WordPressはカスタマイズ性が高く、様々なプラグインが開発されていることもあって、企業のホームページブログによく利用されています。
しかし、WordPressのメリットであるプラグインが多過ぎることが裏目になって、どのプラグインをインストールすればいいのか悩んでしまってはいないでしょうか。

今回は、特にWordPress初心者の方にオススメしたい、入れておきたいプラグインをご紹介します。
どのプラグインも、意外に煩わしく難しい作業を簡略化してくれる優れものばかりです。
これからWordPressの使用を検討されている方や、まだ導入したばかりで使いこなせていない方は、ぜひ本記事を参考に必要なプラグインをインストールしてください。
  

初心者にまず入れてほしいWordPressのプラグイン10選

1.Google XML Sitemap

Google_XML_Sitemap.png
https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/

ホームページブログなどにサイトマップを作成してくれるプラグインです。
サイトマップを作成しておくとSEOには有利になりやすいとされていますが、自分で作成するのはなかなか手間のかかる作業です。
Google XML Sitemapを使用すれば、自動で作成してくれますので業務を大幅に効率化することができます。

さらに、記事を更新するごとにGoogleなどの主要な検索エンジンに対して更新情報を自動通知してくれる機能も搭載されていますので、検索結果に表示されやすくなり、アクセス数増加を期待できます。

日本語対応しているプラグインですので、初めて使用する方でも簡単に設定できます。
WordPressを使用してホームページブログなどを運営しているなら、必ず入れておくことをオススメします。
  

2.All in one SEO Pack

All_in_one_SEO_Pack.png
https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/

記事内のタイトル、キーワード、ディスクリプションなどのメタタグを設定することができるプラグインです。
メタタグ検索エンジンで検索される際に重要な要素となりますので、設定しておくことが重要です。

そのほかにも、検索エンジンインデックスさせたくない「noindex」の設定や、SNSで記事を拡散する際に重要なOGP設定なども行うことができます。
メタタグの設定や各SNSのデバックをとおす作業は、単純ながら意外に手間のかかる作業です。
プラグインを使用すれば簡単に作業を済ませることができますので、Google XML Sitemapと同様に、WordPressでホームページブログを運営しているならインストール必須です。
  

3.XPoster – Share to X and Mastodon

WP_to_Twitter.png
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-to-twitter/

Twitterが公式提供しているプラグインです。
Twitterでのシェアボタンの設置や、Twitter Cardsの作成、自社アカウントのフォローボタンの設置など、Twitterに関連した様々な設定を一度に行うことができます。
さらに、WordPressで作成したホームページや記事などについてTwitter内で広告を配信している場合は、WordPressの管理画面上でコンバージョン結果をモニタリングすることもできます。

サードパーティプラグインを使用していると、仕様変更により突然使用できなくなる、といった問題が起こりやすいですが、公式提供されているプラグインを使用すればこのような問題は起こりにくいです。

Twitterは、記事を拡散しより多くの方に認知してもらうためには欠かせないSNSの一つです。
そのTwitterを効率よく活用するために、やはりプラグインを使用して自動化できる部分は自動化させてしまうことがポイントとなります。
Twitterを運用しているのであれば、こちらのプラグインもインストールしておくことをオススメします。
  

4.W3 total cache

W3_total_cache.png
https://ja.wordpress.org/plugins/w3-total-cache/

ホームページブログなどの表示速度を改善してくれるプラグインです。
最近ではGoogleがAMP対応しているページを上位表示する傾向にあることからも、なるべく「速く」ページが表示されることが重要視されています。
画像などを使用している場合やアクセス数が増加してくると、特にどうしてもページの表示速度が遅くなってしまいがちです。

ページを開いたユーザーが、表示速度の遅さから離脱してしまうことがあっては非常にもったいないです。
ホームページブログなどを公開する前に設定しておき、なるべく速くページが表示されるようにしておくことが重要です。
  

5.Lazy Load

Lazy_Load.png
https://ja.wordpress.org/plugins/lazy-load/

こちらもページ表示速度を改善してくれるプラグインです。
このプラグインページ内に使用されている画像の読み込みを後回しにし、テキスト部分を先に読み込んで表示することでページ速度を上げているものです。
インストール後の設定などは特に必要なくインストールしておくだけで機能してくれますので、面倒な設定などは極力避けたいという方には非常にオススメです。

カスタマイズしたい場合は、インストール後に確認できる「Lazy-Load/js/Lazy-Load.js」の中の「distance : 200」と表示されている部分を変更することが可能です。
「distance : 200 」の「200」とは、200pxの画像を読み込むという意味です。
ここのpx数を上げることで、後から読み込まれる画像の読み込み速度も改善することができますので、400〜500pxに変更しておくとプラグインをより使いこなすことができます。
  

6.AMP

AMP.png
https://ja.wordpress.org/plugins/amp/

モバイル端末でもページの表示を高速化するためにGoogleが発表したAMPというプロジェクトに対応することができるプラグインです。
先にご紹介した2つのプラグインページの高速化に有効なものですが、より検索エンジンを意識してAMPに対応したいという方は、こちらのプラグインがオススメです。

設定方法については、ferret内の以下のページでご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
誰でも一瞬でできる!WordPressのプラグインを使ってAMPに対応する方法〜|ferret
  

7.TinyMCE Advanced

TinyMCE_Advanced.png
https://ja.wordpress.org/plugins/tinymce-advanced/

記事をより読みやすくするための太文字表記や、横ラインの挿入などを簡単に行うことができるプラグインです。
WordPressではデフォルトで表の挿入や編集、YouTube動画コードの挿入などを行うことができますが、より読みやすい記事を作成するためにはHTMLタグを直接入力しなければなりません。
HTMLの知識があり、かつ、直接入力することに不便を感じない場合を除いて、この作業は手間がかかるものです。

TinyMCE Advancedを使用すれば、HTMLタグなどの知識がなくても簡単により読みやすい記事を作成することができます。
はてなブログなどの無料ブログサービスと同じ感覚で使用できますので、初めて使用する方でも直感的に使用することができます。

読みづらい記事は、途中で離脱される要因の一つとなります。
プラグインを使用して、読み手を読みやすい記事を作成することを心がけてください。
  

8.CKEditor for WordPress

CKEditor_for_WordPress.png
https://ja.wordpress.org/plugins/ckeditor-for-wordpress/

こちらもTinyMCE Advancedと同様に、記事を読みやすくするためタグなどを簡単に使用することができるプラグインです。
基本的にできることは同じですが、インターフェイスなどが少し異なりますので、どちらもインストールしてみて使用しやすい方を選択してください。

記事作成時は、読みやすさを意識することは当然として、自分も使用しやすい環境を整えることが長期にわたって継続するために必要となります。
特にこのようなエディタプラグインは、できることは同じでもインターフェイスが変わるだけで使いやすさも変わるものです。
もちろん無料で使用できますので、まずは試してみることをオススメします。
  

9.Contact Form 7

Contact_Form_7.png
https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/

お問い合わせフォームを作成することができるプラグインです。
日本語対応していますので、初めて使用する方でも簡単に設定可能です。

お問い合わせフォームに必要な基本的な項目がすべて揃っていますので、どのようなジャンルのホームページでもこのプラグインで対応できます。
自動返信メールの設定も可能ですので、時間を問わず多数のお問い合わせがくることが予想される場合は、こちらも設定しておくことをオススメします。
  

10. Table of Contents Plus

Table_of_Contents_Plus.png
https://ja.wordpress.org/plugins/table-of-contents-plus/

記事の冒頭に目次を作成することができるプラグインです。
特にボリュームのある記事の場合、目次を作成しておくことで読み手は内容を把握しやすくなります。

目次は、見出しを示すhタグを元に自動生成されます。
表示位置や表示内容、階層などについて細かく設定したり、ホームページに訪れた人が内容を把握しやすいようにサイトマップ(Googleなどの検索エンジンが読み込むサイトマップとは異なり、ホームページ上に表示されているサイトマップのこと)を作成することも可能です。

初めて使用する際に少し使用感にハードルを感じる場合もありますが、日本語対応されていますので、何度か試してみることで好みの目次を作成することができます。
必須のプラグインではありませんが、読み手の立場にたったホームページ作りのためには使用することをオススメします。
  

まとめ

冒頭でもご紹介しましたが、プラグインを使用することで煩雑な業務を簡略化することができます。
ただし、WordPressのバージョンによってはプラグインが正常に動作しなかったり、突然プラグインの提供が終了することもあります。
今回ご紹介した10選は、初心者にオススメの定番とされているものが多いため比較的安心して使用できますが、念のため定期的にバックアップなどを取っておくことをオススメします。

WordPressを存分に活用するなら、プラグインのインストールは必須です。
まずは今回ご紹介した10選から使用してみて、慣れてきたらその他の便利なプラグインもインストールしてみるとよいでしょう。