リモートワークやクラウド業務です。経済活動にも打撃を与える新型コロナウイルスによる影響から、中小企業を支援するためにサービスを無償・割安で提供する企業も増えてきました。

今回は、無償提供・割安提供をしているサービス・企業を紹介します。

Web会議システム

bellFace(ベルフェイス株式会社)

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参考:ベルフェイス(bellFace)

ベルフェイス株式会社は、新型コロナウイルス 対策として4月末までWeb会議システム「bellFace」を機能や利用人数の制限なく無償提供しています。

参考:営業に特化したWeb会議システム「bellFace」新型コロナウイルス対策として、2020年4月30日(木)まで無償提供を決定

資料を共有し対面で会話できるため、対面営業さながらの営業活動が可能。さらに録音・録画機能もついているためフィードバックも可能です。

V-CUBE(株式会社ブイキューブ)

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参考:テレワークで日本を変える|Web会議システムV-CUBE

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校や外出自粛などに伴い、テレワークの導入企業や非営利団体へのWeb会議システム「V-CUBE」が5月末まで無償で提供されています。

参考:ブイキューブ、Web会議サービス「V-CUBE ミーティング」の教育機関など非営利団体への無償提供を開始

Web会議や面談、営業などはもちろん、オンラインセミナーやイベントなどの開催も可能。またテレワーク導入相談窓口も開設しており、テレワーク導入をサポートしています。

ECO Meeting クラウド(株式会社エステック)

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参考:ECO Meeting クラウド

株式会社エステックは、ペーパーレスWeb会議システム「ECO Meeting クラウド」を新型コロナウイルスの影響によりテレワークを導入する企業や団体に5月末まで無償提供することを発表しました。

参考:新型コロナウイルス対策のテレワーク用に無償提供のご案内

WindowsとiPadで利用でき、資料も共有可能のためペーパーレスで利用できます。さらに資料に書き込みをすることも可能なので、オンライン会議をより効率化できるでしょう。

テレワークサポート

テレワークサポートツールを一斉提供(RSUPPORT株式会社)

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参考:RSUPPORT|リモートコントロール・リモートサポート専門企業

RSUPPORT株式会社は、新型コロナウイルス対策としてテレワーク・在宅勤務の需要が高まっていることを受け、クラウド型Web会議「RemoteMeeting」、遠隔操作ツール「RemoteView」、遠隔サポートツール「RemoteCall」を最大3ヶ月間無償提供することを決定しました。

参考:RSUPPORT、新型​​コロナウイルス感染症対策のため在宅勤務・テレワーク向けサービスを無償提供

テレワークに必要なツールを一斉提供することで、テレワーク導入企業を全面支援しています。

MiiTel(株式会社RevComm)

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参考:MiiTel(ミーテル)|AI搭載型クラウドIP電話

MiiTelは音声解析型AIが搭載されたクラウドIP電話です。「新型コロナウイルスの影響はあれど電話営業だから…」と社内に常駐せざるをえない社員が、自宅にいながらも通常どおりの電話業務を遂行できるよう、2ヶ月間無償提供されています。

参考:リモートワーク環境を早期実現する『MiiTel』の無償提供開始

電話内容をAIが採点し、社員にフィードバックを行うため、近くに管理者やマネージャーがいなくても安心。テレワーク(リモートワーク)の環境を整えるのに欠かせないツールです。

店舗Linkle(北都システム株式会社)

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参考:店舗Linkle

北都システム株式会社は多店舗チェーンを持つ小売店を対象に、本部と店舗間のコミュニケーションを円滑にするクラウドサービス「店舗Linkle」を5月末まで無償提供しています。

参考:[プレスリリース] テレワークを応援、店舗Linkleの無償提供を期間限定で

本部と店舗間の連携を効率化することで、管理者は実際に現場まで足を運ぶ必要なく(場合によっては自宅で)進捗管理や報告・連絡・相談が可能です。

いえらぶCLOUD(株式会社いえらぶGROUP)

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参考:いえらぶCLOUD

不動産の業務支援サービス「いえらぶCLOUD」は、現地まで出向けないユーザーとその接客ができない社員に向け、リモートで住まい探しをサポートするWEB接客機能を無償で提供しています。

参考:新型コロナウイルスの感染拡大を受け、 リモートでの住まい探しを支援する「WEB接客」機能を無償提供開始

オンライン内見やWeb上での接客が可能となっており、消費者が自宅にいながら気になる家を案内可能。新型コロナウイルスの影響を最小限に抑え、チャンスロスを防ぎます。

採用・人事・人材教育

ホワイトペーパーを公開(株式会社ZENKIGEN)

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参考:株式会社ZENKIGEN

新卒採用が強化されるタイミングで、新型コロナウイルスの緊急事態が発生。株式会社ZENKIGENでは、同社の採用オンライン化のノウハウをまとめたホワイトペーパーを公開しました。

参考:ZENKIGENは「採用活動のオンライン対応」の短期立上げに関するホワイトペーパーを公開します

同時に採用活動のオンライン化の仕組みづくりや立ち上げなども支援。WEB面接サービス「HARUTAKA」も提供しているため、オンライン採用を検討している企業は必見です。

インタビューメーカー(株式会社スタジアム)

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参考:株式会社スタジアム

株式会社スタジアムは、現在採用活動を行っている企業向けにオンライン面接ツール「インタビューメーカー」の無償提供を4月末まで実施しています。(申し込みは3月末まで)

参考:オンライン面接システム「インタビューメーカー」無償提供について

個人のWeb面接はもちろん、応募者8名・面接官4名までのグループ面接も可能。採用活動や就職活動を滞らせることなく遂行できます。

グロービス学び放題フレッシャーズ(学校法人 グロービス経営大学院)

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参考:グロービス(GLOBIS)

新型コロナウイルスの収束はまだ目処が立たず、新卒内定者が入る4月まで外出自粛等の期間が伸びると予想されます。グロービス経営大学院は、新入社員育成のために「グロービス学び放題フレッシャーズ」の一部コンテンツを無償提供することを決定しました。

参考:内定者・新人向け学習サービス「グロービス学び放題フレッシャーズ」の一部を4月末まで無償提供

提供されるのは「会社の基礎知識」「ビジネスマナー」「ビジネスマインド」の3コースで、新入社員の集合研修の開催が困難なときに、研修の代わりとして役立つでしょう。

soeasy buddy(株式会社soeasy)

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参考:株式会社soeasy

知識やノウハウの動画共有サービスを行う株式会社soeasyは、新入社員集合研修の中止やオンライン化を受け、新入社員向けビジネスマナー研修動画50本と、外国人材向け実践生活研修動画を100本、無償提供することを決定しました。

参考:<新型コロナウイルス対策に>新入社員向けビジネスマナー研修動画 全編50本/外国人材向け生活研修動画 100本を無償提供

新入社員が自宅待機の間もしっかりと新社会人としてのイロハを学べる場を提供すると共に、リモート研修導入に関する無料相談窓口も開設し、新入社員・企業の両方をサポートしています。

オンライン勉強会・セミナー・イベント

Forkwell(株式会社grooves)

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参考:Forkwell - 成長し続けるエンジニアを支援するサービス

株式会社groovesが運営する「Forkwell」は勉強会・イベントスポンサーとしてITエンジニア向けのイベントを支援しています。

新型コロナウイルスにより多数の勉強会やイベントが中止になったことで、オンライン上の勉強会やイベントへのスポンサー費用を支払うことを決定しました。

参考:新型コロナウイルスで中止を検討しているIT勉強会・イベントのオンライン開催を支援

LIVEPARK(株式会社LivePark)

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参考:LIVEPARK(ライブパーク)

新型コロナウイルスの影響でオフラインイベントを中止せざるをえなかった企業や団体に対し、イベント参加型ライブ配信アプリ「LIVEPARK」が3月末まで無償で提供されています。

参考:中止や延期になったトークイベントやセミナーを『LIVEPARK』が無償でライブ配信

『LIVEPARK無償ライブ配信サポートプログラム』を通してライブ配信を行えば、会場は無観客でもトークセッションセミナーなどの開催が可能です。視聴者はスマホから参加し、コメントをしたり共有された資料を見ることもできます。

EventHub(株式会社EventHub)

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参考:EventHub(イベントハブ)

新型コロナウイルス の影響でセミナーやカンファレンス、展示会等のイベントをオンライン化して開催することを検討している企業や団体に向け、オンライン上のプラットフォーム「EventHub」が無償提供されています。

参考:【新規機能】オンラインでイベントを開催できるプラットフォームをリリースしました

EventHubではライブ動画を配信できるほか、交流機能や主催者からのお知らせを受け取る機能なども充実。受け身になりがちなオンラインイベントでも、主催者と参加者が交流できるように設計されています。

子どもと保護者の支援

キッズライン(株式会社キッズライン)

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参考:キッズライン

臨時休校をうけ、内閣府が1人あたり最大26万4000円の緊急ベビーシッター補助をすることを決定しました。キッズラインはその対象事業者です。

そのほか3月末までの間、子どもの預け先に困っている保護者がキッズラインを利用した場合、初回利用の方は3000円分、既存の利用者は300円分の割引をすることを発表。

参考:ベビーシッター割引による支援対策を行います|キッズライン

リモートワークを言い渡されたけど子どもが家にいて仕事ができない…そんな保護者と行き場を失った子どもを支援してくれます。

タスカジ(株式会社タスカジ)

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参考:タスカジ

家事を依頼したい人・家事を引き受けたい人のマッチングサービス「タスカジ」では、小中学校の臨時休校にともない、食事の作り置きに関するお問い合わせが増加。それをうけ、学校給食の代替として作り置き割引支援を開始しました。

提供期限は4月5日まで。初めてタスカジを利用する人は1000円、既存の利用者は500円の割引を受けられます。

料理作り置きがあれば、留守番をする子どもへの食事を心配することなく仕事に集中できるでしょう。

参考:【新型コロナウイルス】学校給食の代替として料理作り置き割引支援を開始

ベアーズ(株式会社ベアーズ)

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参考:ベアーズ|家事代行

小中学校の臨時休校で子どもは在宅、しかし保護者はリモートワークをしなければならず、どうしても家事の優先順位が下がってしまうことを受け、ベアーズは都内23区内に限り家事代行サービスを無償提供(別途交通費あり)することを決定しました。

参考:家事代行で小中高の臨時休校に悩むご家庭を緊急支援〜3月中東京23区限定・家事代行サービスの無償提供を決定〜

そのほかの地域でも、家事代行サービスやベビーシッターサービス、料理代行サービスなどを定価の10%OFFで提供しています。

サービスを上手に活用しよう

新型コロナウイルスは日本の経済活動にも打撃を与え、中には「コロナ鬱」と呼ばれる鬱症状を発症する人も出てきました。それらを防ぐには、自粛しつつも普段通りの生活を送ることが大切です。

テレワークや遠隔でも普段通りの業務を遂行するには、便利なツールを利用したり誰かの助けを借りたりすることも大切。無償提供・割安提供されているサービスもたくさんありますので、ぜひ活用していきましょう。

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