インスタグラムやTwitter、Facebookなどの複数のSNSを運用している担当者にとって*「いかに業務を効率化するか」*というのは大きな課題ではないでしょうか。

特にホームページやYouTubeなどの新着情報を投稿する作業は、できる限り自動化して負担を減らしたいところでしょう。
そんな方にとって知っておきたいツールの1つがYahoo!JAPANが提供している「myThings」というアプリです。

今回はmyThingsの機能と使い方を解説します。
myThingsは*「◯◯したら◯◯する」というシンプルな設定方法*で、様々な作業の自動化を図れます。

ホームページの新着情報を自動でツイートしたり、特定の場所を訪れたらタスクを表示したりといった設定を行えば、業務の効率化が図れるだけでなく仕事の抜けも生まれません。ぜひこの機会に使い方を学んで、業務に生かしましょう。

myThingsとは

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https://mythings.yahoo.co.jp/

myThingsは、WebサービスやIoT商品の機能を組み合わせて操作することができるYahoo!JAPANの無料アプリです。

TwitterやFacebookといったSNSだけでなく、プッシュ通知や位置情報といったスマートフォンの機能がチャンネルとして提供されており、ユーザーはチャンネルを自由に組み合わせて独自の組み合わせを運用できます。

例えば、勤務先の半径100m以内に入ったら「タイムカードを押すこと」というメッセージをプッシュ通知したり、Yahoo!天気で雨の予報が出たらTwitterでツイートするといった組み合わせがあるでしょう。

リマインダーとして利用したり、SNSの運営を自動化したりと仕事の上でも活用方法は様々です。myThings公式組み合わせブログではmyThingsの活用方法を紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

参考:
myThings公式組み合わせブログ

▼myThings紹介ムービー

myThingsの使い方

myThingsは、Yahoo!JAPAN IDさえあれば誰でも無料で利用できます。
一例として「YouTubeの新着動画をTwitterでツイートする」方法を紹介しましょう。

1.アカウントの登録

アプリストアからmyThingsをダウンロードしたら、Yahoo!JAPANのアカウントでログインします。

2.組み合わせの追加

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トップ画面右上の「+」ボタンをタップして、組み合わせを追加します。

なお、トップ画面で案内されているオススメの組み合わせなら、自分で個別に設定しなくても選択するだけですぐに設定できます。

3.「◯◯したら」をタップ

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myThingsは「〇〇したら〇〇する」というシンプルな設定で、組み合わせを作成します。

「YouTubeのチャンネルで新着動画がアップロードされたら、Twitterでツイートする」という組み合わせを作るので、まずは「◯◯したら」に「YouTubeの新着動画がアップロードされたら」という内容を組み込んでいきましょう。

4.チャンネルの選択

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選択画面から、「◯◯したら」で機能を利用したいアプリを選んでタップします。

チャンネルはYahoo!天気やヤフオク!といったYahoo!JAPANのサービスだけでなく、GoogleカレンダーやGmailのようなGoogleのサービス、FacebookやTwitterなどのSNSなど50ものサービスが揃えられています。

RSSを設定すれば、RSSを設定しているホームページから新着情報が発信されるたびにプッシュ通知をなるようにしたり、ツイートしたりといった組み合わせができるでしょう。

5.認証する

チャンネルが位置情報やアプリの場合、myThingsと連動しても良いか聞かれるので「OK」をタップします。
この時認証したアカウントに紐付いて操作されるので、同じサービスに対して複数のアカウントを所持している人は注意しましょう。

6.詳細設定を行う

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詳細設定から組み合わせの発動条件(トリガー)を設定します。
「特定のチャンネルが動画を投稿したら」を選択し、チャンネルを設定しましょう。

7.「◯◯する」をタップ

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次に、「◯◯する」をタップします。
以下からは「〇〇したら」を設定した時と同じ要領で、チャンネルを設定していきましょう。

8.チャンネルの選択

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Twitterでツイートするという行動を設定したいので、チャンネルにはTwitterを選択します。

9.認証する

Twitterと連動して操作するために認証に許可を出します。
現在ログインしているアカウントで認証が行われるので、複数のアカウントを持っている人は連携したいアカウントTwitterからログインして認証を行なってください。

10.詳細設定を行う。

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詳細設定から、「Twitterでツイートする」という動作(アクション)になるよう設定します。ツイート内容は候補から選択して設定できるだけでなく、自分で入力した情報も含めることができます。

11.実行タイミングを設定する

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「◯◯したら◯◯する」を設定し終わると、実行タイミングの設定画面が表示されます。
曜日を絞ったり時間を決めたりできるので、自分の用途に合わせて設定してください。

また、組み合わせの下にある「+」を選択すれば、1回の「◯◯したら」に対して 5つまでの「◯◯する」を設定できます。

例えば、YouTubeの自社チャンネルで動画をアップロードしたのに合わせて、Twitterで動画タイトル、動画URLをツイートし、Gmailにツイートした旨をメールでお知らせするといった使い方ができるでしょう。

12.作成完了

「作成」をタップすれば、組み合わせは完成です。
作成した組み合わせは「組み合わせ一覧」に表示され、オンオフの切り替えや設定の再編集が行えます。

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