CAMCARDの注意点

このようにCAMCARDはとても便利なツールですが、当然ながら注意点もあります。

まず、顧客など取引先の名刺データをオンラインに保存するため、セキュリティを強化して個人情報を保護する必要があります。万が一情報漏洩などのトラブルが起きると、企業としての信頼が下がってしまい今後の取引に悪い影響が出てしまうでしょう。

また、CAMCARDにはSNS機能がありません。名刺管理アプリにはSNS機能がついているものも多々ありますが、SNS感覚でオンラインでの名刺交換ができるわけではないので、そういった使い方をしたい方は注意してください。

CAMCARDの種類・料金

CAMCARDには先述した通り法人版と個人版の2種類があり、それぞれで機能や料金が異なります。詳しい内訳や料金について紹介します。

個人版「CAMCARD」

個人版は基本的には無料で使えますが、名刺スキャンは上限500枚までで、アプリ内に広告が表示されます。また、複数デバイスでの活用はできず、専用ホットラインへの問い合わせは不可です。

ただ、人力による校正サービス「高精度校正」はオプションで利用可能で、名刺10枚720円、名刺20枚1,200円、名刺50枚2,800円です。

それに対して、プレミアムアカウント（月額480円、年間5,000円）では名刺スキャンが無制限になり、広告も非表示になります。さらに複数デバイスでの利用が可能になり、専用ホットラインへの問い合わせも可能です。また、アカウントにはVIPアイコンが付与されます。

法人版「CAMCARD BUSINESS」

法人版にはSTANDARDプラン（IDあたり月額1,700円）とPROFESSIONALプラン（IDあたり月額2,500円）の2種類があります。共通する機能は

  • 名刺登録枚数が無制限
  • 利用者数5ID～
  • 名刺管理
  • 商談情報管理
  • タグ管理
  • 管理者機能
  • 順位によるアクセス権の設定
  • 名刺情報の共有
  • エクセルファイルのインポート＆エクスポート
  • MicrosoftDynamicsへのエクスポート
  • Sugar CRMへのエクスポート
  • Web Service APIによる連携
  • スキャナ連動機能
  • 人事異動情報の通知
  • 一斉メール配信機能
  • オンライン名刺交換機能

です。

高精度校正の枚数が、STANDARDプランだと20枚(ID/月)まで、PROFESSIONALプランだと50枚(ID/月)までとなっていますが、いずれも最低利用期間は3か月です。

法人版は個人版とは異なり、オペレーターによる手動データ補正や、IPアドレス制限などのセキュリティ管理、SalesforceなどのCRMとの連携、組織ツリー表示、人事情報の配信などの機能が追加されています。

名刺管理ソフトCAMCARDで幅広い取引先に迅速に対応できる

このように名刺管理ソフトを活用することによって、スピーディーに取引先の情報をデータ化できたり、活動履歴を残していつでもどこでもすぐに現状を確認できるようになったりと、円滑な取引が可能になります。

そのなかでも多くの言語に対応しているCAMCARDのようなサービスを選ぶことで、幅広い取引先に対応できるようになるでしょう。個人版であれば無料で利用できるので、まずは無料で使用感を試してから検討してみてはいかがでしょうか。

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