グループごとの目標設定

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セグメントによるグループわけが完了したら、次は目標の設定です。

先ほどグループを以下の3つにわけました。

1. すでに関係性ができているお客様

2. より良い関係性を作り上げて行きたいお客様

3. まだ関係性ができていないお客様

  
それぞれ置かれているステージが異なるわけですから、目標についても別々に設定をする必要があります。
  

1. すでに関係性ができているお客様

このグループは、あなたの提供しているサービスに対する温度感が一番高いグループであり、最も注力しなければならないグループです。このグループについては、商品の購入やセミナーへの参加など、最も行ってほしいアクションを目標に設定しましょう。
  

2. より良い関係性を作り上げて行きたいお客様

このグループは、あなたの提供しているサービスに対して興味はあるけれど、タイミングが合うまでは動かないグループです。このグループに対しては、定期的に情報を提供することで、徐々に温度感を上げていく必要があります。

例えば、購入してもらいたい商品のストーリーが語られているページや過去のセミナー内容のレポートページなどへ誘導することで、温度感を上げていくことが有効です。そのため、これらページへの誘導数を目標に設定してみましょう。
  

3. まだ関係性ができていないお客様

このグループは、あなたの提供しているサービスについての興味はあまりありません。ダウンロードコンテンツや導入事例などをとおして、あなたのサービスの有用性をアピールしていく必要があります。ただし、そもそもメール自体を見られていない可能性がありますので、まずはメールの開封率を目標に設定してみましょう。
  

上記1~3、それぞれのグループの目標を設定したら、ゴールに沿ったコンテンツを作って配信します。配信結果から、「開封率」「クリック率」「コンバージョン率」のどこを優先して改善すべきかを探り、PDCAを廻していきましょう。
  

興味が無い人の離脱を恐れない

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メールを配信すると、一定の割合で「配信解除」をする人が出てきます。もちろん「配信解除」されたメールアドレスにはもうメールが送れません。そのため、配信解除されないように配信頻度を減らし、コンテンツを無難なものに変更することで、守りに入ろうとしてしまいがちですが、ここは考え方を変えましょう。

「配信解除」されてしまった方は、そもそもあなたのサービスに興味が無く、ゴールからはもっとも遠いお客様だったのです。全く興味の無いお客様が配信リストから外れるのは自然の流れですので、恐れる必要はありません。配信リストから外れたお客様より、残ったお客様を大事にしていきましょう。

ただし、一般的なメルマガの解除率は一度の配信につき0.5%未満と言われています。解除率が0.5%を超えている場合は、顧客のセグメンテーションが適切でない可能性がありますので、配信したコンテンツとともに見直すようにしましょう。