TwitterをWebマーケティングに活用するなら、ツイートにどんな反応があったのかは知っておきたいものです。

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、Twitter経由のアクセス数はわかるものの、どれぐらいの人がそのツイートを見たのかなど、クリックまで到達していないデータは見ることができません。

そんな時に使いたいのが「Twitterアナリティクス」です。

目次

  1. Twitterアナリティクスとは
  2. Twitterアナリティクスの使い方
    1. 利用開始方法
    2. ホームの使い方
    3. ツイートの見方
    4. オーディエンスの見方
    5. 概要
    6. 人口特性
    7. イベントの見方
    8. 詳細の見方
  3. TwitterアナリティクスからCSVデータをエクスポートする方法

Twitterアナリティクスとは

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https://analytics.twitter.com/about

Twitterアナリティクスとは、Twitter上の影響力を測り、運用効果を高めるための分析ツールです。フォロワー数の変動やツイートごとのインプレッション数、エンゲージメント数(率)を計測できるほか、フォロワーやオーディエンスの興味関心のある情報なども知ることができます。

Twitterアナリティクスの使い方

利用開始方法

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TwitterアナリティクスのWebページへアクセスします。

続いて、上記赤枠「Twitterアカウントでログイン」より利用を開始します。
  
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TwitterのID、パスワードを入れてログインすると下記のような画面になりますので、赤枠の「アナリティクスを有効にする」をクリックしましょう。
  
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有効にするとTwitterのメニューにも「アナリティクス」という項目が現れます。
  

ホームの使い方

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メニュー「ホーム」では、最初に過去28日間のツイート、ツイートインプレッション、プロフィールへのアクセス、フォロワー、という4つのパフォーマンスの変動が表示されます。ここでは直近28日間の運用結果が、その前の28日間と比べてどのように変化しているのか一目でわかります。

なお、各項目の説明は以下のとおりです。

1. ツイート
自分のツイート数

2. ツイートインプレッション
自分のツイートが他ユーザーのタイムラインに実際に表示された回数

3. プロフィールへのアクセス
自分のプロフィール画面にアクセスされた回数

4. フォロワー
自分のフォロワー数

5. @ツイート
自分宛のツイート数(ここでは0なので表示されていません)

その下には、月別の概要が表示されます。
  
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1. トップツイート
最も多く表示されたツイート

2. トップの@ツイート
最も多くのエンゲージメントを得た自分宛の@ツイート

3. トップのメディアツイート
最も多く表示された、画像や動画などメディアを含むツイート

4. トップフォロワー
その月の新たなフォロワーのうち最もフォロワー数の多いフォロワー(ここでは0なので表示されていません)

また、右カラムでは各月ごとのツイート総数、ツイートインプレッション総数、プロフィールへのアクセス総数、@リツイート総数、フォロワーの増減数も一覧で表示されます。
  

ツイートの見方

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メニュー「ツイート」では、過去28日間のインプレッション数の推移を表したグラフ、各ツイートのインプレッション数、エンゲージメント数、エンゲージメント率などが表示されます。
  
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さらに各ツイートの「ツイートアクティビティを表示」から、エンゲージメント数の内訳を確認することができます。
  

オーディエンスの見方

メニュー「オーディエンス」では、自分のフォロワーの興味関心のあるテーマ、性別・年齢・居住地などの属性情報、アクセス端末などを確認することができます。
  

概要

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興味関心では、フォロワーがどんな情報に興味関心を示しているのかを割合で表示してくれます。
  

人口特性

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性別・年齢・居住地などの属性情報
  
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自分のフォロワーの興味関心のあるテーマ
  
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アクセス端末
  
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また、表示対象は「フォロワー」以外に、「すべてのTwitterユーザー」あるいは「オーガニックなオーディエンス」を選択することも可能です。
  
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さらに、「比較オーディエンスを追加」することで、自分のフォロワーと全てのTwitterユーザーを比較することもできます。
  
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全てのTwitterユーザーのうち、特定のペルソナを指定することも可能です。
  

イベントの見方

メニュー「イベント」には、Twitter上で話題になる(と予想される)イベントを確認することができます。
  
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「概要」ページでは、「政治」「エンターテインメント」「休日」など各テーマごとのイベントが表示されます。
  
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「View Detail」からは、そのイベントについてツイートをしているアカウントの性別・年齢・地域情報・アクセス端末といった詳細情報やトップツイートも確認することができます。
  
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また、「イベント」ページでは、日付やテーマ、地域を選択してイベントを検索することができます。
  

詳細の見方

メニュー「詳細」には、動画(ベータ版)、アプリマネージャー、コンバージョン、という3つの機能があります。
  
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「動画(ベータ版)」では、ツイートした動画の数値を確認できます。
  
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アプリマネージャー」では、モバイルアプリを設定してプロモーションを開始できます。
  
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「コンバージョン」では、指定したWebサイトやモバイルアプリへのコンバージョントラッキングの設定ができます。

TwitterアナリティクスからCSVデータをエクスポートする方法

また、TwitterアナリティクスはCSVとしてデータをエクスポートすることができます。
CSVデータとしてエクスポートすることで分析もしやすくなります。詳しい方法は下記記事を参照ください。

参考:
TwitterアナリティクスからCSVデータをエクスポートして分析する方法|ferret
  

まとめ

Twitterアナリティクスは無料にもかかわらず様々なデータを表示してくれるため、TwitterでWebマーケティングを行うWeb担当者には必須のツールといえます。

どんな投稿をするとインプレッションが多いのか、どんな画像・動画なら見てもらえるのかなど、戦略的にTwitterを活用するのであれば、ぜひTwitterアナリティクスを使っていきましょう。