「Twittterアナリティクス」という機能をご存知でしょうか。

Twitterのアクセス解析機能「Twitterアナリティクス」では、フォロワーの推移やツイートごとのインプレッション、エンゲージメントを確認できます。

ただ、Twitterアナリティクス上ではクロス分析(複数のデータを組み合わせて分析する方法)は行えないので、詳細な分析はやりにくいのが実情です。

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今回は、TwitterアナリティクスからCSVデータをエクスポートして分析する方法をご紹介します。
1ツイートごとの情報を細かく分析する手法も説明するので、Twitter施策の改善に悩まれている方は是非確認してみてください。

Twitterアナリティクス(Twitter Analytics)とは?

企業がマーケティングを行う際、ソーシャルメディア活用はもはや避けて通れません。
このような状況において、Twitterアナリティクスではツイートを分析し、他のユーザーからの反応を詳しく知ることができます。

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Twitterアナリティクスでは「ホーム」「ツイート」「オーディエンス」「イベント」「詳細」のメニューからデータを分析することができます。

参考:
Twitterアナリティクスで分析できることを徹底解説|ferret [フェレット]

TwitterアナリティクスにおけるCSVデータのエクスポート

1. Twitterアナリティクスにログインする

まずはTwitterアナリティクスにアクセスし、ご自身のTwitterアカウントと連携します。
Twitterが無料で提供いるサービスのため、Twitterのユーザーなら誰でも使用することができます。

Twitterアナリティクス

2. 「ツイート」の項目へ移り、ツイートを分析したい期間を選択する

ページ上部のメニュー項目から「ツイート」を選択すると、ツイートアクティビティの画面へと移ります。

CSVファイルをダウンロードする前に、必ずツイートを分析したい期間を設定しましょう。
期間は最大90日間を設定することができ、右側の選択欄からは「7日間」や「28日間」を作業日から逆算して選択することも可能です。
日付範囲を選択したら、最後に必ず「更新」のボタンを押すようにしましょう。

【本物】Twittterアナリティクス.png

3. CSVデータをダウンロードする

日付範囲を選択したら、データのダウンロードを行います。ダウンロードされたファイルはCSV形式となります。
なお、データのダウンロードには時間がかかる場合がありますので、通信環境の良い場所で行うことを推奨します。

データエクスポート.png

CSVデータの文字化けを直す方法

ダウンロードしたデータは、そのままExcelで開くと文字化けしてしまいます。
テキストエディタを用いて、エンコーディングを変更するようにしましょう。

初心者でも使いやすいオススメのテキストエディタ19選|ferret [フェレット]

なお、筆者である私はmacユーザーであるため、CotEditorを使用しています。
以下より、CotEditorを利用しての文字化けを治す方法をご紹介します。

その1. CotEditorにてダウンロードしたファイルを開く

Finderで該当ファイルを右クリックし、「このアプリケーションを開く」からCotEditorを選択する。

Finderで「このアプリケーションを開く」.png

その2. CotEditorにてエンコーディングの変更を行う

エンコーディングの初期設定が「Unicode(UTF-8)」になっているため、変更を行います。

エンコーディング1.jpg

エンコーディングを「日本語(Shift-JIS)」に変更します。

エンコーディング2.jpg

エンコーディング3.jpg

エンコーディング4.jpg

以上の順にて作業を行うと、Excelファイルで開いた時でも文字化けが無い状態になります。

CSVデータにてチェックすべき20項目の解説

ExcelにてCSVファイルを開くと、ツイートアクティビティのデータが詳細に表示されます。

普段のツイートの質を検証する際には、時間帯や反応の数を確認することで、定量的な振り返りができます。

1つ1つの要素を確認するために、SNS担当者が普段のツイートの効果を検証する上で必要な20項目を順に紹介します。

1. ツイートID

ツイートに紐付いたIDを指します。1ツイートごとに別のIDが割り振られています。

2. ツイートの固定リンク

該当するツイートを表示するためのリンクとなります。

3. ツイート本文

ツイートした文面を表示します。

4. 時間

ツイートをした時間が表示されます。日本時間から9時間前の時刻が表示されているため、分析する際には日本時間に直しておきましょう。

5. インプレッション

ツイートを見たユーザーの数を指します。

6. エンゲージメント

ユーザーがツイート上でクリック操作を行った回数の合計値を指します。これには、以下のようなツイートに対するあらゆるクリックが含まれます。

・リツイート
・返信
・フォロー
・いいね
リンク
・カード
・ハッシュタグ
・埋め込みメディア
・ユーザー名
・プロフィール画像
・ツイートの詳細表示

7. リツイート

ユーザーがツイートをリツイートした回数を指します。この数値には、引用リツイートは含まれません。

8. 返信

ユーザーがツイートに返信した回数を指します。

9. いいね

ユーザーがツイートに返信した回数を指します。

10. ユーザープロフィールクリック

ツイートしたユーザーのプロフィールをクリックした回数を指します。

11. URLクリック数

ユーザーがツイートに付けたURLをクリックした回数を指します。

12. ハッシュタグクリック

ユーザーがツイートに付けたハッシュタグ「#〜の部分」をクリックした回数を指します。

13. 詳細クリック

詳細とは、ツイートをクリックした回数を指します。エンゲージメント項目から「リツイート」「返信」「いいね」「ユーザープロフィールクリック」「URLクリック数」「ハッシュタグクリック」などを除き、純粋にツイートの内容を確認しようとしたクリックを指します。

14. 固定リンクのクリック数

ユーザーがツイートの固定リンクをクリックした回数を指します。これはパソコンでの利用時にのみカウントされます。

15. アプリ表示

アプリケーションを紹介するツイートにおいて、詳細画面に遷移したクリック数を指します。

16. アプリインストール

アプリケーションを紹介するツイートにおいて、インストールまで行われたクリック数を指します。

17. フォローしている

ユーザーが、ツイートから直接フォローした回数を指します。

18. ツイートをメール送信

ユーザーがツイートをメールにて共有した回数を指します。

19. メディアの再生数

画像や動画といったメディアを再生した回数を指します。Twitterでは自動で動画が流れる仕様になっているため、その回数も含まれます。

20. メディアのエンゲージメント

画像や動画といったメディアの画面をクリックした回数を指します。

補足:プロモーションの項目

チェックすべき20項目については、予算を設けずにTwitter運用を行なった際に確認すべきメニューでした。

また、CSVデータの項目には、プロモツイートを分析した項目も存在します。
Twitterをより効率的に運用したい!」という方であれば、Twitter広告の運用を検討するという選択肢もあります。

ferretではTwitter広告を解説した記事もあるため、広告運用を考えている方は確認してみるのも良いでしょう。

参考:
【2016年版】Twitter広告の種類・ポイントを徹底解説|ferret [フェレット]

まとめ

Twitterアナリティクスの管理画面では、ツイートに関するさまざまな情報を収集できます。

しかし、詳細なツイートの分析を行うためには、CSVデータを検証する作業は欠かせません。

CSVデータを分析することにより、ツイートの内容、時間、文字数などを分析し、より定量的な情報をもとにツイート改善を行うことができます。

手順さえ理解すれば誰しもが簡単にできる作業のため、是非とも取り組んでみましょう。