新規顧客の獲得ブランド認知の拡大など、さまざまな目的で多くの企業がデジタルキャンペーンを行っています。しかし、実際にデジタルキャンペーンを行いたくても、やり方やコツが分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。

そこで、デジタルキャンペーンの概要やメリット、成果を最大化させるポイントなどをまとめました。成功事例も紹介しているので、デジタルキャンペーンにチャレンジしたい方や成果が出なくて困っている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. デジタルキャンペーンとは
  2. デジタルキャンペーンのメリット・デメリット
  3. デジタルキャンペーンを行うための3ステップ
  4. デジタルキャンペーンの成功事例
  5. デジタルキャンペーンの効果最大化を狙おう!

▼デジタルキャンペーンの全てのフェーズで押さえるべきポイントはこちら

デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

キャンペーン企画の「成果」を最大化するために、やるべき3つのポイントをご紹介しています。

デジタルキャンペーンとは

デジタルキャンペーンとは、Web上などで行われるキャンペーンを指します。SNSやWebサイトを通じて顧客を特定のサイトなどに誘導し、購買や契約へと促すためのキャンペーンです。

近年では多く用いられているマーケティング手法のひとつで、インターネットの普及によって広く知れ渡るようになりました。

購買や契約を促すのはもちろん、キャンペーンへの応募や参加によって個人情報(ユーザー情報)を得ることも目的です。

デジタルキャンペーンのメリット・デメリット

デジタルキャンペーンマーケティングにおいて有効な手段のひとつですが、多数のメリットがある一方でデメリットもあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

デジタルキャンペーンのメリット

デジタルキャンペーンのメリットには、以下のようなものがあります。

  • 潜在顧客の個人情報を獲得できる
  • キャンペーンの告知や実施がしやすい
  • 低コストで行える
  • ターゲット層に効果的にアプローチできる
  • 多くのユーザーを取り込みやすい
  • データの分析と改善がしやすい

デジタルキャンペーンはWeb上で行われるため、比較的低コストで実施できるのが大きなメリットです。SNSなどを使えばキャンペーンの告知も手軽にでき、商材に合ったターゲット層に効率よくアプローチができます。潜在顧客を含む多種多様なユーザーを取り込みやすいのも利点と言えるでしょう。

また、デジタルキャンペーンは結果をデータ化できるため、分析や改善がしやすいのもメリットです。効果測定をきちんと行えば、次回以降のデジタルキャンペーン開催に役立てられます。

デジタルキャンペーンのデメリット

一方でデジタルキャンペーンのデメリットには、以下のようなものがあります。

  • 媒体を間違えると効果が半減する
  • WebやSNSに関する知識とスキルが必要になる
  • 商材によっては効果が出にくい

デジタルキャンペーンは手軽に行える一方、使用する媒体を間違えると効果が半減するのがデメリットです。例えばSNSは、各媒体ごとに使用している年齢層や性別が異なります。そのため、商材に合った媒体を上手く活用しなければなりません。

また、デジタルキャンペーンにおいてはWebの知識やスキルが必要不可欠です。ある程度の仕組みを理解できていないと、効率のよいキャンペーンは行えないでしょう。さらに、地域密着型のサービスなど、デジタルキャンペーンには向いていない商材もあります。

デジタルキャンペーンを行うための3ステップ

デジタルキャンペーンのメリットやデメリットを踏まえて、次は実際にデジタルキャンペーン行う時の3ステップを解説します。

企画

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まず最初に行うのは「企画」です。デジタルキャンペーンに限らず、企画を行うことは非常に重要なポイントとなります。企画をする際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 目標と評価指標(KPI)の設定
  • 目的に応じたターゲットの設定
  • ターゲットに最適なインセンティブの設定

最初に目標を明確にしておかなければ、キャンペーンは成功しません。目標はできるだけ細かく立てた方がよいですが、まずは見込み客の獲得・会社のブランディング・購買促進・個人データの収集など大まかな目標を設定し、そこからより具体的な目標に落とし込んでいくのがおすすめです。

評価指標(KPI)はアポイント数・データを収集した人数・販売数など、キャンペーンの結果として見る指標のことです。どの数値を見て効果測定を行うかをあわせて決めておきましょう。

次に、目的に応じたターゲットの設定を行います。年齢・性別・家族構成・地域・年収・興味関心など、商材にあわせたターゲットを設定しましょう。

さらに、ターゲット層に最適なインセンティブの設定も行います。インセンティブには報奨・奨励・刺激などの意味があり、デジタルキャンペーンにおいては参加すると得られる「何か」のことです。何を貰えるキャンペーンならターゲット層が参加してくれるのかを考えながら、インセンティブを設定しましょう。

実行

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しっかりと企画を立てたら、次はいよいよ実行に移ります。実行においては、*キャンペーンのDX化- *が重要なポイントです。

DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、データやデジタル技術を活用しながら優位性を確立することを指します。DX化には以下のようなメリットがあり、デジタルキャンペーンには欠かせません。

  • 応募者利便性の向上
  • 効率化によるコスト削減と安全性の向上
  • 応募データのマーケティング活用

応募する顧客側はもちろんのこと、キャンペーンを行う側にとってもコスト削減や安全性の向上といったメリットがあります。

また、応募データを上手く活用すれば、その後のマーケティングにも役立てられるでしょう。データ収集をスムーズに行うためにも、キャンペーン内に設ける質問は集計しやすいものにするのがおすすめです。答えやすい質問、ほどよい数の設問数にするとより多くの参加者が期待できるでしょう。

振り返り

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キャンペーン終了後は、データの集計と振り返りを行います。最初に設定した目的やKPIに沿って、目標が達成できたかどうかを計測しましょう。

実行の段階でDX化しておけば、すでにデータ化されているため結果の計測やデータ収集が簡単に行えます。

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デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

キャンペーン企画の「成果」を最大化するために、やるべき3つのポイントをご紹介しています。

デジタルキャンペーン成功のポイント

デジタルキャンペーンを行う際は、成功させるポイントを知っておくことで、成果につなげやすくなります。ここでは、デジタルキャンペーンを成功させるポイントを3つ紹介します。

参加したいと思わせるユニークさや確実性を入れる

デジタルキャンペーンにおいては、ターゲット層に「参加したい」と思わせることが非常に重要です。パッと見たときにユニークさやインパクトのあるキャンペーンでなければ、多くのデータは集められません。

例えば、プレゼントが当たるものや、参加することで必ず抽選に挑戦できるようなキャンペーンは人気があります。

参加者が自発的に拡散する仕組みを作る

デジタルキャンペーンは拡散されることでより高い効果が期待できるため、参加者が自発的に拡散してくれる仕組みを作るのもおすすめです。

例えば、キャンペーンの参加条件に「キャンペーンシェア」を組み込めば、参加者が増えれば増えるほど拡散されます。

特にSNSを使って行うデジタルキャンペーンであれば、投稿のシェアリポストなどを参加条件に入れておくと拡散効果が高まるでしょう。また、シェアやリポストをすれば当選確率が上がるようなキャンペーンも人気です。

商材に合ったSNSを上手く活用する

SNSで行うデジタルキャンペーンにおいては、商材に合ったSNSを選定することが非常に重要なポイントになります。若い女性がターゲットの商材ならInstagram、中高年層がターゲットならFacebookといったように、ターゲットに合う媒体を選びましょう。

また、人気のインフルエンサーを起用するのもおすすめです。各SNSで人気のインフルエンサーは、その媒体を使っているユーザーから一定の信頼を得ています。そのため、より高い効果を期待できるでしょう。

デジタルキャンペーンの成功事例

ここでは、実際にデジタルキャンペーンを行っている企業の成功事例を紹介します。BtoBBtoCの両方の事例をそれぞれ見ていきましょう。

顧客との円滑なコミュニケーションに成功「サラヤ株式会社」

洗剤や人工甘味料などが人気のサラヤ株式会社では、顧客への情報配信ツールとしてLINEを取り入れました。過去のキャンペーンに参加していた顧客に対してLINEでメッセージを送り、購買意欲を高めたりサービス利用を促すことに成功しています。

LINEだけでなくメールでの情報配信も行っており、双方を上手く使い分けることで顧客とのコミュニケーションを円滑に行っています。

ネット広告からの流入獲得「株式会社オービックビジネスコンサルタント」

株式会社オービックビジネスコンサルタントは中小企業向けのソフトウェアを扱うメーカーで、デジタルキャンペーンの導入によるネット広告からの流入獲得に成功しています。

資料請求フォームと購入検討フォームを設け、あえて入力項目を増やしてキャンペーンを行っているのが特徴です。「量」ではなく「質」をアピールするため、入り口を狭くして余計なデータが増えない工夫が行われています。

デジタルキャンペーンの効果最大化を狙おう!

デジタルキャンペーンはポイントを押さえて行えば、低コストで大きな効果を見込める魅力的な施策となります。さらに、デジタルキャンペーンを実行する際には、クラウド型のCRMツールなどを用いるのもおすすめです。

以下の資料では、デジタルキャンペーンに便利なツールも紹介されているので、これからデジタルキャンペーンを取り入れたいと考えているマーケターの方は、ぜひ参考にして効果の最大化を狙ってみてください。

▼デジタルキャンペーンの全てのフェーズで押さえるべきポイントはこちら

デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

デジタルキャンペーンで成果を最大化する3つのポイント

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