Twitterを企業プロモーションに上手く活用するための ”Twitterキャンペーン”

企業アカウントとの最初の接点は”キャンペーン”経由で緩くつながる

企業のTwitterでの発信は「直接的なメリットがある投稿」が重要だとお伝えしました。けれどもせっかく良い投稿の発信を始めても、立ち上げ当初で見てもらえる人が少ないと、「労力と見合わない」と感じて更新を止めてしまうケースが見受けられます。

そのため企業アカウントにおいては、立ち上げ当初からユーザーとの接点拡大の方法を検討する必要があります。Twitter上で企業公式アカウントをフォローするきっかけはキャンペーン経由が最も多い状況というのが「Twitter企業アカウント利用に関する意識調査」からわかっています。

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Twitterを使った企業公式アカウント運用において、キャンペーンの活用はとても重要なポイントになるということです。

キャンペーンは懸賞応募用アカウントでの参加が多くて意味がないのでは?」と思うかもしれません。しかし、キャンペーンの参加経験ありとなしでの「ブランド好意度・購買・推奨度」の調査では、圧倒的に「キャンペーン参加経験あり」のほうが、どの項目についても数値が上がっています。

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そして注目していただきたいのが「プライベートアカウント」と「懸賞応募用アカウント」の「差」です。どのアカウントで参加しようとも「ブランド好意度・購買・推奨度」については引きあがっています。

もちろんターゲット層の広さ、商品単価等によっての変動はあるものの、「懸賞ユーザーが多いから」という不安からキャンペーンを避けるよりも、「キャンペーンをやらない」デメリットに注目したほうが良い状態ということがわかります。

Twitterで生活者との”つながり”を作る 反響のあったキャンペーン事例の紹介

ここからは、ここ数か月の間に実施され、話題となったTwitterキャンペーン事例についていくつか紹介します。(※アライドアーキテクツの支援事例ではありません)

ハーゲンダッツジャパン

外食自粛規制中のGW期間に新商品である「キャラメルホリック」の発売に伴った本キャンペーンのテーマは「おうちでついついやっちゃうこと」。公式アカウントをフォローし、4つの選択肢の中から1つ選んで応募完了となります。「コロナ/自粛」というキーワードを出さず、「おうちでしちゃうこと」というテーマでコロナの状況下に上手に企画をフィットさせているのが特徴です。

チロルチョコ

「外食自粛中のお家にほんの少しの楽しみ」と題し、アカウントのフォロー&RTでチロルチョコ320個を抽選で100名にプレゼントするキャンペーンを実施しました。Twitterユーザーから多くの賛同を得ると同時に、うまい棒、ブラックサンダー、ベビースターなど多数のお菓子関連企業アカウントも本キャンペーンに賛同しています。多数のお菓子メーカーが「#おかしつなぎ」のハッシュタグでキャンぺーンを実施するTwitterコラボ施策に発展しました。

トイザらス

子供たちが退屈せず夢中になれる「楽しい遊び」の画像または動画を「#教えてトイザらス」のハッシュタグをつけてツイートすることで参加できるTwitter&Instagramキャンペーンを実施しました。外出自粛でもできる子どもたちの遊びのアイディアが、多数投稿されています。タカラトミーなどのおもちゃ関連の企業公式アカウントもこれに賛同し、引用RTで紹介するなど企業同士の輪が広がりました。