ソフトバンクの「シンプルスマホ4」には音声検索用の物理的なボタンがついている

ソフトバンクのシニア向けスマートフォン「シンプルスマホ4」は、スマホデビューをする人でも使いやすい仕様です。音声検索をワンタッチで起動できるボタンが搭載されています。この機種は、全国のソフトバンクショップの「スマートフォンアドバイザー」へのアンケート結果を参考にして開発されたものであり、音声検索がシニアから必要とされていることが裏付けられているとも言えるでしょう。道案内や乗り換え案内の際に、音声検索をワンタッチで立ち上げて調べられるといった利用が想定されているようです。音声検索のために物理的なボタンを端末につけていることも、シニアの日常的な利用を考慮しているのでしょう。

また、この端末には、長時間、画面を見続ける際の疲労感を和らげる「はっきりビュー」やワンタッチで相手に連絡できるボタンなどが搭載されています。シニアユーザーに対しスマホの敷居を下げる様々な工夫の数々から、シニアのスマートフォンの利用は、今後ますます円滑になっていく印象です。

参考:シンプルスマホ4(シャープ製)の概要|ソフトバンク

今後はAIスピーカーなどの需要もシニア層に普及するのでは?

シニアにとって、スマートフォンよりも便利な存在としてAIスピーカーの普及が進むかもしれません。AIスピーカーは、話しかけるだけで情報収集や連絡ができるものであり、「Google Home」「Amazon Echo」「LINE Clova」といった製品があります。視力が弱くなってきているシニアがスマートフォンのディスプレイを見る必要がなく、馴染みにくい画面操作を覚える必要もありません。操作に関して新たに覚えることが少ないAIスピーカーほど便利なものはないでしょう。AIスピーカーの機能を利用した見守りサービスなども開発されており、高齢化社会への貢献が期待されています。今後さらなる進化を遂げると考えられるAIスピーカーは、シニアの暮らしをサポートする存在になるかもしれません。

参考:スマートスピーカーで高齢者の生活をより安心・便利に|シニアのあんしん相談室

まずはシニア向けにVSO対策を

シニアが音声検索を好む傾向があることから、VSO対策はシニア向けから想定するのも一案です。何より高齢化社会の日本ということを考慮すると、音声検索の利用者のボリュームゾーンはシニアになるでしょう。スマートフォンやAIスピーカーの進化に伴い、音声を使ってできることに溢れる未来は遠くないはずです。音声検索の利用がさらに増える前に、VSO対策をスタートしユーザーから選ばれる企業になりましょう。

注目されているものの、音声検索はまだこれから期待される技術です。この時期にVSO対策の知識を深めることは、将来に活きる取り組みになるでしょう。

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