ホームページブログなどを手軽にはじめるためのツールのひとつに、WordPressがあります。
無料のものから有料のものまで世界中のクリエイターたちが作成しているWordPress専用のテーマを使用すれば、専門知識がなくても一定の品質のホームページを作成できます。

今回は、WordPressを使用している方にオススメの、便利なSNS関連プラグイン10選をご紹介します。
なお、お使いのWordPressのバージョンによっては、プラグインを使用できない・テストされていない場合もありますので、インストール前に必ず確認するようにしてください。

WordPressを使用する際にオススメの便利なSNS関連プラグイン10選

1.Instagram Feed

Instagram_Feed.png
https://ja.wordpress.org/plugins/instagram-feed/

こちらは、インスタグラムに投稿した写真や動画を、WordPress上の記事やサイドバーなどに表示することができるプラグインです。
ショートコードを使用すれば、自分のアカウントの投稿内容だけではなく、他のユーザーを含む複数アカウントの投稿内容も表示させることが可能です。

表示内容や表示デザインをカスタマイズできますので、ホームページのデザインやインスタグラムの投稿内容、企業イメージなどに適したデザインで、インスタグラムの投稿を見せることができます。
さらに、レスポンシブに対応していますので、ページの幅に合わせて写真や動画を表示するギャラリーの幅も自動的に変更されます。

高度な機能が搭載された有料版も提供されていますが、基本的には無料版で十分に利用できます。
インスタグラムアカウントを運営しているのであれば、インストールすることをオススメします。

2.BuddyPress

BuddyPress.png
https://ja.wordpress.org/plugins/buddypress/

WordPressで作成したホームページ上にコミュニケーション機能をつけることができるプラグインです。
読者からコメントがつく掲示板機能のほか、ユーザー情報の登録やユーザーの同士でのメッセージのやり取り、コミュニティ作成といったソーシャル機能などが利用可能です。
プラグインが英語表記されていますが、言語を変更すれば日本語対応できますので英語が苦手な方でも簡単に使用することができます。

さらに、このプラグインをインストールしておけばWordPressにログインする際にSNSアカウントを使用してソーシャルログインすることも可能になります。
インスタグラムやFacebook、Twitter、YouTube、Amazonなどのアカウント情報を使用することができますので、WordPressにログインする際にその都度ID・パスワードを入力する手間が省けます。

3.Social Metrics Tracker

Social_Metrics_Tracker.png
https://ja.wordpress.org/plugins/social-metrics-tracker/

こちらは、記事のシェア数やPV数、コメント数などをWordPressの管理画面上から簡単に確認することができるプラグインです。
Google Analyticsとの連携も可能なほか、プラグインインストール時に初期設定を済ませておけばその後はバックグラウンドで自動的にシェア数やPV数などを取得できます。
対応しているSNSは、Facebookやピンタレストなどです。
Twitterは対応していません。)

取得したデータはエクスポートできますので、定期的にエクスポートすればチームや組織などで情報を共有できます。
シェア数やコメント数、PV数などが多い順にランキングでの表示も可能ですので、どのような内容の記事が読まれやすい・拡散されやすいのかなどを調査する際にも便利です。

4.Buffer Connector

Buffer_Connector_-_HYPESocial.png
https://ja.wordpress.org/plugins/buffer-my-post/

一定時間ごとに過去の投稿をランダムでツイートしてくれるプラグインです。
公開する記事数が多ければ多いほど、時間が経過すれば過去に公開した記事は読まれにくくなってしまうものです。

しかし過去に公開した記事の中には、不変的で有益なものも少なくないでしょう。
手動で過去の記事をツイートすることもできますが、このプラグインを使用すれば自動でツイートしてくれるため作業効率の向上につながります。

ツイート時間やどれくらい過去の記事をツイートするのか、ツイート内容などに加えて、自動ツイートしない記事の指定など細かい設定が可能です。
なお「Minimum interval between posts」というツイート時間の設定項目では4時間単位での設定になります(例えば「0」と指定した場合は4時間ごとに自動ツイートされます)。

プラグインをインストールして初期設定など済ませた後、プラグインが動作をはじめるまでタイムラグがある場合もあります。
あらかじめメール通知の設定をしておけばプラグインが動作を始めたらその旨を伝えるメールが送信されますので、通知設定をしておくことをオススメします。

5.All in One SEO Pack

All_in_One_SEO_Pack.png
https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/

Google Search Consoleの承認やWordPressGoogle Analyticsの連携、XML Sitemapの設定などを行ってくれる、SEO対策をする際に非常に便利なプラグインです。
これだけではなく、SNSで記事などを拡散する際に欠かせない、OGP設定も行ってくれます。

ホームページの名前や記事タイトル、ディスクリプション、画像サイズなどを細かく指定することが可能。
プラグインインストール時に設定を済ませておけば、その後は記事などを投稿した際、自動的にOGP設定を行ってくれます。

TwitterやFacebookなどで拡散する際、OGPがあるだけでタイムライン上で目に止まりやすくなります。
記事などを拡散する際、その都度各SNSのデバックを通す作業は意外に手間のかかる作業ですので、プラグインを使用して効率化することをオススメします。

6.Disqus Comment System

Disqus_Comment_System.png
https://ja.wordpress.org/plugins/disqus-comment-system/

記事やページにコメント欄を表示させることができるプラグインです。
FacebookやTwitterなどのSNSアカウントと連携することで、コメントの投稿はもちろん共有も可能です。
コメントに対して返信する際も自社のTwitterやFacebookアカウントを使用して返信しますので、SNSアカウントの周知にも一役買ってくれます。
なお、SNSアカウントを使用せずにコメントを残したいユーザーは、オープンIDを使用することも可能です。

コメント欄の表示場所やフォントサイズなど、デザインを細かく指定することもできますのでホームページ内にあっても違和感のないように設置してください。
デフォルトでは英語表記になっていますので、言語を日本語に変更して使用することをオススメします。

7.WP Social Bookmarking Light

WP_Social_Bookmarking_Light.png
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-social-bookmarking-light/

TwitterやFacebookなどのSNSの共有ボタンをまとめて設置することができるプラグインです。
日本のホームページブログなどでよく目にする、はてなブックマークにも対応しています。

記事やページなどをSNS上で拡散してもらう際、その都度URLタイトルをコピー&ペーストするのは非常に手間のかかる作業です。
ボタンが表示されていればワンクリックでシェアできますので、ボタンがない場合に比べてシェアされやすくなります。

表示したいSNSや表示形式、表示場所などは細かく指定することができます。
ユーザーが記事を読んでシェアをする際に、どの位置にどのようなスタイルのボタンが表示されていれば気軽にボタンをクリックしやすいのかを検討して設置してください。

8.Floating Social Media Icon

Floating_Social_Media_Icon.png
https://ja.wordpress.org/plugins/floating-social-media-icon/

こちらも記事やホームページ内にSNSのシェアボタンを設置することができるプラグインです。
先にご紹介した「WP Social Bookmarking Light」と異なる点は、画面スクロールに合わせて画面右側でシェアボタンが追随(フローティング)してくる点です。
もちろん、フローティング機能をオフにしてシェアボタンを固定することも可能です。
使用できるシェアボタンのデザインは24種類と豊富です。

シェアボタンをフローティングさせることによって、記事を読んでいる途中でも各SNS上に拡散することができます。
そのため、比較的文章量の多いコンテンツを発信している方には特にこちらのプラグインがオススメです。
また、シェアボタンが動くことでユーザーに拡散をアピールすることにもつながります。

9.Social Networks Auto-Poster

Social_Networks_Auto-Poster.png
https://ja.wordpress.org/plugins/social-networks-auto-poster-facebook-twitter-g/

記事を更新した際にFacebookやTwitterなど複数のSNSに自動投稿することができるプラグインです。
投稿内容に画像を含めることも可能ですので、OGPつきの投稿もできます。
有料版を使用すれば対応するSNSの種類が25種類に増えますが、基本的には無料版でも十分です。
さらに加えて、記事とともにSNS上に投稿されたコメントを、WordPress上に取り込んでコメントとして表示することも可能です。

SNSアカウントを運営していれば、記事を更新した際は必ず投稿するものですが、その都度アカウントにログインして投稿をするのは手間がかかるものです。
そこでこのプラグインを使用すれば、作業効率を向上させることにつながります。

10.WP to Twitter

WP_to_Twitter.png
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-to-twitter/

Twitterが公式提供しているプラグインです。
公式に提供されているものですので、サードパーティプラグインによくある突然プラグインを使用できなくなる、という問題が起こる可能性が非常に低いです。

「WP to Twitter」では、シェアボタンの設置はもちろん、Twitterで記事を共有する際に自動的にTwitter Cardsを作成してくれたり、記事内に自社のTwitterアカウントのフォローボタンの設置などTwitterに関するさまざまな設定が可能です。

さらに、TwitterWordPressで作成しているホームページや記事などについて広告キャンペーンを行っている場合は、WordPress管理画面にてコンバージョン結果をモニタリングすることもできます。

特に記事を拡散する際に、Twitterを重視している場合はインストールしておくことをオススメするプラグインです。