facebookが2015年に行った調査によると、動画広告は1秒しか見られていなくても、広告想起、ブランド認知、購買意向に影響を与えることがわかりました。
動きと音声を含んだ動画広告は、ユーザーに提供できる情報量が多いだけでなく、ブランドのストーリーを表現できるメリットがあるでしょう。

今回は、4つの事例から学ぶ、facebookの動画広告のポイントを紹介します。
2016年第三四半期の決算報告ではザッカーバーグCEOが、企業戦略の中で「動画ファースト」を掲げるなど、facebookにとって「動画」は注力している存在でもあります。
「動画広告に興味はあるけど、どんな広告が成功するのかわからない」という方は、紹介数事例を参考にしてみましょう。

参考:
Facebook、売上高が初の70億ドル超え モバイルのみからのMAUが10億人超 |ITmedia NEWS

Facebook動画広告が新機能でより効果的に | Facebook for Business

動画広告のブランドリフト効果が明らかに | Facebook for Business

facebook動画広告とは

facebookでは動画を利用して広告を配信できます。
ニュースフィード上に配信され、ブランドの認知度を高めたり、商品やサービスの紹介を行ったりといった運用が可能です。

容量が1.75 GB未満であれば、再生時間45分までの動画を使うことができるので、多くの情報を伝えられます。

参考:
動画を使用した広告 | Facebookヘルプセンター

Facebookの動画再生広告のしくみ | Facebook Business

事例から学ぶ!facebook動画広告運用4つのポイント

facebook動画広告は再生時間の長い動画でも配信できます。そのため、動画に何を盛り込めばいいのかわからなくなってしまう方もいるでしょう。
では、高い成果を生んだ動画広告は、どういった工夫を行っているのでしょうか。4つの事例から運用のポイントを解説します。

参考:
Facebook動画広告のベストプラクティス | Facebook for Business

1.スマートフォン向けを意識した動画を配信する|トヨタ自動車

Facebook広告成功事例__トヨタ自動車___Facebook_Business.png
https://www.facebook.com/business/success/toyota-motor-corporation

トヨタ自動車では、新型車ルーミーとタンクの認知度向上のためにfacebook動画広告を配信しました。

テレビCM向けの動画だけでなく、スマートフォンでも見やすいよう縦横比を正方形にし、音声がなくても内容がわかるよう工夫した動画も同時に配信しました。

結果として、テレビCM向けの動画よりもスマートフォン向けの動画の方が広告の認知度は3.5倍以上、再生率は2倍という結果になりました。

日本国内でfacebookを利用する人のうち92%がスマートフォンを使って閲覧しており、広告においてもスマートフォンから見やすいかという視点が重要になります。
そのため屋外でも見やすいよう字幕をつけたり、スマートフォンの縦長の画面に合わせた動画を作成したりといった工夫を行うとより高い効果が得られるでしょう。

参考:
Facebookの国内アクティブユーザーは2500万人、92%がモバイル利用——10代ユーザーの割合は少ない? | TechCrunch Japan

2.冒頭の数秒でユーザーを惹きつける|Kleenex®(クリネックス)

ティッシュペーパーの「Kleenex」では、小学校の用務員を主人公としたドキュメンタリー仕立ての広告を配信しました。
冒頭に動画のあらすじが挿入されており、7秒後にブランドのロゴが表示されることで、いち早くユーザーの気を引くことを目指しています。

facebookのブランドリフト調査調査において、広告をみたことがないグループと広告をみたグループでは、購買したいと思うと答えた人が3ポイント上昇するという成果をあげました。平均動画再生時間は23秒となっています。

参考:
Facebookブランドリフトの測定法ガイド |Adgo

ブランドリフト調査の結果を理解する|Facebookヘルプセンター

Facebook動画広告が新機能でより効果的に | Facebook for Business

3.他のチャネルでは届かないターゲットに絞って配信する|資生堂MAQuillAGE

資生堂MAQuillAGE___Facebook_for_Business.png
https://www.facebook.com/business/success/shiseido

資生堂のブランド「MAQuillAGE(マキアージュ)」では、エッセンスジェルルージュの発売キャンペーンとしてテレビCMの内容をfacebook及びインスタグラムに配信しました。

テレビを見ていないユーザー層に向けてターゲットを絞り、配信しています。

テレビCMだけをみたことがグループと、facebook広告もみたグループで比較した結果、ブランドの認知度が3.3ポイント向上しました。

facebook広告は、性別や年齢だけでなく興味や関心に合わせた精度の高いターゲティングを行えるのがメリットです。
テレビや新聞、ラジオなどの他の広告媒体ではアプローチできない層に絞って配信を行うことで、より多くの消費者へ自社の情報を伝えることができるでしょう。

4.広告で表現するストーリーを重視する|Gatorade(ゲータレード)

クリエイティブハブ.png
https://www.facebook.com/ads/creativehub/gallery/202014563554878/

清涼飲料の「Gatorade(ゲータレード)」では、過去にテレビで放送した「Be Like Mike (マイケルのようになろう)」というCMをfacebook上で再度配信しました。

CMで取り上げているマイケルジョーダンの功績を知らない若い世代に向けて、現在活躍しているバスケットボール選手を起用した導入動画も加えています。

「視聴完了率を上げるためには再生時間の短い動画にした方がいいのではないか」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、ストーリー性が高い動画の場合、再生時間の長さはあまり関係ありません。

実際、Googleが実施した「Honey Maid」というブランドのCM調査では、15秒版よりも30秒版の方が30%以上高い視聴完了率を実現しています。
動画の再生時間だけでなく、自社のブランドを表現できるストーリーになっているのかが重要でしょう。

参考:
視聴完了率が高いのは短尺or長尺? 動画広告尺の比較実験で明らかとなった意外な結果とは【Googleレポート】 | movieTIMES ムービータイムス

まとめ

facebookの動画広告は、ブランドの認知度を向上させたり、商品やサービスの機能性を説明したりといった目的で用いられてきました。
動きや音声、テキストなど多くの情報を含んだ動画はブランドのストーリーを表現するのに最適でしょう。

今回紹介した事例の他にも、facebookでは広告の成功事例を提供しています。
動画広告だけでなく他の広告も気になるという方は参考にしてみましょう。

参考:
Facebook広告の成功事例 | Facebook Business