「この業務、自動化したりシステムを導入したりすればもっと効率良くできるんじゃないかな」と思ったことはありませんか?
ITをうまく活用できれば、業務の効率化やサービスの品質向上につながる効果が期待できます。

今回は優れたIT経営を行った中小企業や組織に贈られる、中小企業IT経営力大賞の受賞事例をご紹介します。中小企業がIT経営するときに参考になる事例なので、自社で取り組めそうな方法がないか確認してみましょう。

中小企業IT経営力大賞とは

経済産業省によると、中小企業IT経営力大賞は下記のように説明されています。

「中小企業IT経営力大賞」とは、経済産業省が関係機関の共催・協力のもとに主催する平成19年度に創設された表彰制度です。
優れたIT経営を実現し、かつ他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となるような中小企業や組織を紹介します。

引用:
経済産業省 中小企業IT経営力大賞ポータル(METI/経済産業省)
(2020年8月28日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)

これからITを活用して経営しようと思っている中小企業のとって参考にできるような企業が表彰されているので、この機会に目を通しておきましょう。

経済産業賞

株式会社北の達人コーポレーション

株式会社_北の達人コーポレーション|トップページ.png
http://www.kitanotatsujin.com/index.php

株式会社北の達人コーポレーションは、健康食品や化粧品を販売するネットショップを運営しています。
受注・出荷業務やサイト製作、システム開発などは社内で運営しており、顧客の傾向を把握して適切なアプローチをするために、顧客を分析できるシステムを自社開発しました。
開発したシステムによって、10年分の顧客データを分析できるようになりました。
また、売上にも大きく影響がありました。平成21年に544百万円だったのに対し、5年後の平成26年には1,677百万円と約3倍に増加しました。

参考:
株式会社北の達人コーポレーション | IT経営事例

芝園開発株式会社

駐輪場と駐車場をプロデュースする専門企業、芝園開発株式会社___Home.png
https://www.sibazono.co.jp/

芝園開発株式会社は、駐車場や駐輪場の管理・運営を行っています。
インターネットを使って駐輪場の稼働状況をチェックできる環境を整え、駐輪場の運営に活用しました。また社内の情報共有を円滑にするために、ウェブデータベースを導入しました。スマートフォンを使えば、社外からでも社内情報にアクセスできる特徴もあります。
ITシステムを導入した2004年から、駐輪場事業の売上は4倍以上に増加しました。

参考:
芝園開発株式会社| IT経営事例

株式会社ネオマルスコーポレーション

株式会社ネオマルス|NEOMARS_CO.__LTD..png
http://www.neomars.co.jp/

株式会社ネオマルスコーポレーションは、工事の依頼から終了するまでの、人材派遣や進捗管理を一貫して行うサービスを提供しています。
工事の進捗状況を管理できるシステムを導入したことで、工事に必要な仕様書や指示書がシステム上で見られるようになりました。その結果、必要な情報を簡単に確認できるようになり、文書を管理するときの負担が軽減しました。
また、業務効率が上がり平成19年から平成23年の間に工事の手配件数が約2.3倍増加しました。

参考:
株式会社ネオマルスコーポレーション | IT経営事例
(2020年8月28日時点でページが存在しないためリンクを削除しました)