SNSを運用する上で注目すべきポイントのひとつに「エンゲージメント」があります。最近よく耳にする言葉ではあるものの、明確な定義があるわけではないため、あいまいな理解のままになっている方もいるのではないでしょうか。

今回は、エンゲージメントの基礎知識から、主要SNSであるTwitterとFacebookにおけるエンゲージメント率の計算方法について解説します。それぞれ注目しているポイントが異なるため、計算方法も異なります。特にSNS担当者の方は、本記事を参考にマスターしておきましょう。

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エンゲージメントとは

エンゲージメントとは、英語で「engagement」と書き、直訳すると「約束」や「契約」を意味します。

近年ではSNSにおけるユーザーと運営側の繋がりを測る指標として用いられることも多く、意味合いとしては「絆」「繋がり」のほうが近いでしょう。ではなぜ、エンゲージメントが注目され始めているのでしょうか?

それは、SNSが一般的に普及し、ユーザーとのコミュニーケーションが容易になったこと、企業の認知度や売上を向上していく上で、ユーザーからの共感が重要なポイントになったことが挙げられます。

では、その「絆」や「繋がり」が上がったか下がったかはどのようにしたら把握出来るのでしょうか?それを把握するのが「エンゲージメント」です。

エンゲージメント率とは

エンゲージメント率とは、FacebookやTwitterなどのSNSにおいて、ユーザーが投稿に対して反応を示した割合を示す値です。エンゲージメントは「企業やブランド、商品、サービスなどに対してユーザーが愛着を持っている状態」を意味しており、エンゲージメント率はマーケティングの指標のひとつとして使用されます。

エンゲージメント率が高ければ高いほど、ユーザーの愛着度が高いと言えます。投稿内容や時期などによってひとつひとつの投稿に対する閲覧数が大幅に変動したとしても、エンゲージメント率を高く保てていれば、ファンは安定して支持していると判断する材料のひとつとなります。逆に、閲覧数が多くてもエンゲージメント率が低い場合は、ファンは少ないと考えられます。

では、よくビジネスでも活用される主要SNSである、TwitterとFacebookのエンゲージメント率の計算方法について見ていきましょう。