この記事は、2016年1月6日の記事を再編集したものです。

今やWebマーケティングにSNS活用は欠かせません。
近年はFacebook広告やインスタグラム広告に注目が集まっていますが、日本国内で2,000万人近いユーザー数を持つTwitter広告もプロモーションの手段として無視することはできません。

Twitterは2015年11月17日にセルフサービス型の広告提供の開始を発表し、その後も好調に推移しているようで、2015年10月段階で広告売上高は前期から58%増の5億6,900万ドルにのぼっているようです。

ユーザーのつぶやきから、興味関心やユーザー属性が推測しやすいTwitterならではのターゲティング設定が有用なようです。特に若年層向けのサービスを展開している事業者様は、Twitter広告の運用を検討された方が良いでしょう。

今回は、Twitterでどのような広告が出稿できるのかをご紹介します。
  
参考:
Twitterでセルフサービス型広告がスタート!中小企業でも手軽に出稿が可能に - ネットマーケティングレポート|ITproマーケティング
Twitter、広告が好調で予想を上回る増収、赤字幅縮小|ITmedia ニュース  
  

Twitterとは

Twitterは、140文字以内の文章を投稿するだけのシンプルなSNSです。
いつでもどこでも気軽に利用できるため、SNSの中でもリアルタイム性や拡散力が非常に高いといえます。

また、Twitterが公開している情報によると、「60%のフォロワーが、Twitterがきっかけで中小企業から商品を購入」しており、Twitter上でコミュニケーションを図ることがコンバージョンにつながりやすいことがうかがえます。

Twitterユーザーのコンバージョン率の高さから、Twitter広告にも注目が集まっており、Twitter社の2015年第3四半期(7~9月)の決算では、売上が前年同期比で約60%の伸びを見せています。
  
参考:
Twitter、広告が好調で予想を上回る増収、赤字幅縮小|ITmedia ニュース
  

Twitter広告の種類について

プロモアカウントとは

プロモアカウントとは、Twitterアカウントを宣伝するためのものです。

現在フォローされていないユーザーに対して、オススメのユーザー枠に表示される仕組みとなっています。

プロモアカウントはフォロワーの数を一気に増やすことに向いているので、購入、ダウンロード、および登録の数などを増やしたい時には便利な広告手法です。

タイムライン、おすすめユーザー検索結果など、あらゆる場所にこの広告は表示されます。
その際、この広告には「プロモーション」というラベルが付けられ、ほかのツイートと区別されます。
  
参考:
プロモアカウントとは何ですか?|Twitter for Business
  

プロモツイートとは

プロモツイートとはアカウントではなくツイート単体を宣伝することで、既存のフォロワーからのエンゲージメントを刺激できる広告のことです。

「プロモーション」というラベルが付くことを除けば、プロモツイートは通常のツイートと同様です。よって、リツイートやいいね等のアクションも取れます。

それでは、なぜ広告費をかけてプロモツイートを行うかと言いますと、通常のツイートへの追加機能として、自社ビジネスに興味を持ってくれそうなユーザーにもメッセージを届けることができるからです。

それにより、自社サイトへの流入を増やしたり、自社ビジネスの認知度を高めることができます。
  
参考:
プロモツイートとは何ですか? - Twitter for Business
  

プロモトレンドとは

プロモトレンドとは、タイムライン右側に表示されるトレンドの一番上に表示され、キーワードやハッシュタグを表示させることができます。

プロモトレンドをクリックすると、トレンドのハッシュタグやトレンドの用語を含む全てのツイートが表示されます。

タイムリーな話題のキーワードに、このプロモトレンドを使って自社キャンペーンや新商品を紹介できるようなキーワードが入っていると、新規ユーザーの獲得に役立てることができます。
  
参考:
プロモトレンドとは何ですか? - Twitter for Business
  

Twitter広告の6つの種類

Twitter広告は、以下のつの目的に対応したキャンペーンを提供しています。

  1. フォロワー獲得:フォロワーキャンペーン
  2. ホームページへの誘導またはコンバージョン獲得:ウェブサイトキャンペーン・コンバージョンキャンペーン
  3. ツイートのエンゲージメントアップ:ツイートエンゲージメントキャンペーン
  4. アプリのインストールまたは起動:アプリインストール、アプリエンゲージメントキャンペーン
  5. 見込み顧客獲得:リードキャンペーン
  6. 動画再生:プロモビデオ

Twitter広告の内容を見ていきましょう。
  

1. フォロワーキャンペーン

フォロワキャンペーンは、自社アカウントのフォロワーを増加させることを目的としており、ユーザーとの長期的な関係を構築したい場合に有効です。

「プロモアカウントタイムライン」や「おすすめユーザー」の枠など、あらゆる場所に表示されるため、リーチに自社アカウントを表示させることができる広告です。

広告経由でフォロワーを獲得できた時点で課金が発生します。
  

2. Webサイトキャンペーン・コンバージョンキャンペーン

Webサイトクリックキャンペーンは、ターゲティングしたユーザーに対して自社アカウントのツイートを表示させ、ホームページへの誘導、またはコンバージョンすることを目的としたキャンペーンです。

Webサイトキャンペーンとコンバージョンキャンペーンは、課金発生ポイントでわけられいるため(誘導した時点で課金か、コンバージョンした時点で課金か)、目的や状況に合わせて使いわけましょう。
  

3. ツイートエンゲージメントキャンペーン

関連性の高いオーディエンスへのリーチを広げることができます。

自社アカウントの通常ツイートをプロモートすることも、ターゲティングするオーディエンスに対してのみ訴求できるツイートを作成することも可能です。

ターゲティングしたユーザーエンゲージメント(フォローやいいねなどの能動的なアクション)した場合にのみ料金が発生します。

エンゲージメントしなかった場合は、どれだけインプレッションが発生しても無料です。
  

4. アプリインストール、アプリエンゲージメントキャンペーン

Twitterモバイルアプリプロモーションは、モバイルアプリのインストールの促進を目的とした広告です。

アプリ広告ユーザーのタイムラインに表示されることで、モバイルアプリをダウンロード、または起動するようユーザーに働きかけることができます。

新規ユーザーの獲得はもちろん、アプリをインストールしたまま放置しているようなユーザーに再び起動を促すこともできます。

アプリクリックあたりのコスト」 の課金システムを採用しているため、ユーザーをApp StoreまたはGoogle Playに誘導した、またはアプリケーションを直接開いたクリックに対してのみ課金される設定が可能です。
  

5. リードキャンペーン

リードキャンペーンは、自社に興味がありそうなTwitterユーザーのメールアドレスを収集することを目的とした広告です。

自社ツイートにLead Generationカードを設定するだけで、ビジネス活用できるリードを簡単に獲得できるようになります。
  

6. プロモビデオ

「プロモビデオ」は、ユーザーのタイムラインに自社のプロモーションビデオを配信できる広告形式で、自社に関心を持つユーザーに効果的にリーチすることができます。

自動再生機能もあるので、ユーザーが自分のTwitterタイムラインをスクロールしてビデオ画面が表示され始めると同時に、ビデオが自動的に再生されます。

動画はテキストや画像に比べて訴求力が高く、目に止まりやすいので、ブランディングやファン獲得に大きな効果を発揮する可能性が高いでしょう。
  

Twitter広告のターゲティング

言語ターゲティング

初期設定では全ての言語がターゲティングされますが、必要に応じて、特定の言語を話すユーザーをターゲティングできます。

例えば、日本語で作ったキャンペーンをアメリカ、中国、フランス、ドイツに絞って配信を行う場合、その地域に住む日本語を話すユーザーに限定して配信することも可能です。
  

性別ターゲティング

初期設定では全ての性別が対象となっていますが、キャンペーンの内容に応じて、ターゲティングをいずれかの性別に絞り込むことができます。

ユーザーの性別は、プロフィール名を含めた、ユーザーTwitterを利用する際に提供した情報から推測されています。
  

インタレストターゲティング

インタレストターゲティングでは、教育やスポーツなどの25カテゴリーと、350ものサブトピックから選択することができます。ビジネスとの関連性が高いトピックを選ぶことで、効率的に潜在顧客にアプローチすることが可能です。
  
キャンペーンを実施していく中で、各サブインタレストを効果があるものとないものに定期的に選別していき、有効なものだけに絞り込んでいきましょう。

Twitter公式ページ内では、1つのキャンペーンで対象にするサブカテゴリーは、10個以内にするようにと言われています。
  

フォロワーターゲティング

フォロワーターゲティングは自社のフォロワーに配信するのではなく、特定のユーザーを選ぶことで、選んだユーザーのフォロワーに似ている人たちにキャンペーンが表示されます。

よって、Twitter公式ページでは、配信対象の母数が多くなるように、1つのキャンペーンで30件ほどのユーザーをターゲティングすることを推奨しています。なお、選んだユーザーをもとに、どの程度の範囲に広告が配信されるかについてはキャンペーン管理画面で予測値を確認できます。
  

端末ターゲティング

端末ターゲティングは、以下のユーザーが利用している各端末に対して絞り込みをかけて広告を配信することができます。

・OSのバージョン
・端末の種類
・WiFi接続状況
・携帯電話会社
・新しい端末

Twitter公式ページによると、Twitterユーザーの80%以上はモバイル端末からTwitterにアクセスしているそうなので、特にモバイルを意識した端末ターゲティングは有効だと言えます。

さらにモバイルにOSによるセグメンテーションをかけることで、AndroidユーザーとiOSユーザーの反応状況に応じて、柔軟にキャンペーンを使いわけることも可能です。
  

行動ターゲティング

行動ターゲティングは、ユーザーのツイート、いいね、リツイートによって配信ターゲットを決めるわけではありません。Twitterパートナーから情報を得て、ユーザーオンラインやオフラインでの行動をもとに、キャンペーンを適切に表示していきます。

なお、行動ターゲティングは、現在、米国および英国内でキャンペーンを実施する場合に活用できる広告です。
  
参考:
Introducing partner audiences|Twitter公式サイト
  

テイラードオーディエンスターゲティング

自社で保有しているリスト(メールアドレス、Twitterユーザー名、モバイル広告ID)をもとにユーザーをターゲティングする広告です。

例えば、TwitterWebサイトタグTwitter広告から利用できます)を自社Webサイトに埋め込み、自社サイトにアクセスしたユーザーをリスト化して、その対象をもとに自社キャンペーンを表示させることができます。
  

キーワードターゲティング

キーワードターゲティングでは、Twitterで最近ツイートされたり検索された言葉をもとに、キャンペーンにマッチするユーザーをターゲティングします。

広告の配信方法は「検索」と「タイムライン」の2つの方法があります。

使いわけのポイントは、「過去」と「現在」の時間軸で考えてください。Twitterで検索された言葉は、ユーザーが「そのとき」に何に最も興味を持っているかを表しています。一方で、タイムラインのツイートはユーザーが「いま」考えていること、感情、ニーズなどを表しています。
  

地域ターゲティング

地域ターゲティングでは、200を越える市場のユーザーを対象に設定することが可能です。

その単位は国という大きなまとまりだけではなく、都市や州など、さらに細かく地域を設定して広告を配信することができます。日本では、都道府県単位でのターゲティングを行えます。

なお、広い地域(例:日本)とその地域内に含まれる狭い地域(例:東京)を同時に設定すると、広い地域の設定が優先され、広告が配信されることになります。
  

Twitter広告の料金

Twitter広告の料金体系は、オークション形式のシステムに基づいています。

よって、リスティング広告などと同様に、広告の価格はリアルタイムで変動します。

どの時点で課金されるかについては、クリックやリンク先への遷移、フォロワーの獲得など、事前に指定したアクションに対してのみ課金される仕組みとなっています。

最低利用額や最低利用期間に制限はないので、1円からでも出稿することはできます。

また、いつでも出稿を開始・停止でき、課金された分のみを支払う方式です。
  

Twitter広告用語集

アトリビューション期間

クリックからコンバージョン(キャンペーンで最終目的とするアクション)までの期間を指します。

Googleアナリティクスを使われている方であれば、馴染みのある言葉だと思います。

分析を行う際には、この期間のどこに着目するかを決めて分析を行います。
  

アトリビューションモデル

コンバージョン経路上の各タッチポイントに、コンバージョンに対する貢献度を割り振って考えるモデルです。

コンバージョンにつながる最初のクリックに、コンバージョン値の100%を割り当てたり、逆に最後のクリックに100%を割り当てることも可能です。

この中間として、最初と最後で割り振るなど様々なアトリビューションモデルを設定することができます。
  

顧客獲得あたりのコスト(CPA)

1件の新規顧客を獲得するにあたり、いくら費用を使ったのかを知りたい時に使う指標です。

キャンペーンの合計費用を新規獲得数で割ることで算出できます。
  

コストパークリック(CPC)

1件のクリックを獲得するにあたり、いくら費用を使ったのかを知りたい時に使う指標です。

キャンペーンの合計費用をクリック数の合計で割ることで算出できます。
  

コストパーインストール(CPI)

1件のインストールを獲得するにあたり、いくら費用を使ったのかを知りたい時に使う指標です。

キャンペーンの合計費用をインストール数の合計で割ることで算出できます。
  

エンゲージメント

キャンペーンに対するユーザーの反応を数値化したものです。ユーザーの反応とは、クリック・リツイート・返信・フォロー・いいねを指します。

参考:
エンゲージメントとは?TwitterやFacebookで重要なエンゲージメント率を高めよう|ferret
  

ハッシュタグ

ツイートのキーワードやトピックを強調するために使われる記号です。

この記号を設定しておくことで、ほかのユーザーから自分のツイートを発見してもらいやすくできます。
  

インプレッション

ツイートを見たユーザーの数ですが、Twitter広告を利用した場合のインプレッションは、プロモーションキャンペーンを見たユーザーの数になります。

つまり、オーガニックツイート(有料でない通常のツイート)のインプレッションは含まれません。
  

まとめ

若年層のユーザーのアクティブ率が高いTwitterは、瞬間的な拡散力については非常に優れた効果を発揮します。

Twitterユーザー層と自社のユーザーがマッチするのであれば、広告手段の1つとしてTwitter広告を活用してみてはいかがでしょうか。

参考:
LINE、Facebook、Twitter…5つのメジャーSNSの男女別年代比率の徹底比較! #appape