スマホ決済とは?種類や普及の背景・利用動向を解説
事業者(店舗)側の対応状況は?
それでは、事業者(店舗)側のスマホ決済対応状況はどれぐらい進んでいるのでしょうか?
以下に示す図は、2021年1〜3月に経済産業省が全国の中小事業者を対象に行なったアンケートの結果です。1189社からの回答を集計したものです。
事業者におけるキャッシュレス導入率
出典:キャッシュレス決済 実態調査アンケート集計結果|経済産業省
7割以上の中小事業者がキャッシュレス決済に対応していて、そのうち「コード決済(スマホ決済)」に対応しているのは55%であることが分かります。
キャッシュレス決済 業種別導入状況
出典:キャッシュレス決済 実態調査アンケート集計結果|経済産業省
業種別では、飲食業、小売業、観光業でキャッシュレス導入比率が高くなっています。また、公共機関でも比較的導入が進んでいると言えます。
一般消費者間での利用動向は?
続いて、一般消費者間での利用動向について見てみましょう。
どのサービスが人気?
2020年7月時点で、スマホ決済「非接触IC決済」と「QR(バーコード)決済」を合わせて見た場合、1番利用率が高いのは「PayPay」、続いて「楽天ペイ」「d払い」が上位3サービスを締めていることが分かり、「QR(バーコード)決済」の人気が高いことが伺えます。
最も利用しているスマホ決済サービス
出典:2020年版 一般消費者におけるキャッシュレス利用実態調査レポート|NECソリューションイノベータ
利用意向の変化は?
利用意向の変化に関しても、「スマホ決済(QRコード型)」の伸び率が目立ちます。2019年の利用意向と2020年の利用意向を比較して見た場合、「現金」の利用意向は減少し、「スマホ決済(QRコード型)」の利用意向が伸びています。
各決済手段の利用意向
出典:2020年版 一般消費者におけるキャッシュレス利用実態調査レポート|NECソリューションイノベータ
コロナ禍による決済方法の変化は?
新型コロナウイルスによる決済手段の利用変化では、「現金」が大きく減少し、「スマホ決済(QRコード型)」が大きく伸長したことが明らかになっています。
新型コロナウイルスによる利用変化
出典:2020年版 一般消費者におけるキャッシュレス利用実態調査レポート|NECソリューションイノベータ
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