自社ホームページに掲載している記事やサービスの数が多くなってくると、ユーザーが求めている情報を見つけづらくなります。ホームページ上部やサイドバーとして設定するナビゲーションを工夫することはもちろん、サイト内検索機能を設置して、情報を見つけやすくする必要があるでしょう。

ですが、自社でプログラマーを雇用していない企業の場合、新しい機能を一から開発して追加するのは難しいかもしれません。
そんな時には、GoogleやYahoo!検索といった検索エンジンが提供しているカスタム検索エンジンを利用するといいでしょう。

今回は、Googleカスタム検索の設定方法を解説します。
Googleカスタム検索は、ホームページ上に掲載されている情報に絞って検索を行えるサービスです。財務省や総務省といった官公庁も利用しており、企業としても使いやすいサービスでしょう。

Googleカスタム検索とは

Googleカスタム検索とは、特定のウェブサイトに掲載されている情報に絞り込んで検索を行えるGoogleのサービスです。

財務省.png
http://www.mof.go.jp/

例えば、財務省ではホームページ上部にGoogleカスタム検索を設定しており、単語を検索すると下記のように財務省のページに絞り込んだ検索結果が表示されます。

Google_Custom_Search.png

Googleカスタム検索の利用方法

Googleカスタム検索は無料で利用できます。
ウェブサイトに検索機能を追加したい方は試してみるのもいいでしょう。

1.Googleアカウントでログインする

カスタム検索エンジン.png
https://cse.google.com/cse/?hl=ja

上記のURLから、Googleカスタム検索のページへアクセスします。
「カスタム検索エンジンの作成」をクリックすると、Googleアカウントへのログインが求められます。

なお、Googleカスタム検索は通常のGoogleアカウントでは利用できません。Googleのサービスパッケージである「G Suite」のアカウントである必要があります。また、管理者から与えられている権限によって、カスタム検索が利用できない場合もあるので注意してください。

参考:
コントロール パネルにアクセスできない|カスタム検索 ヘルプ
[G Suite を使い始める際の基本事項|G Suite 管理者 ヘルプ] (https://support.google.com/a/answer/3035792?hl=ja)

2.検索エンジンの基本設定を行う

ログインすると下記のような設定画面に切り替わります。

カスタム検索2.png

検索を行いたいウェブサイト・言語・検索エンジンの名前を入力しましょう。
この3つを入力し「作成」をクリックすると、検索機能設置用のコードが完成します。

3.コードを取得して、自社ホームページに貼り付ける

カスタム検索2_のコピー.png

上記のように作成完了画面が表示されるので、「コードを取得」をクリックしましょう。

カスタム検索3.png

灰色の枠の中に、ウェブサイトに設置するためのコードが表示されました。
こちらのコードをコピーして、運営しているウェブサイトに挿入しましょう。

ブログ.png
※画像ははてなブログを利用しています。

ウェブサイトにコードを設置すると、上記のように検索ボックスが表示されました。
これで設定は完了です。

作成した検索エンジンをカスタマイズする

検索する対象のウェブサイトを広げたり、検索ボックスのデザインを自社のホームページに合わせたりといったカスタマイズを行いたい方もいるかもしれません。
Googleカスタム検索では、検索設定やデザインの変更だけでなく、広告の配信設定にも対応しています。

Googleカスタム検索の管理ページから「検索エンジンの編集」を選択して、カスタマイズしていきましょう。

基本的な検索設定を変更する

サイドバーから「設定」を選択すると下記のように基本的な検索設定が変更できます。
画像検索や音声検索といった特殊な検索にも対応したい場合は、こちらから編集しましょう。

カスタム検索__3.png

例えば、下記のように検索するサイトと検索結果から除外したいウェブサイトを選択することもできます。

特に自社のサイトだけでなく、ウェブ全体を検索対象にする場合、競合他社のホームページが表示されてしまう可能もあります。そういった可能性を防ぐためにも、検索結果に表示したくないウェブサイトは事前に追加しておきましょう。

カスタム検索4.png

デザインを変更する

カスタム検索エンジン__7.png

検索ボックスや検索結果のデザインを変更するには画面左に設置されたメニューから「デザイン」を選択します。

 【デザインを変更できる部分】
 検索結果の表示レイアウト
検索結果のデザインテーマ
 検索ボックスの枠線の色
検索ボタンの枠線・背景の色
 サムネイル表示のレイアウト
 検索結果に表示されるウェブサイトの文字色 など

自社のホームページのイメージを崩すことのないデザインになるよう調節しましょう。

広告の表示設定を変更する

画面左メニューの「検索機能」から広告の配信に関わる検索結果の表示設定を行えます。

Googleカスタム検索では検索結果Google AdWordsによるリスティング広告が表示されます。競合他社のホームページが表示されてしまう場合があるので注意してください。また、広告配信サービス「Google AdSense」と連動すれば、検索結果に表示される広告から収入を得ることもできます。個人ブログなどであれば、広告機能を利用してみるのもいいでしょう。

設定変更を行うと、新しいコードが発行されます。自社のホームページに挿入したい場合は、古いコードを利用せず、最新の変が反映されたコードを利用しましょう。

まとめ

Googleカスタム検索では、ホームページに掲載されている情報に絞った情報検索を行えます。また、検索結果の表示方法や検索ボックスのデザインも自分で自由に設定できるので、自社のホームページのデザインに合わせて設定できるでしょう。

ただし、教育機関や非営利機関での利用を除き、検索結果広告が表示される点は注意が必要です。
広告の非表示設定が可能だったGoogleカスタム検索の有料版である「Google Site Search」も2017年2月にサービス終了しています。
広告表示が気になるようであれば、広告が表示されない「Yahoo!検索カスタムサーチ」を利用してみるのもいいでしょう。

参考:
Google、企業向け有料カスタム検索サービス「Google Site Search」終了へ |ITmedia NEWS
サイト内検索機能を簡単に設置できる!Yahoo!検索カスタムサーチの設定方法を紹介|ferret [フェレット]