3. 勘違いその3:インデックス数が多いほうが順位が上がりやすい

ページインデックスされている数が多ければ多いほどSEO対策に効果的という話がありますが、そうとも言えるしそうとも言えないです。

そもそもインデックス数とは、検索エンジンのDB(データベース)にページのデータが格納され何かのキーワードを検索した際に、検索結果として表示される数のことを指します。
インデックス数が増えれば増えるほど、検索された際に露出が増える可能性はあり、露出が増えることでサイトへの流入が増えるということはありえます。

インデックス数が多いから、あるページの順位が50位から10位に上がるというようなことは無いです。
それがありえるのであれば、世の中のWebサイトはとにかく不要でもページを作り、インデックスを増やすでしょう。

しかしGoogleは、質が低く価値のないページに対してペナルティを課しています。となると、前述したような不要なページを作っても意味が無いでしょう。
価値のない質の低いコンテンツ

冷静に考えれば分かる話です。インデックス数が多いからといって、ページの質が高いことは比例しません。
よって、インデックス数を単に増やす行為自体には順位を押し上げるような効果はありません。

4. 勘違いその4:SEOはすぐ効果が出る

リスティング広告にでも出さない限り、検索結果での上位表示はとても難しいです。
規模の大きさにもよりますが、一般的にSEOの効果がしっかりと出だすまでに数ヶ月かかることが当たり前です。内部対策SEOを行い、コンテンツをしっかりと作り、そのコンテンツを他サイトやソーシャルメディアなどで紹介してもらい外部対策SEOを行うなど、手間と時間がかかります。
なんでもそうですが、魔法の杖はないということです。

5. 勘違いその5:更新頻度が高いとSEOに有利

更新頻度を高めるとSEOに有利という話はたまに聞くことがあります。
そのためにページの一部分の文字だけを変えてアップしているWeb担当者の方もみかけます。
しかし、それではSEOに効果はありません。世界中の超優秀なエンジニアを抱えているGoogleがそんな対策で上位表示を許すわけがありません。

正しくは、更新頻度が高いからSEOで最適化されるのではなく、「ユーザーの求める形を追い求め、更新することによって、ページが改良され、ユーザーにとって使いやすいページとなり、その結果拡散され被リンクが増えたり、アクセスが増えることによって、上位表示される」のです。

6. 勘違いその6:文字数は関係ない

コンテンツイズキングとなってから、コンテンツの質が大事であり、量はそれほど問題ないと言われています。しかし、量に関しても気になるデータがあります。
serpIQによると、TOP10内のページの平均文字数を見ると少なくとも2000文字はあったとのこと。
TOP10文字数

このデータだけ見ると、引き続き量も重要そうに見えます。
しかしここで考えなければいけないのが、「文字数が多いから上位表示されているのか」それとも、「質を高めたコンテンツは比例して文字数が多く上位表示されているのか」ということです。

Googleなどの検索エンジンの理念などから考えると、後者ではないでしょうか。
例えば、「SEO」というキーワードには、意味を調べている人もいれば、方法を調べている人もいるはずです。キーワードが大きくなればなるほど、それらそれぞれのニーズに対して回答を載せたページが上がってくるはずです。となると、結果的に文字数は多くなるはずです。