スマートフォンの普及やECの隆盛によって、近年はWeb上での集客力がビジネスの成否を分けると言えます。Web上で新規顧客を取り込んだり、既存の顧客からリピートしてもらったりといた商流を生み出すためには、SEOのテクニックや考え方を押さえておかなければなりません。SEOの基礎から応用まで学べる記事を15本に厳選して、ご紹介します。

SEOを学ぶ前に押さえておくべきポイント

SEOについて具体的に学び始める前に、まずは「SEOとは何か」という点について改めておさらいしておきましょう。

SEOとは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索されたときに、自社のサイトやメディアの記事を上位表示させるための施策や考え方を指します。

上位表示の基準は明確に定義されておらず、Googleが独自に敷いているアルゴリズムに則って評価が下され続けています。新たなコンテンツも日々誕生してくるので、サイトやコンテンツの順位は常に変動し続けているのです。

ここで多くの方は「それならGoogleのアルゴリズムを逆算して、それに沿ったコンテンツを生産していけば上位が取れるんじゃないの?」と考えますが、それだけでは不十分です。

確かに傾向と対策を押さえてしまえば上位表示はしやすくなるかもしれませんが、その順位をキープし続けるために費用や労力がかかってしまいます。

そうした観点で見ると、SEOは、自社サイトがライバルサイトやGoogleクローラーと答えの見えないいたちごっこを繰り返している戦場とも捉えられます。激しい競争になるべく巻き込まれないように、SEO施策だけではなくGoogleの意図を汲み取ったうえでユーザー(読者や子客)に寄り添った形でコンテンツを生産していく意識が非常に重要です。

以下の記事ではSEOで重要となるGoogleの考え方について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみましょう。

Google(グーグル)の考えを知るならGoogle(グーグル)ウェブマスター向け公式ブログをチェックしよう

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Googleウェブマスター向け公式ブログを紹介します。Googleの考え方やアップデートに関する情報を把握できるため、SEO対策に役立ちます。Googleと同じ方向を向いてコンテンツづくりができるようにチェックしましょう。

ここからは、いよいよ具体的なSEOの施策について紹介していきます。

1.SEOの基礎を知る

まずは、SEOの基礎について学んでいきましょう。

SEO対策としては、ユーザーに寄り添ったコンテンツを生産したり、サイトの訪問者がストレスなく情報にたどり着けるようスピードを改善したりといった施策が重要になります。その際に核となるのが、HTMLタグの正しい使い方を押さえることです。

以下の記事では、非エンジニアでも活用できるタグを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

SEO対策ですぐ使える6つのHTMLタグを解説!記述法や特徴、最適化の方法を紹介

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この記事では、SEOの基本となるHTMLの「タグ」について解説していきます。タグを利用する目的や効果的な使い方を理解しましょう。

2.SEOの具体的な施策を知る

さらに踏み込んだSEOの施策を学んでいきましょう。

まずはコンテンツ単位でもサイト全体でも重要となるHTMLタグ、「メタタグ」について学びましょう。Googleクローラーと一番最初に接触するメタタグには、様々な情報が盛り込まれます。その内容を最適化するだけでも、SEO施策として十分な効果が期待できます。

Googleがサポートを表明する「特別なタグ」とは?いますぐメタタグを見直そう

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メタタグの中には、Googleが公式にサポートを表明しているタグがあります。サポートされていないタグをページに設定しても効果が出ないので、きちんと確認しておくことが大切。この記事では、Googleが重要としているメタタグについて紹介していきます。

また、先述したメタタグは、コンテンツ単位でも設定する必要があります。その際に重要となるのがメタディスクリプションです。クリック率(CTR)に直結してくるSEO施策として重要視されているので、ぜひ押さえておきましょう。

メタタグを見直してCTR改善!「メタディスクリプション」を記述するポイント

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メタディスクリプションの記述は、クリック率をアップさせるために手軽に取り組める改善策です。この記事では、ユーザーに選ばれるメタディスクリプションの記述ポイント、基礎知識を初心者でもすぐに理解できるようにまとめました。

加えて、現代ではWebサイトやメディアを作る際に「CMS」というツールがよく用いられています。数あるツールの中で最も高い人気と支持を得ているのが「WordPress」です。聞きなじみのある方も多いのではないでしょうか。

WordPressSEOにも強いと言われていますが、インストールして使うだけでは十分な威力が期待できません。以下の記事では、WordPressSEO対策で覚えておきたいポイントを網羅して解説しているので、ぜひ参考にしてみましょう。

WordPressのSEOを強化するコツとは?

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WordPressは導入や更新の手軽さから多くのユーザーに支持されているCMSのひとつ。しかし、ただWordPressを用いてWebサイトを作成しただけでは十分なSEO対策がなされないため、Webサイトの評価が低くなってしまいます。適切なSEO対策を学んで、Webサイトの順位を向上させましょう。

3.SEOの施策としてやってはいけないことを知る

SEO施策の大まかな流れを把握したところで、今度は「やってはいけないこと」についても押さえておきましょう。SEO施策の中には「ユーザーのためにならない」として、Googleが推奨していない施策も存在します。

こうした施策はブラックハットSEOと呼ばれ、発覚した場合はペナルティが課されてしまいますので注意しましょう。

以下の記事では、具体的な「ブラックハットSEOとみなされる施策」について解説しているので、SEO対策に乗り出す前にぜひ押さえておくことをおすすめします。

【2020年版】SEO対策でやってはいけないこととは?

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ブラックハットSEOに該当する、やってはいけないSEO対策を紹介します。自分でSEO対策を行っているうちに、いつの間にかリスクの高い施策を行ってしまわないように、ぜひこの記事をご参考ください。

また、SEOと並んで重要視されている「MEO」という考え方も存在します。こちらはGoogleの検索順位ではなく、Googleマップ上での表示順位を最適化して上位に表示させよう、という考え方です。SEOと並んで効果があるとして、飲食や美容といった店舗を構える業態で重要視されています。

詳しくは後述しますが、MEOの施策にも様々なものがあります。その中にも同様にブラックハットとみなされる施策が存在するので、ブラックハットSEOと併せて覚えておくと良いでしょう。

アカウント停止につながる!やってはいけないMEO対策(ローカルSEO)

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Googleマップにおいての検索順位を高めるMEO対策は、店舗や施設を持つ企業に注目されている施策です。オーガニックサーチの検索結果よりも上位に表示されるので、SEO対策の競合性に悩んでいる企業にとってチャンスになる場合があります。SEO対策に長く取り組んでいるWeb担当者でも、MEO対策はGoogleマイビジネスへの登録を軸とするため、SEOとは異なる部分が数多くあるので注意が必要です。もしもNGとなる行為をしてしまうと、最悪の場合、Googleマイビジネスのビジネスリスティングが停止してしまう恐れがあります。そこで今回は、MEO対策でやってはいけないことをテーマにしました。この記事をご覧い

4.SEOを取り巻く環境の変化について知る

ここからは、SEOを取り巻く環境や、その変化についても解説します。SEOを取り巻く環境は急激に変化を続けており、結果を出すためには最新の情報を取り入れ続ける姿勢が欠かせません。

Googleは常に「最もユーザーのためになっているページ、サイトを上位に表示する」ために、日夜アルゴリズムのアップデートや検索順位の変動を行っています。中でも上位表示の基準やペナルティの内容が大きく変動すると考えられるアップデートを「コアアップデート」と呼びます。

コアアップデート以前は上位に表示されていたサイトやページも、コアアップデートの翌日には表示圏外に飛ばされていた、という話も珍しくはありません。コアアップデートの歴史を学んで、今後のアップデートも見据えたサイト運営を心掛けていくことが肝心です。

SEO対策を行うなら押さえておくべき!Googleのコアアップデートの歴史

SEO対策を行うなら押さえておくべき!Googleのコアアップデートの歴史

Googleはユーザーの検索意図と関連性の高いコンテンツを提供するために、年に数回コアアップデートを行っています。SEOに取り組むなら、これまでの代表的なアップデートを把握しておきましょう。この記事ではGoogleのコアアップデートの歴史をご紹介します。

5.SEOと並んで抑えたいMEOやVSOについて知る

先ほど少し触れた「MEO」や、近年注目されている「VSO」という考え方についても、ここで押さえておきましょう。SEO対策だけでは拾いきれなかったユーザーへリーチできたり、SEO対策よりも高い効果を生み出したりといったメリットが得られます。

今注目のMEO!その活用方法や対策について

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MEOとは「Map Engine Optimization」の略称で、地図エンジン最適化を図るマーケティング手法のことです。SEOに比べて競合が少なく、低予算で比較的簡単に始めることができることから、近年注目を浴びています。この記事では、MEOの使い方やメリットについて紹介しています。

また、これから急増する中高齢者のニーズに備えて、音声入力に対応したサイトやメディアなど、今後の動向も見据えて、今から対策を講じていくことが重要と言えます。

音声検索は若者よりシニアに需要あり!?まずはシニア向けにVSO対策を

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AIアシスタントの進化により、音声検索は私たちの生活にとって身近なものになりはじめています。マーケターがこれから取り組むべきことの一つとして注目されるのが、音声検索のSEOであるVSO対策です。VSO対策をするうえで大切なことは、まずターゲットをよく見つめることでしょう。音声検索をよく使うのは誰でしょうか?実は、その中心にいるのはシニア世代なのです。スマートフォンなどIT機器に関連することは若い世代が中心と思われがちですが、音声検索に関してはシニアの利用割合が多いことが調査により明らかになっています。そこで今回は、シニアの音声検索の利用について解説します。

さらに、以下の記事では「音声入力で利用されるキーワード」について詳しく解説しています。具体的なVSO対策の手がかりとして、ぜひ目を通しておきましょう。

音声検索で利用されるキーワードはどうやって予測する?

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iPhoneの「Siri」やAndroidの「Google Assistant」など音声検索の利用が増加しています。企業のWeb担当者は、SEO対策だけではなく、音声検索の最適化である音声検索対策(VSO)にも取り組まなければいけません。しかし、Search

6.SEO施策のテクニックの応用方法を知る

SEOには様々な考え方や施策が存在しますが、基礎的なテクニックだけではなく、それらの仕組みを活かした応用テクニックについても押さえておくことをおすすめします。競合他社との差をさらに広げ、より効果的なWebマーケティングを実現しましょう。

以下の記事では、本ドメインに加えてサブドメインを導入するメリットについて詳しく解説しています。この記事で紹介した施策に加えて、サブドメインを活用したSEO施策にもチャレンジしていきたいという方はぜひ参考にしてみましょう。

どちらがSEO対策に有利?サブドメインとサブディレクトリの特徴を解説

どちらがSEO対策に有利?サブドメインとサブディレクトリの特徴を解説

Webサイトをサブドメインで展開するかサブディレクトリで展開するか悩むことがあります。どちらのほうがSEO対策に有利なのでしょうか?本記事では、それぞれのSEO効果やメリット、SEO対策のポイントまで解説します。

SEOはアクセスやコンバージョンの増加を狙った施策ではありますが、それらを直接的に手にする手法として、Web広告の出稿という方法も考えられます。こちらはSEOに比べて効果が出るまでの時間がかからない一方、費用がかかったり、資産として活用しにくかったりといったデメリットも存在します。

これらを踏まえて、効果的に広告を活用していければ、Webマーケティングの効果を最大化できるのです。以下の記事では、SEOだけでなく広告についても詳しく解説しているので、ぜひ押さえておきましょう。

リスティング広告とSEO、どう違う?特徴・メリット&デメリット・使い方を解説

リスティング広告とSEO、どう違う?特徴・メリット&デメリット・使い方を解説

WebサイトをGoogleやYahoo!などの検索サイトで上位表示させたい場合は、リスティング広告かSEOのどちらかを活用するのがおすすめです。記事ではリスティング広告とSEOのメリット・デメリットについて解説します。

また、WebサイトSEO施策を完璧に行ったとしても、それだけではサイトの順位は向上しにくいのが現状です。先述したサブドメインの活用などを通して、コンテンツの力で本丸であるWebサイトの威力を高めていくのが昨今のWebマーケティングのセオリーと言えますが、そのために理解しておきたい考え方がいくつか存在します。

以下の記事では、コンテンツの作成やブログ、オウンドメディアの運営方法について詳しく解説しています。これから本腰を入れてサイトを育てていきたい方はぜひ参考にしてみましょう。

SEOに強いブログにするためには?「王道」の視点を理解しよう

SEOに強いブログにするためには?「王道」の視点を理解しよう

BtoC領域のみならず、BtoB領域においても、今や集客のためにはオウンドメディアの存在が重要だと言われています。自社で定期的にブログ記事を投入し、運営を行っている会社も多いのではないでしょうか。ブログを多くの人に見てもらうために重要なファクターはSEO対策です。この記事では、ブログのSEO対策について解説します。

Webサイトの中には「SPAサイト」と呼ばれる、1枚のページからなるサイトも存在します。こうしたサイトのSEO対策は一般的なサイトと比べて難しいとされていますが、以下の記事では詳しくSEO対策の方法について解説しているので、ぜひ目を通しておきましょう。

SPAサイトのSEO対策は何をするべき?対策ポイントをピックアップ

SPAサイトのSEO対策は何をするべき?対策ポイントをピックアップ

SPAサイトのSEOは何をするべきか対策するべきポイントを紹介します。GoogleクローラーがSPAサイトを正しく評価してくれるのか等、気になるポイントに触れながらまとめていますので是非ご参考ください。

SEOを学んでWebマーケティングをもっと身近に

SEO施策は、実施する企業や業種によって最適な方法が異なります。この記事で紹介した基本的なSEO対策の方法を踏まえて、自社のサイトやメディアをさらに発展させていきましょう。