インターネット技術の発展と共に、サイバー攻撃の手口も同時に進化し、情報漏えい対策がどの企業でも目下の重要課題となっています。
情報漏えい対策市場も成長を見せており、続々と新製品がリリースされています。

今回は、直近発売された最新の情報漏えい対策ソフトをご紹介します。

1.デバイス制御ソフト「FENCE-G」

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富士通BSCの情報漏洩対策ソフト、MTPスマホ接続も制御可能に
富士通ビー・エス・シーは、2014年9月17日、情報漏えい対策を目的としたデバイス制御ソフト「FENCE-G」新板を発表し、10月1日より販売開始しました。
「FENCE-G」はパソコンのデータをUSBやCD/DVDなどの外部デバイスに持ち出すことを制御するツールですが、今回は制御機能を強化し、更に各デバイス毎にセキュリティポリシーを変更できるような機能が追加されました。社員のデータ持ち出しを防ぐのに有用なソフトです。

2. 情報漏洩対策ソリューション「InfoBarrier7」

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FAE、情報漏洩対策ソフトを機能強化 - USBメモリやスマホ管理に対応
富士通アドバンストエンジニアリングは、Windows向け情報漏えい対策ソリューション「InfoBarrier7」を販売開始しました。
USBメモリ等のデバイスへのデータコピーや印刷、業務外アプリケーションのインストールも制御できる他、違反行為が発生した際に管理者や違反者に警告を表示させることも可能です。

3. データ漏えいリスク管理ソフト「リスクマネージャーファイル消去&チェック10plus」

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~機密情報の漏えい防止対策に!~ データ漏洩リスク管理ソフト「リスクマネージャーファイル消去&チェック10plus」を発売

AOSテクノロジーズ株式会社は、2014年11月14日にデータ漏えいリスク管理ソフト「リスクマネージャーファイル消去&チェック10plus」を発売しました。
パソコン上のデータは、ゴミ箱から消去してもデータ自体は残っており、特殊なツールを利用すれば簡単にデータを取り出すことが可能です。
こちらのソフトは、そのような通常では消去しきれないデータも全て痕跡なく消去することが可能です。

4. 情報漏えいが起きた場合にファイルを失効できる「秘文 Data Protection」

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「出さない」「見せない」「放さない」で秘文ブランドを刷新

日立ソリューションが提供する情報漏えい防止ソリューシ「秘文」のコンセプトや製品体系を刷新し、第一弾として、ファイルを失効させる機能を持つ「秘文 Data Protection」を発売しました。万が一情報漏えいが起こってしまった場合でも、漏えいしたファイルを閲覧できなくさせることができます。

5. 異なるネットワーク間でデータ受け渡しを安全に行う「Crossway/データブリッジ」

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NTTソフト、異なるネットワーク間でデータ受け渡しを安全に行うソリューション

NTTソフトウェア株式会社は、通常USBメモリなどで行われるパソコン間のデータの受け渡しを、より厳格かつ安全に行えようにする「Crossway/データブリッジ」を発売しました。
データの受け渡しをしたいデバイスを送信側・受信側どちらも「Crossway/データブリッジ」の端末に接続し、そこを介してデータをコピーします。
この際に、データを特殊な技術でフィルタリングすることにより、安全にデータの受け渡しを行うことができます。

6. 情報漏洩対策をオールインワンで実現する「InterSafe ILP Ver. 4.2」

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[ALSI、情報漏洩対策「InterSafe ILP」の新版を発売--ポータブルデバイス制御機能を強化]

2015年1月9日に、アルプス システム インテグレーションは情報漏洩対策シリーズ「InterSafe ILP Ver. 4.2」を発売します。
「InterSafe ILP Ver. 4.2」は「重要情報の保護」「外部デバイスへの不正持ち出し」「持ち出し後のファイルの安全な活用」「送信データの情報漏洩防止」全てを実現する全5製品からなるシリーズで、各企業の状況に合わせて自由に組み合わせて使用することができます。
また、スマートフォンやタブレットなどのポータブルデバイス制御機能も細分化され、個別での管理が可能です。

7. モバイル端末のセキュリティソフ「モバイルセキュリティパック」

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モバイル端末の安心・安全設定、たった11項目で簡単に――Office 365特化で

キヤノンシステムアンドサポートは、モバイル端末管理ツールの設定を容易にするソフト「モバイルセキュリティパック」を発売しました。
同社が販売するOffice 365製品「いつでもリモートオフィス」に対応するオプションサービスで、設定項目をOffice 365に特化し、膨大な数になりがちな設定項目を11項目にまで絞り、端末管理の専門知識がない人でも簡単に扱えるようになっています。

まとめ

先日、株式会社ベネッセコーポレーションの顧客情報漏えい事件が大きな話題となりましたが、これは決して他人事ではありません。どのような企業でも情報漏えいのリスクは必ずついてきます。
譲歩漏えいを完璧に防止するのは難しいにしても、できる対策は全てやっておくにこしたことはありません。
急速に進化しているサイバー攻撃に負けないよう、最新の防衛策を実施しましょう。

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