ネットショップにおける「追客」とは?

「追客」とは、既に自社ネットショップでの購入経験のあるユーザーに対して、再度購入してもらうための販促方法です。リピーター獲得を目的として、アプローチを行います。

実店舗では、ポイントカードや割引クーポン、アンケート、会員向けDMなどが「追客」になります。ネットショップにおける追客は、プラットフォームが異なるものの、ほぼ実店舗と同様の方法を適用できるのが特徴です。

リピーター獲得を目指す「追客」の方法

1.メールマガジンやSNSでコミュニケーションを取る

購入経験のあるユーザーに対してメールマガジンの送付や、SNSを通してコミュニケーションを取ることで、再度購入を促すことができます。
新入荷の商品情報のお知らせや商品開発の裏話など、自社ネットショップならではの魅力を発信することが大切です。

また、SNSであれば双方向性のやり取りが可能なので、積極的にユーザーとコミュニケーションを取るのも手段の1つです。
その際、未公開情報などに気をつけ、思わぬ炎上が起きないように注意しつつ実施しましょう。

2.クーポンやセールなど割引イベントを実施する

「追客」の施策として、すぐに効果として現れやすいのが「割引」です。値引き待ちのユーザーや、検討段階のユーザーに購入してもらえるキッカケが作れます。
割引の代表的な方法として、クーポン配布やセール開催があります。

購入者や会員登録者限定のクーポンやセールは、ユーザーに対して「特別感」を感じさせられるため、リピーター獲得を目的とした割引イベントとして活用できるでしょう。
ただし、頻繁に割引イベントを開催すると「安売りの店」という印象を与えかねないため、季節や世間的に認知されているイベント(クリスマス・バレンタインなど)に合わせて計画的に実施することが大切です。

3.アフターフォローを充実させる

購入者に対してのアフターフォローも追客としての効果があります。例えば、購入後1~2週間経ったユーザーに対して「使用感はいかがですか?」「トラブルはないですか?」といったメールを配信することがアフターフォローです。

また、天然素材を用いた商品や、ハンドクラフト系の商材であれば「メンテナンス方法」をブログやメールマガジンで紹介するのも手段です。購入後に丁寧なフォローを行うことで、「またこのショップで買いたい」と感じさせられるでしょう。

まとめ

ネットショップ運営において「接客」と「追客」は実店舗と同じくらい重視するべきポイントです。
実店舗でユーザーに対して商品の提案を行うように、商品ページでは「特徴」や「スタッフのオススメポイント」などを紹介できます。
ほかにも、カスタマーサポートを充実させることで、ユーザーが安心して購入できる導線を作れます。

また、「追客」では、メールマガジンでクーポンを配布したりSNSで双方向性のコミュニケーションを取ることでリピーター獲得につながるでしょう。集客はできたものの売上に繋がらず伸び悩んでいるという方であれば、ぜひ上記の手法を試してみてはいかがでしょうか。