2015年6月4日の記事を更新しています。

**「バーティカルメディア」という言葉をご存知でしょうか?
直訳すると
「特化型メディア」**で、今後のメディアの中心となっていくものとして注目を集めています。

バーティカルメディアを複数運営する株式会社じげんは、2013年11月に上場して以降、順調に業績を伸ばしています。2015年3月には、売上予想を10%上方修正しており、過去最高を更新する見通しだと発表しています。

※参考:じげん【3679】、今期売上を10%上方修正・最高予想を上乗せ | 決算速報 - 株探ニュース

今回は、注目の集まるバーティカルメディアについて解説します。

バーティカルメディアとは

バーティカルメディアとは、直訳すると「垂直型のメディア」となり、色々な話題を集めず、1つの特化した話題を深掘りしていく「特化型メディア」となります。
例えば、料理の話題ならクックパッド、海外サッカーの話題ならGoal.com、ライフスタイルならiemo、女子ファッションならMERYなどのように、1つの話題を深掘りしているのが特徴です。

混同しがちなのが、バーティカルメディアはキュレーションメディアとイコールではないということです。バーティカルメディアはあくまでも「分野特化型メディア」のことを指します。MERYやiemoはキュレーションメディアでありながら、分野特化もしているのでバーティカルメディアでもあります。

※参考:キュレーションメディアはどうなった?最近リリースされたメディアをまとめてみた

では、なぜこのバーティカルメディアが注目を浴びているのでしょうか。大きく分けて2つありまs

バーティカルメディアが注目を浴びている理由

1.「◯◯ならここ」というブランディングがしやすい

バーティカルメディアは、「◯◯ならここ」というブランディングがし易いというメリットがあります。
例えば、クックパッドといえばレシピというブランディングですし、MERYといえば女子ファッションというブランディングが確立しています。これが話題を横に広げすぎているメディアは、一体何に特化したメディアなのか分かりづらくなります。このようにバーティカルメディアではブランディングがしやすいメリットがあります。

2.ユーザーが絞られているので広告主が広告を出しやすい

バーティカルメディアはブランディングがしやすいというメリットを前述しましたが、そのためユーザーもその情報を求めている人しか集まりません。
広告主はターゲットが絞られているので広告の効果が望めやすく、広告出稿が増えるというメリットがあります。
メディア運営は、マネタイズを広告出稿に頼らなければならないという側面があるため、広告出稿が増えるというのは大きなメリットとなります。

バーティカルメディアについて理解できる記事3選

1.バーティカルメディア=ある領域に特化したメディア

 バーティカルメディア=ある領域に特化したメディア
バーティカルなキュレーションメディアの分野別まとめ | 本間陽介のブログ

冒頭でも紹介したとおり、バーティカルメディアはある特定のジャンルにテーマを絞ったメディアを指します。

こちらの記事では、直近のバーティカルメディアが紹介されていますが、「住まい」「食」「旅行」など、1つのテーマに沿ったあらゆる情報が網羅されているため、

「テーブルが欲しい」「週末は温泉に行きたい」

というように比較的ニーズが明確なユーザーから、

「なんとなく家をキレイにしたい」「疲れたからゆっくりできるところに行きたい」

という曖昧なニーズのユーザーまで引きこむことができます。

2.良質なオリジナルコンテンツが成功のカギ

良質なオリジナルコンテンツが成功のカギ
2015年躍進するメディアは『特化型』か!?「iemo」「クックパッド」などから見るバーティカルメディア成功の鍵

2014年はSmartNewsやグノシーなどのニュースキュレーションアプリが台頭した年でした。
日々大量に生み出されるニュースを選別し、配信するキュレーションメディアは十分価値を提供できていますが、オリジナルコンテンツは少ない傾向にあります。
そこで、あるジャンルに特化し、良質なコンテンツを生み出すバーティカルメディアに注目が集まるようになってきました。

3.バーティカルメディアのメリットはターゲットがより明確になること

バーティカルメディアのメリットはターゲットがより明確になること
ジャンル特化型だから広がる、ネイティブアドの可能性 DeNAのキュレーションメディアプラットフォーム | AdverTimes(アドタイ)

昨年から今年にかけて「iemo」「MERY」「Find Travel」などのバーティカルメディアを買収したDeNAは、「DeNA Palette」というバーティカルメディアのプラットフォーム構想を発表しました。

既にバーティカルメディアを6つ保有しており、2015年末までには10に増やす予定とのことです。
バーティカルメディアのメリットは、ターゲットが明確という点にあります。運営側にとっては、よりユーザーに沿ったコンテンツを配信しやすくなり、広告出稿側は最適な媒体を選びやすくなるうえ、ターゲットに響く広告が作りやすくなります。
ネイティブ広告のようなコンテンツ重視の広告に注目が集まっている今、より明確にターゲット選定をしていくことが重要となります。

まとめ

キュレーションメディアと混同されがちなバーティカルメディアですが、キュレーションメディアは「良質なコンテンツを選別する」ことに重きをおいており、バーティカルメディアは「ある領域に特化する」ことに重きを置いています。
先に紹介した「iemo」や「MERY」は、情報を選別しているという点ではキュレーションメディアであり、ジャンルに特化しているという点でみればバーティカルメディアとなります。
質の良い情報を選定するだけでなく、ある1つのテーマに沿った情報が集積されていたほうがユーザーにとっては使いやすく役立つ情報が得られやすいと考えると、やはり今後はバーティカルメディアの時代になっていくと考えられます。
これからオウンドメディアの運用を考えられている企業は、自社ユーザーの興味・関心を引くには、どのようなジャンルに特化すればいいかを考えてみましょう。

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