昨年は新進気鋭ベンチャーの上場が相次ぎました。
フリークアウトやクラウドワークスなど、設立2、3年で上場する企業も多く、大型資金調達や買収案件も相次ぎ、ネットベンチャーの勢いを感じさせます。

参考

<上場続出>過熱するIT・ネット系ベンチャーへの高い期待に警戒感も

ネット界隈の勢いは今年も更に加速するようで、2015年にも複数の企業が上場予定なのではないかと目されています。

今回は、2015年に上場すると予想されるIT企業を8社ご紹介します。
グロービス・キャピタル・パートナーズやジャフコなどのベンチャーキャピタルからの出資を受けているかどうか、業績は好調か、前評判はあるか、などを元にまとめました。
全てが必ずしも上場するという保証はありませんが、注目の企業であるというのは確実です。

今、ネット界隈で特に勢いがあるのはどの業種か、確かめてみてはいかがでしょうか。

1. LINE株式会社

LINE
http://linecorp.com/ja/

メッセージアプリ「LINE」を始め、タクシー配送サービス「LINE TAXI」、Web決済サービス「LINE pay」など、幅広いWebサービスを展開するLINE株式会社は、昨年上場予定でしたが一旦延期しています。
昨年上場を延期後、いつ上場するかは未定と公表していますが、今年、東証一部に上場するのではないかと予想されています。

2. Sansan株式会社

 Sansan
http://jp.corp-sansan.com/

クラウド名刺管理サービス「Sansan」や無料の名刺管理アプリ「eight」を提供するSansan株式会社は、昨年総額14.6億円の大型資金調達を行いました。
「Sansan」の利用者数は2,000社を越え、「eight」の利用者数は50万人を突破しています。ここ数年、上場するのではないかという見方が強まっていますが、いよいよ今年いくのではないかと噂されています。

3. 株式会社Gunosy

 Gunosy
http://gunosy.co.jp/

キュレーションアプリ「Gunosy」を提供している株式会社Gunosyは、2014年にKDDIら複数社から2度に渡って資金調達を行い、計24億円の投資を受けました。
LINEに次いで勢いのあるITベンチャーとして、2015年上場するのではないかという見方が強まっています。
資金調達のほとんどをテレビCMなどの広告費に投入し、昨年は赤字決算となりましたが、アプリは700万ダウンロードを突破し(2015年2月26日現在)、2月からはネイティブ広告に加えて動画広告の提供も開始し、マネタイズの土壌を着々と築いてるようです。

4. ランサーズ株式会社

 ランサーズ
http://www.lancers.co.jp/

クラウドソーシングサービス「Lancers」を運営しているランサーズ株式会社は、会員登録数、売上ともに業界では国内最大規模を誇ります。
クラウドソーシングサービスはここ数年で急速に普及し、新たな雇用形態の1つとして認知されてきており、今後も更伸びていくことが予想されます。
その波を受けてか、2014年はクラウドソーシングサービスを提供する株式会社クラウドワークスと株式会社リアルワールドが相次いで上場しました。
業界最大手のランサーズもこの波にのって上場を果たすのではないかと予想されています。