ECサイトはデザイン会社の選定が重要!押さえておきたい9つのチェックポイント
コロナ禍による外出自粛などの影響もあり、EC事業に多くの企業が参入しています。EC事業を初めて立ち上げる場合には、ブランディングやどういうカートで決済を行うかなど、様々なことを決める必要があります。
同時に進めなければならないのがサイトデザインです。デザインを自社で行わない場合はデザイン会社に依頼しすることになりますが、デザイン会社によって、ECサイトの運命が決まると言っても過言ではありません。そこで、ECサイト構築時のデザイン会社の選定ポイントについて解説します。
目次
EC事業立ち上げの流れ
EC事業を立ち上げる場合は、大まかに以下のような流れで進めます。
1. 販売・運営計画の立案
どのような商品を仕入れて販売するのかを決定する段階です。
販売する商品が決まったら、利益や数値目標など販売事業計画を立案します。さらにリサーチを行い、競合との差別化を図るため、販売のための施策を決めます。
その後、集客方法やブランディングなど、ECをどのように運営していくのかも決める必要があります。
2. EC選定とサイト構築準備
売り場であるECサイトを構築します。
ECサイトを構築するためには、サーバーの契約、サイトデザイン、ショッピングカートの設置、決済方法の選定や決済会社との契約、商品登録や物流会社との契約など、あらゆることを同時に進める必要があります。
ECの命運を決めるのはデザイン
EC事業では、売り場であるサイトのデザインが非常に重要になります。上質なランディングページのデザインや商品レイアウトなどは、顧客の購買意欲を後押ししてくれるでしょう。サイトのデザインは、EC事業の命運を決するほど大切なものなのです。
良いデザイン会社とは?
集客および購買促進の効果的なサイト作りには、デザイン会社の選定が大変重要です。デザイン会社を選ぶ際は、以下のような会社を選ぶといいでしょう。
ECの知識・ノウハウがある
ECサイトのデザインをする上では、ECの知識やノウハウを持っているかが大切です。顧客がランディングするページにはどういう表現が必要かなど、ページによって求められる内容が異なります。
全体的なデザインの統一感を持ちながらページごとの提案をするなど、ECのデザイン知識、そしてサイト構築の知識を持ったデザイン会社である必要があります。
制作進行はスムーズ
デザイン制作を依頼後、作りっぱなしではなく進捗や確認の連絡はもちろん、マーケットツール・カートベンダーなどとのタスク提示など、クライアント側に立った進行提案をしてくれるデザイン会社は安心です。
承認フローや期間も含めたスケジュールのコンセンサスをとるなど、スムーズな制作進行をしてくれる会社を選びましょう。
デザイン会社を選ぶときの9つのチェックポイント
デザイン会社を選ぶ際は以下の9つをチェックしましょう。デザイン会社選びは、ECを成功させるために非常に大切なプロセスのため、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1. 自社や競合、市場への理解度
クライアントである自社のバックグラウンドや目的、競合他社にはどういう企業があるのか、市場やトレンドなど、これから参入する自社の販売を後押しできるような理解度があるか確認します。
自社の状況把握度を確認
会社の主力商品や実績、概要などを把握しているか確認します。
実績を確認できるか(アウトプット含む)
デザイン会社としての実績(ECサイト、広告、紙媒体含む)を事前に見せてもらえるか確認します。デザイン力チェックに役立ちます。
質問の質を見極める
商談を進めるための表面的な質問だけではなく、クライアントとプロジェクトの背景に踏み込むような、深掘りの質問があるかどうか確認します。
推奨カートでの運用サポートの有無
サイトオープン後、ECカートの運用などサポートしてくれるかどうかを確認します。
ポイント2. 担当ディレクターの実績を確認
打ち合わせには、可能であれば営業以外に担当ディレクターの同席を打診することをおすすめします。サイト制作の実務上では、担当ディレクターとのやり取りが中心となります。初回打ち合わせ時に接触できるよう依頼するとよいでしょう。
会社の実績よりディレクターの実績に注視
会社の実績もひとつの目安となりますが、もっと重要なのは担当ディレクターの質です。オープン予定日までにサイト構築や機能確認が終了できているかなど、多くの作業をスムーズに進めさせるのはディレクターの手腕にかかります。
実績など指標となるものを用意してもらったり、レスポンスの早さなども確認しておきます。
おしゃれなデザインだけで選ばない
華やかでおしゃれなデザインは確かに魅力的ですが、ECサイトではサイト内での顧客の導線やサイト更新の効率化が優先されます。おしゃれなデザインに目を奪われて会社選定しないようにしましょう。
ECサイトとしての運用を第一に考慮したデザインを提案する会社は信用がおけるでしょう。
ポイント3. 誰でも更新できる設計ができるか
ECに明るい人だけがEC事業担当者になるわけではありません。人事異動などで、ECの知識があまりない人が担当になる場合もあるでしょう。ECサイトの更新は、そうした職場環境の変化にも対応できるような、誰でも更新できる設計が望まれます。
更新性を考えた設計とは?
商品はCSVを利用して入れ替えや登録を行いますが、特集やキャンペーンなどのイベントやメルマガなどは、その度に新しいデザインフォーマットを変える場合があります。
定期的なデザイン変更など、更新の必要性がある場合にそれを誰でも簡単に行える考慮した設計になっているかチェックしましょう。
デバイスによる画像設定を見落とさない
見落としがちなのが、PCとスマホでの画像サイズの設定変更です。デバイスによって画像サイズが変わるため、適切な画像処理が必要となります。そうした細かい部分のサービスの有無についても確認しておきます。
ポイント4. サイト周りの設定はどこまでできるか
ECサイトを構築・運用するにあたり、設定すべき機能やサービスはたくさんあります。設定の取りこぼしや設置すべき機能の見落としがあると、その後の運営にも大きな影響を与えます。
サイト運営に必要な設定・タスクを確認
ECに対して知識がない場合、サイト周りの設定や何が必要な機能なのかを調べるだけでも、まるで雲をつかむような状況に感じます。
特に専門的な分析用の設定やサイト情報設定などについてはEC事業を円滑に進めるため大変重要な設定です。こうした設定やタスクについて、デザイン会社で提案やアドバイスをしてくれるかどうかがポイントです。
ポイント5. ユーザーの導線、SEOの設定
ユーザー側に立ったサイト構築という視点も見逃せません。クライアントだけでなく、実際閲覧する顧客の考えを考慮したサイト作りの提案の有無は、大きな選定基準となります。
ユーザーの検索意図に沿った商品カテゴリ提案かどうか
商品カテゴリなどを決める場合、クライアント側の意見を尊重するだけではなく、実際顧客が検索した結果を反映した提案をしてくれるか確認しましょう。
また、キーワードの検索ボリュームを考えたカテゴリや検索軸を設計してくれるかも、オープン後の運用に大きな意味を持つため重要です。
途中で構造を変更するのは大変なため、SEOを考慮した設計は設計当初からカテゴリー構造に組み込む必要があります。
ポイント6. 集客・追客スキームの提示はあるか
サイトオープン後には、集客や追客のための施策を行います。サイトを立ち上げたら、ここからが本番です。デザイン制作が終わっても、運用やカスタマーコミュニケーションで提示・提案があるデザイン会社が理想的です。
制作して終了で終わるのは負担増大
ECサイトは会社HPと違い、サイトオープン後から収益を目指し大きく運用していく必要があります。デザイン制作だけで終わってしまうと、運用面でのサポートを得られない側の負担が大変大きくなってしまいます。
デザイン会社で集客や接客、購買後の顧客サポートなど、カスタマーコミュニケーションの提示・提案をしてくれるか、チェックする必要があります。
カスタマーコミュニケーションなくして結果なし
商品やサービスを利用してくれたり、サイトを訪れた顧客に対して様々なコミュニケーションサポートを行うのは大変重要です。
SNSやサイト上イベントの開催などで、サイトと顧客を常につなぐことによって、コミュニケーションの拡大や新たな収益がもたらされます。
そのほか、予算やコミュケーションツールの提示など、必要な3つの選定条件は以下の資料でご確認ください。
ECサイトデザインは良質な提案をしてくれるデザイン会社に!
ECサイト構築を外注する場合は、デザイン会社の選定が大変重要になります。選定の基準は細かくありますが、サイトデザインだけではなく集客や分析、SEOの設定などを含め提示・構築してくれる良質なプロダクションの選定が望まれます。
さらに、サイトオープン後の運営への関わりもしてくれるような、良好なパートナーシップを結べる会社を選びましょう。
- ランディングページ
- ランディングページ(landing page)とは、ユーザーが検索エンジンあるいは広告などから最初にアクセスしたページのことです。「LP」とも呼ばれています。ただしWebマーケティングにおいては、商品を売るために作られた1枚で完結するWebページをランディングページと呼びます。
- レイアウト
- レイアウトとは、もともと「配置」や「配列」を指す語です。ここでは、「ホームページレイアウト(ウェブレイアウト)」と呼ばれる、ホームページにおけるレイアウトについて説明します。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- 導線
- 導線とは、買い物客が店内を見てまわる道順のことです。ホームページにおいては、ページ内での利用者の動きを指します。 ホームページの制作にあたっては、人間行動科学や心理学の視点を取り入れ、顧客のページ内での動きを把握した上でサイト設計を行い、レイアウトや演出等を決めることが重要になります。
- CS
- CSとはCustomer Satisfactionの略称で「顧客満足度」を意味します。顧客との関係維持、サービスの発展に関するマーケティング戦略に関わる用語です。
- キャンペーン
- キャンペーンとは、インターネット上のサイトにおいて、ファン数を増やし、購買行動を促すためにおこなう懸賞キャンペーンなどのマーケティング活動のことです。キャンペーンにはファン数を増やすだけでなく、ファン獲得以上のリアル店舗の来店者数を増やす、資料請求者を増やす、実際の購買を増やすなどの目的があります。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
- SEO
- SEO(Search Engine Optimization)とは、GoogleやYahoo!などのサーチエンジン(検索エンジン)で、特定キーワードで検索が実行されたとき、ホームページが表示される順位を上げるためのさまざまな施策のことです。
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