コミュニケーションアプリから総合プラットフォームへ

最初は、コミュニケーションアプリとしてスタートしたLINEですが、ユーザー数を伸ばすことで色々とサービスをさせていただいております。
例えば、ゲームであったり、ECのLINEモールという事業であったり、あとは本日ご説明させていただくO2OですとLINE@というものも提供させていただいております。
我々のサービスは、「コミュニケーション」を中心にサービスを設計させていただいております。
一番分かりやすいのはゲームだと思うのですが、今までのインターネットのゲームは全世界中の誰とでもつながるというものですが、我々の提供させていただいているものはカジュアルゲームを中心として、実際にLINEの中で友だちになっている人と点数を競うなど、コミュニケーションに特化したサービスを提供させていただいております。

サービスを提供させていただいて4年になるのですが、年に1回必ず少し大きめのカンファレンスをさせていただいてます。
その中で今までやってきたところの発表と、今後LINEはこういう方向に向かって走っていきますよということを発表させていただいています。
2014年の10月に2015年の我々が目指すキーワードを発表しました。

「LIFE」をキーワードに、ライフプラットフォームというものとエンターテイメントプラットフォーム構想というところを発表させていただきました。
エンターテイメントプラットフォームというのが、先日リリースさせていただきました、LINEミュージックのようなサービスで、このカンファレンスから先半年くらい特にライフプラットフォームというものに注力をさせていただいておりまして、たくさんの生活に根付いたサービスを提供させてただいております。

LINE@とは

LINE@とは、企業様がユーザーと直接会話する公開型のLINEアカウントです。
簡単に言うと、EC事業者の通販サイトとお客様をつなぐコミュニケーションインフラです。
機能としては、友だち追加して一斉にメッセージを送る機能だったり、一対一でお客様とLINE上でコミュニケーションできる機能が実装されていたり、アカウントの説明ページもついております。
現在、24万アカウントが開設されています。

LINE@は2つ種類がありまして、一般アカウントと認証済みアカウントというのがあります。
一番最初から提供させていただいているのが認証済みアカウントで、審査に通った企業様は認証済みアカウントとなり、それ以外の個人の方が使うのが一般アカウントです。
基本的な機能は一緒です。
大きな違いは、審査が通ったアカウントはLINEの中から検索することができる点です。

LINE@×通販事業者

比較的女性向け商材が、LINE@を使っていただいて成功しているようです。
大きな要因としては3つあると思います。

1つ目は、顧客コミュニケーションの変化に対応しているツールであるということです。
2つ目は、低コストで運用できることです。
3つ目は、実際に売上につながっていることです。

1つ目は、現在コミュニケーション自体に変化が起きております。
スマートフォンが発売されたばかりの頃のアプリは、シンプルなテキストを中心としたコミュニケーションが中心でした。
現在のコミュニケーションは、例えば動画を送れたり、アプリ上で電話ができたり、非常にリッチなコンテンツ、ツールが使えるようになってきました。
また我々でいきますと、テキストに変わるスタンプでのコミュニケーションをとるというところでもコミュニケーションの仕方が変わってきているという背景がございます。

もうひとつ変わったコミュニケーションとしては、オープンコミュニケーションとクローズドコミュニケーションです。
今までのSNSは、趣味・趣向で知らない人たちがSNS上でコミュニケーションをとるというものでした。
これがクローズドSNSになることで、趣味・趣向から生活に根付いたSNSに変わってきていました。

2つ目は低コストで運用できるというところで、初期費用、月額0円でLINE@をお使いいただけるようになっております。
月額5,000円になるのは、友だち数×メッセージ数が1,000通を超えた場合ですので、例えば、友だちが100人であれば、月間10通までは無料で使えるということになります。

友だちの集め方は非常に重要になってくるんですが、一番最初に始めた時は友だちはそんなには集まらないので、このタイミングでしっかりトライアルをしていただいて、これ効果あるとなったら月額5,000円のプランに移行して頂ければと思います。
友だち数だけではなくて、5,000円プランでは、リッチコンテンツを配信できるので、特に通販事業者様には月額プランの方がオススメになっております。
導入運用の作業が少ないというところで、現在メルマガやFacebookさんやTwitterさんをやっているようであればそれと同じメッセージをLINE@で配信していただくだけで大丈夫です。
その後の効果をぜひ見ていただきたいです。

LINE@は、圧倒的に販促に特化したツールですので、売上が圧倒的に違います。
管理画面については、とにかく簡単に作らせていただいております。
忙しくてできないという方に予約機能も実装させていただいております。
だいたい適正なメッセージ量は月2〜4回ですので、だいたい5分から10分程度でメッセージの作成は可能です。一ヶ月のうち20分時間を頂ければそれで自動的にメッセージが送信されます。
あとは簡易的なものになるんですけど、統計ツールというものもこの中に実装させていただいております。
例えばメッセージを送ってブロックが多いようでしたら、ユーザーに刺さる次のメッセージを考える、というようになります。

3つ目は、実際に売上につながっているというところで、LINE@の最大の強みはプッシュ性が強いというところ、届ける力が非常に強いことです。
これはLINEの特徴でもあるんですけれど、メッセージがくるとポップアップがあがるようになっています。
なので、今何のメッセージがきたかすぐにわかるような形になっておりますし、見ないと未読マークが丸一日出る形になっていますので、だいたいみなさんそれを消すために見るような形になっております。
あと、ユーザー自身がLINEのメッセージが届くと開封する習慣がついていますので、メルマガと比べて圧倒的に見てもらえる確率が高くなります。

CTRが高い理由としては、興味がある方が友だちになっていて、さらにその人に対して、プッシュ、ダイレクトにメッセージを送ることができるからです。
5,000円プランでは、リッチコンテンツを管理画面で簡単に作ることができます。
画像などのコンテンツURLを仕込むこともできます。
PRページには消し込み機能がついておりますので、この下にクーポンを使用済みにするというボタンがついていますので、それを押してもらうと、使用済みのクーポンですという形で、何回も何回もクーポンが使われるのを防ぐことができます。

LINE@の運用で非常に重要になってくるのが友だちの集め方です。
LINE@自体はツールですので、イメージしていただくのはメルマガと同じような形で、導入をしただけでは何も効果を生まないんですね。
しっかりLINE@というツールを導入していただいて、そこから友だち登録をしていただいて、友だち登録をしてくれた方に対してメッセージを配信するという運用があってはじめて売上が上がります。

友だちの集め方なんですけれど、大きくわけて2つ流入口があります。
友だち追加ボタンと、QRコードです。
スマートフォンの場合は、友だち追加はこちらというような形で友だち追加のURLを設定することができるので、スマートフォンでボタンをタップすると自動的にLINEがたちあがってきて、友だち追加できるボタンにいけるようになっております。

パソコンの場合はそういう形にできませんので、QRコードを設定して、それを読み込んでもらうことになります。
またホームページ以外でも、全てのチャネルで友だち追加を実施していただければと思っています。
例えば、店舗をお持ちでしたらポスターで友だち登録を促したり、通販業者様であれば商品を送る時に納品伝票の中にQRコードを入れるなどです。
あとは自社で運用しているFacebookやTwitterメルマガなどでも、LINE@を始めましたと、告知していただければと思っております。

よくここで言われるのが、「メルマガやFacebookをやってるからいいよいいよ」とか言われるんですが、我々の使い方って基本的にはお客様に対してなにか情報を届けるツールなんですね。
なので、Facebookとかぶるんじゃないかと言われるんですけれど、例えばFacebookキャンペーンをやったときにLINE@でこんなキャンペーンやってますと送っていただけると、そのFacebookキャンペーンの応募率がかなりあがると考えております。
各チャネルに対して、LINE@は送客することができます。

メルマガは唯一どうしてもかぶるところがあるんですけれど、現状メールというものがかなり使われなくなってきているのでしっかり持っている資産というものを今のうちにLINE@に送客しておくことによって、いつでもコミュニケーションがとれるようになります。
メッセージ以外にもタイムラインがあり、ここにいいコンテンツをのせると共有をしてもらえて、その人の友だちになっている人たちにも情報が届くので、タイムラインの活用できると思います。