Twitter社が24時間で消えるツイートをブラジルで試験導入。どのような効果をもたらすのか?
Twitterを使っているなかで、「短時間で消せたらいいのに」「もっと手軽にツイートしたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
確かに時間限定のツイートができたらもっと気軽にツイートできますよね。
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実はいまTwitter社では、24時間でつぶやきが消える「フリート機能」を試験中です。これが実装されると24時間で自動削除されるツイートが可能になり、Twitterの使い道が広がるとして注目されているのです。
そこで今回はそんなフリート機能について詳しく解説。機能の概要から開発背景、メリットや問題点などを詳しく説明するのでぜひ最後までお読みください。
Twitterの「フリート」とはどんな機能?
Twitterでフリートと呼ばれる新しい機能のテストが開始されています。フリートとは英語で「素早く消える」という意味を持つ言葉です。
通常のツイートは発信者が削除しなければ半永久的に残り続けますが、フリートは24時間で自然消滅します。
またリツイートやLikeボタンがなく、埋め込みや固定リンクも利用できないのでフォロワー以外の目に付きににくいのが特徴。返信はDMのみでリプライ機能もありません。
このため拡散しにくく、情報発信には向きませんがすぐに消えるので思いつきや感情的なツイートがしやすいというのがポイントです。
昨今Twitterに対しては情報発信ツールとしての認識が広まっています。しかし、「もっと気軽にツイートしたい」というユーザーの声も多くあり、フリート機能の導入試験を行う運びとなりました。
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ブラジルで試験的に導入
今までのTwitterにない画期的なシステムであるフリート機能は、現在ブラジルで試験的に導入されています。
なぜブラジルかというと、リーチ率(普段からネットを利用しているユーザーのTwitter利用率)が世界トップだったためといわれています。
また、Twitterに対して特に批判が多い国というのもテストに選ばれた理由です。
ちなみに利用者数1位がアメリカ、2位が日本。利用者数の多さよりも普及率やクレームの数を優先したといえます。
現にTwitter社はブラジルを選んだ理由として、「ブラジル人が一番Twitterを利用している」と発表しているのです。
単に利用者数ではなく利用率や否定的意見の多さをみて判断するところは、世界で普及するサービスの運営会社らしいですね。
また、このテストはTwitter従業員の中で限定的に行われてもいます。
InstagramやYouTubeといった競合他社が導入している24時間で投稿が自動削除される機能。
試験導入がすでに始まるなど、今の所は前向きに検討されています。
24時間で消えてしまう「フリート」
前述のとおり、フリート投稿は24時間で消えてしまいます。そしてフリートとして投稿できるのはテキスト、ビデオ、写真です。
また、返信はDMのみ対応しリアクションも絵文字だけとかなり機能が限定されています。
Instagramでいうと「ストーリー」に当たるもので、そのストーリーはかなり人気の機能になっています。現にInstagramのストーリー機能は、1日に1億人以上のユーザーに利用されているのです。
このように多くの人が利用している短期削除機能。当然Twitterにも待ち望む声が多く見られます。
危険性
フリート機能に対してTwitter社は、「リツイート」や「いいね」ができないので今より気軽に投稿ができるようになる」としています。
しかし気軽に発言できる分、過激な投稿や不適切なツイートが増えるのではないかと指摘する声もあるのです。
また24時間で投稿が削除されるにしても、問題投稿があれば炎上につながるのは明らかといえます。特に過激なものは投稿してからすぐに炎上することも珍しいことではなく、すぐに消えるからといって問題投稿をしてもいいということにはならないのです。
こういった側面をしっかりテストしている段階のせいか、日本での正式スタートは今のところ不明な状態です。
広告を出す側のメリット
フリート投稿は24時間で消える投稿なので、広告を出す側にも限定的な広告を出せるメリットがあります。
たとえば、24時間限定のキャンペーン広告などです。現にInstagramでは、ストーリー機能を使って動画を配信し、視聴者限定のキャンペーンを実施する企業もあるなど多くの会社でストーリー広告が利用されているのです。
もしTwitterにもフリート機能が正式実装されれば、新たな広告の形として普及していくことでしょう。
フリートの特徴を解説
ここまでフリート機能の概要と開発背景を紹介してきました。
では、実際にどんな特徴があるのかを詳しく解説します。
フリート機能の使い方
フリート投稿はInstagramのストーリーと同じく、画面上部に表示されます。自分がフォローしている相手がフリート投稿している場合に表示されるので、タップすればその人のフリート投稿を見ることができます。
また、フォローしていない人のフリート投稿はプロフィールが公開されているアカウントであれば表示されます。
投稿の仕方は、ホーム画面に表示されている自分のプロフィール画像をタップ。テキストの入力や画像、動画を追加して完了です。
ちなみにフリート投稿はタイムライン上には表示できず、先ほど説明したようにフォロワーの画面上部に表示されます。
リツイートやリプライ機能は使えず、DMと絵文字によるアクションだけが可能。投稿は24時間で自動削除されます。
フリート機能の特徴
フリート投稿は、タイムラインに掲載されず24時間以内に削除されます。
また返信やリアクションも、通常のツイートとは仕様が異なるので注意が必要ですがそれ以外の面では通常のツイートと大差はありません。
テキストの投稿はもちろん画像添付や動画投稿、さらにはカメラの起動に至るまで通常のツイートと同じようにできます。
通常ツイートとの大きな差である24時間での削除機能を、ユーザーがどう利用していくのかがポイントとなりそうですね。
フリートはどんなときに使うのか
Instagramなど多くのSNSで採用されているフリート・ストーリー機能。
実際にどんなときに使うものなのでしょうか。
ここではInstagramのストーリー機能の使われ方と、実際にTwitterに投稿されていた意見から読み解いていきます。
Instagramのストーリーに投稿されている内容
フリート機能と同じく24時間で削除される、Instagramのストーリーを見てみると次のような投稿が目立ちます。
- 画像とひと言コメント
- お酒や食事などの写真
- 旅行での思い出
- 今していること
- 急募
- フォロワーへの感謝の言葉
やはり、リアルタイムで何かを伝えたいときに利用しているようです。
また、限定的な相手への気持ちを伝えるなど短く投稿したり、感情的な内容だったりするときに利用されています。
Twitter上にある声
Twitterの中にも、フリート機能が導入されるかもしれないことを知っているユーザーは一定数います。
もしフリート機能が実装されたらどんな投稿をするかを見ていくと、このような意見がありました。
- 作成途中の作品を載せたい
- 気軽な投稿をしたい
- ポエムなどを投稿したい
- 画像投稿が楽になる
など、作品の進行度合いを載せるほか、ポエムなどの思い切った投稿使いたいという声が見られたのです。
また限定的に何かを発信するために利用されることが見込まれ、「ネットコミュニティの限定化が進む」と見ているユーザーもいます。
どうやらフリート機能が導入された場合、Twitterの使い方が変わっていくことは間違いないようです。
フリート機能は実装されるのか?
24時間という短い期間で発信が削除されるフリート機能。すぐに消せる投稿がしたいというユーザーの声から、導入が検討されています。
さらにInstagramなどのストーリー編集アプリを開発する企業をTwitter社が買収したため、フリート機能の実装が近いのではないかという予測もあるのです。
一方で、「望んでいない」「あっても使わない」「変な投稿が増える」「それよりも現機能を改善してほしい」という否定的な意見も数多くあるのも事実。
そんな中で現在行われているブラジルでの試験導入。果たしてどのような結果になり、フリート機能が使えるようになるのか。Twitter社の判断が待たれているのです。
参考:
Twitterまで「ストーリー」のような新機能「Fleet」 まずはブラジルでテスト開始
Twitterの国別リーチ率ランキング、トップはブラジル。日本は何位?
海外SNSランキング | 世界と日本のSNSユーザー数と普及率の違いとは?
Twitterの新機能『Fleets』(フリート)とは?その使い方や仕組み・ストーリーと似ている点を徹底解説!
Twitterが試験導入する「消えるツイート」は、いったい何をもたらすのか?
インスタグラムのストーリー機能とは? 投稿や保存・足跡・シェア方法を解説
いよいよTwitterがストーリー機能を搭載?テンプレートメーカーChroma Labsを買収
Twitter、SNSのストーリー編集アプリのChroma Labsを買収
24時間で消えるツイート、「フリート」とは?⇒ RTやリンクはダメ、返信はDM
Twitterが投稿から24時間で自動消滅するつぶやき機能「フリート」をテスト中
【Twitter】24時間後にツイートが消える新機能「フリート」のテストが一部地域で実施
Twitter、24時間で消えるツイート「Fleet(フリート)」をテスト開始
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- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
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- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- キャンペーン
- キャンペーンとは、インターネット上のサイトにおいて、ファン数を増やし、購買行動を促すためにおこなう懸賞キャンペーンなどのマーケティング活動のことです。キャンペーンにはファン数を増やすだけでなく、ファン獲得以上のリアル店舗の来店者数を増やす、資料請求者を増やす、実際の購買を増やすなどの目的があります。
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- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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