アクセス増のためにできること

以上のことから、ホームページへのアクセスを増やすためには、以下のような流入すべてに配慮することが重要といえます。

集客の全体像

これからコンテンツマーケティングページの大量追加が盛んになってくると、競合もどんどんページを追加し、相対的に自社ページが検索で順位をさげて、さらに誘導力が下がってくる可能性は高いと言えるでしょう。少なくとも好転するとは言いづらいでしょう。

ソーシャル、メルマガリンクを増やす(被リンク)、広告URLを直接入力してもらう・ブックマークをしてもらうなどのブランディング(具体的にはメディアなどの露出して名前を覚えてもらうなど)といった集客の基本を徹底することが重要と言えます。

検索にヒットしないけれどニーズがありそうなページTwitterで宣伝する、検索にはヒットしないけれどこのチームが優勝した今この瞬間は売れる!という商品ページだけは広告を配信する、などです。

それぞれコストや手間がかかることですが、これらを粘り強く対策していくことは、検索エンジンのアルゴリズムが変わったときにリスクマネジメントにもなり検索エンジンからの流入が減ってもメルマガやソーシャルで集客が可能など)、資産となります。

参考リンクSEOを行う上で覚えておきたいGoogleの主なアルゴリズムまとめ

それでも更新を止めてはいけない理由

アクセスにそれほど影響していない!としても、更新は大切です。

Webマーケティングブログで有名なLIGでは、毎月アクセス解析の結果を公開しています。そこで11月は祝日が多かったながらも1日3本記事を追加していながらも、PVを減らしたことを吐露しています。※11月は10月に比べ祝日も多く平日が少なかったことを言及しています。

10月度に過去最高をマークした340万PVと比較して、月次PVは減少し、約320万PVになりました。

参考リンクLIGブログの11月度アクセス解析と広告収入の結果 | 株式会社LIG
LIG

しかし、セッション訪問数)は向上しており、どちらかというと更新はGoogleに「更新してるサイトだよ」とシグナルを送ることで、SEOにより有利に影響させるための必要条件とも言えそうです。

大切なのはその更新の精度をしっかり把握して、試行錯誤しながら更新する、ということなのではないでしょうか。

まとめ

・ページは更新しても3分の1しか見られない。
・ページ追加の効果はGoogleアナリティクスでわかる。
・検索エンジン頼みではない導線の構築を粘り強く行う。

ホームページのアクセスアップで、ページの追加や更新が重要なことは間違いありません。しかし、その効果を決して過大評価してはいけないでしょう。ページを更新しているといってユーザーの求める内容があるわけではないからです。

大切なことはユーザーのニーズにあった内容があること、そしてそれを検索エンジンだけに頼らず、ソーシャルやメルマガなどあらゆる手段で届ける工夫をすること。これらすべてにバランスよく気配りできるウェブマスターが求められています。

ぜひみなさんもまず、全体におけるページ閲覧率ページあたりの集客数を算出してみてください。