リーチ数を左右する要因

リーチ数を左右する要因として主に取り上げられるのが「エッジランク」です。
エッジランクとは、ユーザーのFacebook上の友達やフォローしている企業のFacebookページのうち、どの投稿を優先的に表示させるのかを判断する、Facebook独自のアルゴリズムです。
エッジランクの仕組みを理解すると、Facebookページからのリーチ数を増やせる可能性が高くなります。
エッジランクの詳細は公開されていませんが、主に以下の3要素がエッジランクに大きな影響を与えるとされています。

・親密度(affinity score)
・重み(Weight)
・時間(Time)

親密度

親密度は「普段ユーザーとどの程度コミュニケーションをとっているか」で判断されます。
「コミュニケーション」の詳しい定義は公開されていませんが、一般的にはコメントを書き込む、いいね!をする、タグ付けをする、メッセージのやり取りがある、プロフィールページの閲覧頻度などは少なくとも「コミュニケーション」の対象として判断されると言われています。
企業のFacebookページでは、ファンユーザーがFacebookページを訪問してくれることが「プロフィールページの閲覧」として捉えられます。

重み

重みとは、各投稿に対するいいね!数やコメント数、シェア数などの、ユーザーからのリアクション回数を指します。
リアクションごとにも評価の重みがあり、いいね!よりもコメントがつくほうが、その投稿には重みがある、と判断されると言われています。
また、投稿の種類にも評価の重みがあり、近況として投稿するよりも、写真や動画の投稿の方が重みが高いとされています。

時間

時間とは、投稿されてからの経過時間と、ユーザーからのリアクションがついてからの経過時間の2つを指します。
どちらも、現時点の時間に近い方が評価が高くなります。

例えば、1週間前に投稿されたものはそのままではニュースフィードに表示されにくくなってしまいますが、その投稿に対して今いいね!がつけば評価が高くなってニュースフィードへ表示されやすくなります。

エッジランクについてさらに詳しいことが知りたい方は、ferretの以下の記事を参考にすることをオススメします。

リーチの種類

Facebookページの管理者であれば、タイムラインから投稿ごとのリーチ数を確認できます。
また「インサイト」からのリーチ数の変動を見ることが可能です。
詳しい確認方法については、下記で解説しています。

リーチは、大きく以下の3種類に分けられます。

・オーガニックリーチ
・有料リーチ
・口コミからのリーチ

オーガニックリーチ

オーガニックリーチとは、ユーザーのニュースフィードやFacebookページのタイムラインなどで投稿を閲覧したユーザー数を表します。
オーガニックリーチには、Facebookページにいいね!をしているユーザー以外が閲覧した数も含まれます。

有料リーチ

有料リーチとは、ページポストアド(投稿谷でFacebook広告を出稿できるサービス)やスポンサー記事など、Facebook広告経由でFacebookページの投稿を閲覧したユーザー数を表します。
ここではリーチしたユーザーの属性なども確認することができます。Facebook広告を運用している場合は、どれだけのターゲットユーザーに投稿が届いているかをチェックしましょう。

口コミからのリーチ

口コミからのリーチとは、Facebookページの投稿にいいね!やシェアをしたユーザーを介して投稿を閲覧したユーザー数を指します。
クチコミが増えれば、Facebookページ自体のいいね!数が増えることも期待できます。