リスティング広告で効果を出すためには、改善案を出してテストを行い、失敗や成功の原因を探る検証(PDCAサイクル)を回し続けることが必要です。
しかし、運用を行う中で入札や入稿、キーワード作成などのいわゆる「作業」に当たる部分に追われ、なかなか頭を使って考える業務にまで手が回りにくいという実態もあります。

リスティング広告が登場してから、すでに十数年が経過しています。
その間に、成果を出すためのベストプラクティスがさまざま確立されてきました。

今回は、すでに確立されたベストプラクティスを活用した、リスティング広告運用支援ツール10選をご紹介します。
運用支援ツールは数多ありますが、本記事を参考に、自社に適したツールを選択してみてはいかがでしょうか。

1.Shirofune

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https://shirofune.com/

利用料金:月額広告費×5%
2ヶ月の無料トライアルあり

リスティング広告ディスプレイ広告の運用を自動最適化してくれるクラウドサービスです。
プロの思考をベースにしたアルゴリズムが採用されているため、さまざまな事例を知り尽くした運用を自社で簡単に行うことができます。
これはデータに頼るだけではなく、技や判断力が凝縮された緻密な運用を実現させるアルゴリズムですので、まるで人間が主導で運用しているような使用感があります。

使い方も非常に簡単で、アカウント登録を行うだけで自動入札の利用が開始されます。
毎月の予算管理や入札の最適化、前月比などの進捗一覧などはもちろん、最適な広告グループでの入札や最も効果が出るマッチタイプの自動選択機能など、高品質な機能が多数搭載されています。

リスティング広告を運用しているけれど効果が改善しない、横ばいで維持することも難しくなってきたという方にはぜひ一度試していただきたいです。

2.ウェブアンテナ

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http://www.bebit.co.jp/webantenna/

利用料金:20,000円〜/月

リスティングをはじめとした各種広告の効果測定やSNS施策など、一連のオンラインプロモーションの効果を測定してくれるツールです。
運用にあたっては、非常に簡単なインターフェースが直感的な操作感と初心者の方でも見やすい画面を実現しています。

媒体別、広告枠別、バナークリエイティブ別などのさまざまな視点で、関節効果のボリュームを簡単に評価することができます。
また、各ユーザーの接触履歴も詳細に把握することができますので、アトリビューションのスコアリングやコンバージョンの多い広告接触のパターンなどを分析することも可能です。

自然検索も含めた間接効果を検索クエリを残しつつ分析できるツールは他にありませんので、より踏み込んだ広告運用の施策を行いたい方には特にオススメです。

3.Marin Software Search

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http://www.marinsoftware.jp/

利用料金:要お問い合わせ
無料トライアルあり

リスティングやディスプレイ、SNSなどの各種広告を中心とした、大規模で複雑なオンライン広告を効率的に管理することができる総合運用型プラットフォームです。
ひとつの管理画面で、異なる広告の編集・管理が可能なため、さまざまな種類の広告を運用しているなら非常に便利です。

広告の成果状況や課題は、自動化されたレポーティング機能で可視化されるので、改善施策を検討する際に役立ちます。
また、各広告の運用を最適化するための自動入札、キーワードやURLの自動生成機能など、最適なコスト配分と成果向上を支援してくれる機能も満載です。

このツールは、リスティング広告に費やす時間と費用の当時収益率を引き上げる支援をするために開発されました。
広告運用を行う中で、費用や時間を鑑みた際にそれほど効果がでていない、という場合は一度試してみてはいかがでしょうか。

4.THREe

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https://three.ne.jp/

利用料金:要お問い合わせ

「ヒト型ポートフォリオ」というAIが搭載された、国産の広告運用ツールです。
アドエビスという有名な広告運用ツールを提供している、株式会社ロックオンから提供されています。
なお、アドエビスとTHREeは連結して使用することも可能です。

従来のポートフォリオは設定項目が多い上に複雑で使用しにくいものも多く存在しましたが、THREeのヒト型ポートフォリオでは予算と目標効率を設定するだけ、というこれまでにないほど簡単な操作のみで使用できます。
データが比較的少ないアカウントでも、まるで人間が運用しているように最適な入札を実現してくれます。

広告運用を楽しくしてくれるツールですので、これまで煩雑な作業で眉間をしかめつつ広告運用をしていた方には特に試していただきたいです。

5.L2Mixer

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2019年2月28日時点でサービス終了。広告運用支援ツール「AdNote(アドノート)」に機能統合
https://www.web-adnote.com/

利用料金:出稿金額の2.5〜5%/月

データ分析企業が開発した、運用型広告を最適化してくれるマーケティングツールです。

運用するアカウントが増えていくと、ただでさえ煩雑な運用管理がさらに煩雑になってきます。
特に、運用業務の中でも難易度が高いものが予算管理です。
予算の消化状況がよくない、または消化ペースが早すぎるなど、各アカウントごとに設定した予算を管理することは手間と時間がかかってしまいます。

このツールは予算連動機能が備わっているため月次予算を設定するだけで自動的に日々のコスト調整を行ってくれることはもちろん、複数アカウントの予算管理にも柔軟に対応してくれます。

大規模アカウントの運用実績も多数ありますので、多くのアカウントを運用している方には特にオススメです。

6.ADPLAN LS

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https://www.adplan7.com/index.html

利用料金:要お問い合わせ

リスティング広告を一括管理し、Overture / アドワーズを1つの管理画面で一括管理してくれるツールです。

これまでは、広告の入稿のためにOvertureとGoogleアドワーズの2つの管理画面で管理しつつ効果測定ツールを使用する、という3画面での操作が必要で、運用担当者に大変な手間をかけてきました。

このツールではAPIを連携することで、管理画面上から直接OvertureとGoogleアドワーズに入稿・入札することができます。
また、効果測定データも連携しているため、レポーティング作業もワンクリックで可能です。

たくさんの画面で管理すると、ミスも起きやすくなってしまいます。
ひとつの管理画面ですべてを管理し、ミスも手間も削減したいという方には試していただきたいツールです。

7.ATOM

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https://www.atom.tools/services/

利用料金:APIを連携させたアカウントの合計運用金額に応じて決定される

大手広告代理店の運用ノウハウとオンライン広告運用者のニーズが集約された、リスティング広告運用管理プラットフォームです。

広告を運用する際には、日々のクリック率やコンバージョン率、予算消化状況などの進捗管理も重要な業務となります。
しかし、この管理を毎日手動で行うのは根気も手間も必要となります。

このツールでは、各媒体の管理画面にログインする必要がなく、ATOMの管理画面内だけで進捗確認が可能です。
さらに、着地予想や利用金額など、媒体の管理画面では確認できない指標についても把握することができます。

日々のルーティーン作業に疲弊しているなら、鉄腕アトムが名前の由来であるATOMを使用してみてはいかがでしょうか。