投げ銭システムとは?仕組みやメリット、代表的なサービスを紹介
ライブ配信サービスなどで実施されている「投げ銭」。は、一度は耳にしたことはあるけれど、その実態は知らない方も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな投げ銭に関しての概要やメリット、デメリット、投げ銭サービスについて解説します。
投げ銭システムとは?
「投げ銭」とは本来、ストリートミュージシャンや大道芸人に対し、パフォーマンスの素晴らしさやクオリティを称賛して少額の現金を投げ入れる行為です。近年ではその意味が転じ、インターネット上でユーザーの意思によって金銭やギフトなどを提供する行為やそのサービスを指す単語としても使われています。
ネット投げ銭は多くの場合、Webサイト上に作られたボタンをクリックすることで寄付が完了します。寄付の額は100円などの少額をベースに、なかには高額投げ銭が可能なサービスもあるのです。
ネット投げ銭は、基本的に無料でサービス展開しているコンテンツに対して支援的な意味合いで行われたり、良質なサービスに対しての感謝の気持ちを表したりする意味で利用されます。投げ銭をする側は感謝の気持ちを伝えることができ、受け取る側はそれを資金やモチベーションにして、よりよいサービス展開をするようになるという仕組みです。
投げ銭のメリット
駆け出しのサービスやプログラム、動画配信者やアイドル、ミュージシャンなどに対して憧れや応援の気持ちを込めて支援すれば、受け取る側にも「もっと良いものをお客さまのために」というプロ意識が生まれます。その結果才能が開花したり、巨大なサービスに成長したりと大きな成果に結びつくこともあるのです。
配信側は、以前はサービス提供や売り込みをしながらも収入源を確保しなければなりませんでしたが、今はこういったサービスによって夢や自己実現に対して時間を費やせるようになっています。
一方で、投げ銭する側も、ライブ配信で有名人に名前を呼んでもらえたり、新しいサービスを優先的に利用させてもらえたりなどのメリットを受けられます。
投げ銭システムは、人やチームが叶えたい夢を「投げ銭」という形で支援でき、自分も同じように夢が実現していく過程を疑似体験できることが魅力と言えるでしょう。
投げ銭のデメリット
投げ銭は人々の夢をお互いに応援しあえる素晴らしいシステムですが、のめり込みすぎると特に動画配信サービスなどでトラブルになりやすいというデメリットがあります。
例えば、イケメンや美女の配信者に対して多額の投げ銭をしてしまったり、未成年が親のスマホやカードを使って投げ銭を続けたせいで巨額の請求が来たり、などの事例も。
一方で、サービス提供側の心理にも影響を及ぼすこともあります。人気になればなるほどお金が入ってくるので、違法なサービスやソフトの提供、過激なライブ配信や迷惑行為などを招く可能性も。多額の金額が動いている配信に大勢の未成年者が集まっているという実態もあるほどです。
節度を守りながら使えば素晴らしいシステムですが、残念ながら一部の利用者によって、投げ銭の悪い面が浮き彫りになってしまっている、という事実があります。
投げ銭を受け取る側は手数料がかかる
少額から配信者を支援できる投げ銭ですが、受け取る側は少額であっても手数料が発生する場合がほとんどです。支援したからといってその全額が配信者に入るのではなく、手数料の引かれた金額が相手に送られるということを理解しておきましょう。
手数料の金額は、それぞれのサービスによって異なります。
投げ銭ができるサービス一覧
YouTube(ユーチューブ)の「スーパーチャット(スパチャ )」
動画配信サイトとして世界的に有名なYouTubeにも、「スーパーチャット(スパチャ)」と呼ばれる投げ銭システムがあります。スパチャでは、YouTubeライブの配信者に対して、100円〜50,000円までの金額を送金可能です。送金するとYouTubeに表示されるコメントの色が変わるので、配信者にコメントを取り上げてもらいやすくなるというメリットもあります。
送金したスパチャは全額配信者に届く訳ではありません。一定の金額がYouTubeやApple
側に手数料として支払われます。実際に配信者が手にする金額は、送金額の6〜7割程度です。
参考:Super Chat と Super Stickers の購入状況を管理する
note(ノート)
noteはテキストをメインとしながらも、画像や音楽などを販売できるサービスです。基本的には文章投稿サービスなので、ブログや有料記事の販売に使われることがほとんど。フォロー機能もあるので好きなクリエイターを応援できます。
ブログサービスと異なるのは、広告による収入をメインとするブログ運営に対して、ユーザーが好きな作家に好きな金額を投入できることです。有料で中身の濃いコンテンツを配信するだけでなく、自身をブランディングすることでファンを増やして収入を得られます。
掲載ジャンルや収入獲得方法だけでなく、投げ銭方法も幅広いサービスです。
ofuse(オフセ)
クリエイターを応援できる「ofuse」は、ファンレターと一緒に投げ銭ができるサービスです。クリエイターは自身の作品投稿サイトやSNSにリンクを貼り付けることで、お布施募集ができます。
お布施を募集している好きなクリエイターに、ファンレターを記入すると、1文字2円のお布施となってクリエイターに届きます。
金銭と一緒に手紙が届くので、クリエイターのモチベーションアップにも繋がるサービスと言えるでしょう。
参考:Ofuseとは
SHOWROOM(ショールーム)
SHOWROOMは、ライブ配信サービスとして日本トップレベルのシェアを誇っています。視聴者はサイト内ポイントの「Show Gold」を購入し、アイテムと引き換え、そのアイテムを配信者にプレゼントする仕組み。
アイドルや芸人などのプロ配信もありますが、誰でも配信可能です。SHOWROOMでは、視聴者をアバターで表示するので皆で見ている感覚を味わえます。自粛ムードが高まる今、こういったサービスを求める利用者が増えるかもしれませんね。
参考:SHOWROOM
17Live(イチナナライブ)
配信型の投げ銭サービスの「17Live」は、ライブ配信アプリの中でも抜群の人気と知名度を誇っています。特に10〜20代の若い世代に人気があり、今も拡大し続けているサービスです。
17Liveでは、視聴者がポイントを購入し、ライブ配信でギフトを送れば完了。1回の放送で100万円以上稼ぎ出す猛者もいます。
ライブ配信は、配信者がファンに向けた放送を日常的に放送するため、観ているファンも視聴習慣ができ、それにより独自のコミュニティが出来上がるのが大きな特徴と言えます。
参考:17Live
Instagram(インスタグラム)の「バッジ」
Instagramの「Instagram Live(インスタライブ)」と動画共有サービス「IGTV」でも“バッジ”という新たな投げ銭システムの導入が発表されています。
バッジを購入した視聴者は、コメント欄で目立つように表示されたり、配信者が閲覧できるバッジリストに記載されたりするようです。アメリカやブラジル、イギリスなど、世界各国で順次導入予定ですが、現時点では日本の導入がいつになるか発表されていません。
参考:Doing More to Support Creators on Instagram | Instagram Blog
ライブ配信と相性の良い投げ銭システム
現在では、文章などのコンテンツや配信者に対して利用されることが多くなった投げ銭。特にライブ配信サービスでは、多くのプラットフォームで投げ銭が導入されています。投げ銭に対して、リアルタイムでリアクションをとれるライブ配信サービスは、投げ銭サービスと相性の良いサービスと言えるでしょう。
そういった流れの中、投げ銭で収益を得ている人や団体も増えてきました。一方で貢ぎ過ぎて生活が困窮する視聴者がいるのも事実です。さまざまなメリットとデメリットがある投げ銭は、現代のお金の流れを学べるサービスと言えるかもしれません。
投げ銭やライブ配信についてもっと詳しく
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- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- ブログ
- ブログとは、ホームページの一種です。運営者はブログシステムに登録し、利用開始をすることで、ホームページ制作のプログラム技術を修得する必要なく、本文のみを投稿しつづければ、公開・表示はおろかページの整理や分類なども効率的に行えるシステムを言います。
- ブログ
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- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- コンテンツ
- コンテンツ(content)とは、日本語に直訳すると「中身」のことです。インターネットでは、ホームページ内の文章や画像、動画や音声などを指します。ホームページがメディアとして重要視されている現在、その内容やクオリティは非常に重要だと言えるでしょう。 なお、かつてはCD-ROMなどのディスクメディアに記録する内容をコンテンツと呼んでいました。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
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